東京五輪・パラリンピックの開催まで残り少なくなってきましたが、心配なことは新型コロナウイルスの感染拡大が収まるかどうかという点ですね。
その大会組織委員会で新たに12名の新理事が誕生しました。
今回はすべてが女性ということで話題になっています。
ここからは新理事となった人で、大日方邦子さんを取り上げ、どんな経歴の持ち主なのかを見ていきたいと思います。
期待されていることはどんなことなのかを合わせて見ていきたいと思います。
最後までご覧いただければ幸いです。
大日方邦子さんは結婚しているの?

それでは早速この話題からお伝えしていきたいと思います。
大日方邦子さんですが、調べて見ましたら、2001年(平成13年)に結婚されています。
お相手は出版編集のお仕事をされているそうです。
結婚式は挙げたそうですが入籍をされていないとのことです。
大日方邦子さんのプロフィールと経歴は?

それではここで改めて大日方邦子さんのプロフィールと経歴を見ていきましょう。
大日方邦子(おびなた くにこ)は、1972年(昭和47年)4月16日生まれで48歳です。
東京都の出身で元チェアスキーの選手として活躍をしました。
神奈川県立柏陽高等学校から中央大学法学部へ進学、卒業後はNHKの教育番組でディレクターを務めた後、現在は電通パブリックリレーションズに勤務しています。
3歳の時に交通事故に遭ってしまい、右足を切断、左足も重い障害を受けてしまいました。
運動が大好きなので最初は水泳をしていましたが、高校2年生の時にチェアスキーに惹かれ、以後各大会などにも出るようになったそうです。
冬季オリンピックには5大会連続で出場を果たしていますが、実に素晴らしいことだと思います。
ここでその各大会での成績を見ていきましょう。
1994年(平成6年)のリレハンメルパラリンピックでは、滑降で5位に入賞しましたが、スーパー大回転、大回転、回転では途中棄権となりました。
1998年(平成10年)の長野パラリンピックでは地元開催ということもあって頑張り、滑降では見事に1位となり金メダルを獲得しました。
これは日本人では初の冬季パラリンピックでの金メダルとなっています。

スーパー大回転では2位に入り銀メダル、大回転では3位に入り銅メダル、回転では4位に入賞しています。
2002年(平成14年)のソルトレイクシティパラリンピックでは、滑降では途中棄権になり、スーパー大回転では7位に入り、大回転と回転では共に3位に入り銅メダルを獲得しました。
2006年(平成18年)のトリノパラリンピックでは、滑降では2位に入り銀メダル、スーパー大回転でも2位に入り同じく銀メダル、大回転では見事に1位で金メダルを獲得しましたが、回転では途中棄権となりました。
2010年(平成22年)のバンクーバーパラリンピックでは、滑降、スーパー大回転、スーパー複合共に途中棄権、大回転と回転では共に3位に入り銅メダルを獲得しています。

選手としてはこのバンクーバーパラリンピックが最後となりましたが、ここまでの大活躍はいつまでも私たち日本の国民にとっては、忘れることなくいつまでも胸に残ることだと思います。
そして2010年9月2日に日本代表引退を決意しています。
本当にお疲れさまでした。
その頑張り具合は記憶に留まることでしょう。
そして2017年(平成29年)の平昌パラリンピックでは、選手団長に任命されました。

以上、ここまでは大日方邦子さんの素晴らしい経歴をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
多くのスポーツファンや国民に感動と勇気をもらった気がしますね。
現在は日本パラリンピック委員会運営委員、日本パラリアンズ協会副会長、さらにはスポーツ庁オリンピックとパラリンピック教育に関する有識者会議の委員として活躍中です。
そして今般、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の新理事に就任したことになります。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の新理事に就任!

森元会長の辞任という大きな出来事から、新会長に選出された橋本聖子さんの女性理事を増やすという英断で誕生したわけですが、今後の活躍が大いに期待されるところですね。
ここからは東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会に、ついてその歴史を振り返りたいと思います。
2014年(平成26年)3月17日に開催された第2回評議委員会において、「東京2020組織委員会」が、定款で定める理事の数の上限を、35名としました。
この日には会長を含めて34名の就任が決定、これまでに数人の変更がありました。
そして2021年3月3日の評議委員会では、理事人数についての定款変更を行い、上限を45名に変更しました。
それによって女性のみ12名の新しい理事を選任しました。
これは森前会長から変わった橋本聖子新会長の考えで、理事会の女性比率40%以上とする目標が達成されたことになります。

正確に言いますと20.6%から42.2%に変わったことになります。
IOCの規則によって開催都市を抱える国のIOC委員と国内オリンピック委員会・パラリンピック委員会から、オリンピック組織委員会の理事に加わることが規定されています。
なお、理事に就任の東京都政関係者は、現在OBを含めて5名で、競技の計画や運営の主体に関わっているとのことです。
理事会の構成メンバーを見ますと、当然ながら競技経験者や実業家、政治家ではやはり自民党出身者が多いようです。
各部門においてはこの理事を中心にして多くのメンバーが入って協力しています。
その中でも「アスリート委員会」は特に注目されていますので、ここでメンバーをご紹介しますね。
2017年2月21日現在のメンバーです。
・委員長 高橋尚子(陸上競技)

・副委員長 河合純一(水泳)

・委員は以下の通りです。(五十音順)
・穴井隆将(柔道)
・池田信太郎(バドミントン)
・上山容弘(体操)
・及川晋平(車椅子バスケット)
・大畑大介(ラグビー)

・小宮正江(ゴールボール)
・斎藤里香(重量挙げ)
・菅原智恵子(フェンシング)
・杉山愛(テニス)

・関根明子(トライアスロン)
・高倉麻子(サッカー)
・田口亜希(射撃)
・土田和歌子(陸上競技)
・萩原智子(水泳)

・萩原美樹子(バスケット)
・廣瀬隆喜(ボッチャ)
・不老安正(クレー射撃)
・松永共広(レスリング)
・三浦恵子(ホッケー)
以上のメンバーで構成されています。
それぞれの分野で活躍をされてきた元アスリートの皆さんが揃っている気がしますね。
さあいよいよ東京五輪・パラリンピック大会が間近に迫ってきましたが、開催されるのかそれとも中止になってしまうのか、気がかりなところです。
いずれにしても久しぶりの地元開催ですので、ぜひ中止にならず開催して欲しいと思っています。
どうなるかはこれから残された期間の新型コロナウイルス感染次第です。
何と言っても国民の健康が第一ですから、私たち国民はこれからも感染しないよう十分注意をして過ごしていきたいですね。
そして晴れて開催された時は、皆さんで選手に大きな声援を心の中で送ろうではありませんか。
コメントを残す