プロ野球も夏場を控えていよいよ充実してまいりましたが、連日、ペナントを争っていますね。
2023年6月28日現在ですが、巨人軍の成績は4位となっています。
せっかくセ・パ交流戦で優勝こそ逃したものの、勝率で1位タイとなり4つの貯金を作りましたが、その後広島に対して連敗を喫するなど、いまいち調子が上がっていませんね。
そんな巨人ですがファンは暖かく応援し続けています。
ここでは巨人にあって実にしぶとい野球をする盗塁のエキスパート、重信慎之介選手について、最新情報を交えながらどんな人なのかを中心に、お伝えしたいと思います。
重信慎之介ってどんな人?
それでは重信慎之介選手のプロフィールを見ていくことにしましょう。

重信 慎之介(しげのぶ しんのすけ)は、1993年4月17日生まれで30歳です。
出身地は千葉県佐倉市、身長は173cm、体重は74kg、右投げ左打ちの外野手で、現在は読売ジャイアンツの選手です。
主な球歴は、佐倉シニア-早稲田実業高校-早稲田大学-読売ジャイアンツ16~ となっています。
球歴について詳しく見ていきましょう。
野球を始めたのは小学3年生の時で、軟式野球からスタートしています。
臼井南中学校では「佐倉シニア」というチームに所属しました。
高校は甲子園の常連でもある、早稲田実業高等学校へ進学しています。
1年の時から三塁手としてレギュラーを努めています。
2年の夏には第92回全国高等学校野球選手権大会に出場、2回戦で中京大中京高校戦で6打数5安打4打点の大活躍を見せました。
続く3回戦では関東第一高校と対戦し、惜しくも敗れましたが、ここでも3安打5打点という活躍を見せました。
3試合合計で打率が0.750、12打数9安打10打点という好成績を残して甲子園を去っています。
3年生になって夏の西東京大会では決勝戦で日大三高と対戦しましたが、惜しくも敗れてしまい、甲子園への道は閉ざされてしまいました。
大学は早稲田大学へ進学しました。
1年の春からリーグ戦に出場、2年春にはそれまでの内野から外野にコンバートされています。
打撃も好調で、3年秋には打率0.404を記録、外野手のベストナインにも選ばれています。

さらに4年の春には、打率0.313を記録、東京六大学野球リーグの優勝に貢献しています。
第64回全日本大学野球選手権大会でも打撃は好調で、打率は0.357を記録しています。
この大会でも優勝しています。
そして4年秋には打率は0.432を記録、首位打者を獲得し、2度目のベストナインに選ばれています。
結局早稲田大学時代には、通算83試合に出場、240打数80安打で打率0.333、39盗塁という素晴らしい成績を残しましたね。
大学での素晴らしい活躍でスカウト陣の注目を集め、2015年10月22日に行われたプロ野球新人選手選択会議(通称ドラフト会議)では、読売ジャイアンツから2位で指名されました。
すんなり巨人の交渉権獲得が決まり、11月22日に巨人と契約金7500万円、年俸は1200万円(いずれも推定)で仮契約を結びました。
背番号は「43」を与えられました。
晴れてプロ野球選手となった重信選手は、2016年のオープン戦で6試合連続安打や走者では好走塁を見せるなど巨人の首脳陣へアピールを行い成功しました。
しかしながらプロの道は決して甘くありません。
1年目の成績は25試合に出場、打率0.190、2打点、5盗塁という残念な成績となってしまいました。
2017年は主に代走として出場しました。

今まで鈴木尚広選手が、代走の切り札として活躍をしていましたが、引退が決まり、その後釜として重信選手に出場機会が増える結果になりました。
前年の約3倍である74試合に出場、巨人内でも坂本選手に次ぐ2位の10盗塁を決めています。
2018年にはより強い打球を打てるようにと、今までより体重を6kg増やしました。
春季キャンプでは臨時コーチとして松井秀喜さんが指導してくれましたが、目立った選手として岡本和真選手と共に、重信選手も名前を挙げられています。
その効果が早速現れました。
1番打者で坂本選手の代わりに出ていた際、中日戦であの松坂大輔投手から、右越えにプロ初となるホームランを放っています。

きっとこの時は心の中で、松井さんにお礼を述べたのではないかと思いますね。
結局この年はキャリアハイである成績を残しましたね。
打率は0.281、47安打、2本塁打、13打点の見事な成績です。
2019年には広島カープからFAで丸佳浩選手が巨人に入団、それにより、重信選手の出番が減りました。
しかし終わってみれば自己最多の106試合に出場、打率は0.266、2本塁打、16打点、14盗塁を記録しています。
特に印象的な試合は、7月23日のヤクルト戦(京セラドーム大阪)では、自身初となるサヨナラヒットを放ちました。
2020年は開幕を一軍で迎えました。
しかしながら前年に比べて出場機会が現象、60試合にとどまってしまいました。
成績もダウンし、打率は0.256、1本塁打、6打点、5盗塁という成績に終わっています。
そして今季2023年はさらに巨人にとって大きな変化がありました。
初めて実施された「現役ドラフト」で楽天からオコエ瑠偉選手が加入しました。
また、広島からは長野久義選手が復帰、ドラフトでは即戦力として萩尾匡也選手が入団しましたね。
結局春季キャンプは二軍で迎えることとなりました。
WBCでは松原聖弥選手とともにサポートメンバーとして帯同することが決まりました。
その後開幕を迎え、開幕一軍入りを果たすと、代走や守備要員として6試合に出場、外野すべての守備に就きましたが、打席に立ったのは丸選手が足に違和感を覚えて途中交代をした、佐賀で行われた4月19日のDeNA戦の2打席のみでした。

残念なことにその2打席はいずれも三振に終わっています。
なるべく試合の感覚を身に着けるため、イースタンリーグの試合に出たり、ナイターがある一軍の試合前の打撃練習に参加するなど、一生懸命に打撃向上を目指しました。
しかし悲劇が起こります。
4月22日の午前中にジャイアンツ球場での二軍シート打撃中に、頭部に死球を受けてしまったのです。
打者にとって頭部への死球はへたをすると選手生命にもかかわるほどの一大事です。
一軍登録をされたにもかかわらず、登録を抹消されてしまいました。
しかしそれでも腐ることなく重信選手は練習に明け暮れています。
印象的な試合としては、6月3日に東京ドームで行われたセ・パ交流戦対日本ハム戦では、重信選手が延長10回裏に代打で登場、見事にレフト前にヒットを放ちました。
次の打席には4番の岡本和真が入りました。
その初球に岡本選手がレフトへ二塁打を放ちましたが、一塁走者の重信選手がダッシュよく走塁を決め、本塁まで素晴らしい走塁を行い生還したのです。
サヨナラ勝利に沸く東京ドームでは、殊勲打者の岡本選手がお立ち台に上がり、サヨナラ二塁打の話が出た際、「シゲさんがよく走ってくれました。シゲさんのおかげです。」と感想を述べましたね。

私もこの試合を見ていましたが、とにかく重信選手の足の速さには驚きを感じましたね。
打った瞬間の出足の速さと、二塁ベースを躊躇なく思いっきり速く走る姿は、思わず「やったー!」と大きな声を出してしまうほどでした。
あっという間に一塁からホームまで駆け込んできた、そんな感じでした。
その姿を見ていて感動を覚えたのが、今も目に鮮やかに残っています。
とにかく足が速いっていうことですね。
巨人には増田大輝という走りのスペシャリストがいますが、重信選手の走塁の速さは決して尊色ありません。
実際に比べて走ることはありませんが、おそらく同じか途中の速さでは重信選手に分があるのではないか、と思っています。
重信慎之介の登場曲は?
東京ドームで重信選手が打席に入る際、流れる登場曲がありますがご紹介しましょう。

全部で4曲ありますが、①「Unstoppable」(Sia) ②「We Will Rock You」(Queen) ③「Can’t take my eyes off of you」(Tommy february6)④ 昇進者[Shoshinmono](TENSONG) 以上4曲が登場曲となっています。
これが重信選手の打席の前に流れてくるわけですから、まさにかっこいいですね!
2023年シーズンへの目標?
今季の目標ですが、「ボーダーを超えろ」だそうです。
好きな言葉や座右の銘は?
「散る桜、残る桜も散る桜」だそうですが、深い言葉ですね!
幼いころのあだ名は?
「シゲ」と呼ばれていたそうです。
今、一番欲しいものは?
「ガレージ」との答えが返ってきました。
皆さんご存じのように、重信さんは車が大好きな人として有名ですね。
きっとたくさんの車が入るようなガレージが欲しいのではないでしょうか。
以上、重信選手の人となりをご紹介しました。
重信慎之介はYoutubeが好き?
重信選手ですがYoutubeが好きで自分でも発信しているチャンネルがあります。
「しげガレージ/SHIGE GARAGE」という名前で、2022年2月28日から始めているとのことです。
主に自動車についての話題と、DIYのテーマだそうです。
登録者もかなり多く4万6千800人いるそうですから、結構人気ですね。
総再生回数も多く、6、180、599回(2023年6月23日時点)とのことですから、すごい回数ですね。
もう一つ別のチャンネルも発信中だそうです。
「SHIGE WARKS 【2nd】」で2022年7月4日にスタートしたそうです。
こちらも自動車とDIYについての情報を発信中で、登録者数は3640人、総再生回数は198、591回(2023年6月23日時点)で、こちらも徐々に増えてきているようですね。
素晴らしい趣味だと思います。
重信慎之介の50m走は何秒?
50mを5.7秒で走ることができるとのことです。
まさに俊足ですね!
盗塁の際はほとんどヘッドスライディングをしますが、ケガを防ぐため鍋つかみのような手袋(走塁ガード手袋)を左手に装着しています。

実に素晴らしい心がけだと思います。
さあ、いよいよプロ野球も暑い真夏を迎える季節となりました。
今は選手層があまり厚くなく、ケガをして離脱中の選手もいますので、お互いにケガには十分注意をして欲しいと思っています。
最後まで決してあきらめないで、何とか首位のチームを追いかけて逆転優勝を狙ってほしいと思います。
セ・リーグ優勝はもちろんのこと、日本一奪還へ向かって突き進め! 重信慎之介の足に、打撃にこれからも大いに注目していこう!
優勝目指して最後まで、粘れ、頑張れ、重信! ファイトだ、シゲ!
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