岩隈久志の現在は?今季で引退って本当?成績の推移は?【プロ野球】




あなたは岩隈久志という選手についてご存知でしょうか。

日本とアメリカ両国で、長い間野球に取り組み数多くの素晴らしい記録を打ち立ててきた、素晴らしい投手です。

どんなに活躍をしてきた選手であっても、いつの日にか引退せざるを得ない日がやってってきます。

ここからは、今季限りで引退することを表明した、岩隈久志選手にスポットを当てて、どんな選手なのかを見ていきたいと思います。

素晴らしいこれまでの活躍ぶりを、最後までじっくりとご覧いただければ幸いです。

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岩隈久志の現在は、今季で引退って本当?

 

 

それでは最近の岩隈久志選手の動向についてお伝えしたいと思います。

すでにご存知の通り現在は読売ジャイアンツの2軍に所属しています。

なかなか1軍での出場機会が得られず、ついに今季限りで引退することを表明しました。

残念ながら一度も一軍のマウンドに立てないまま、今季終了後に引退することになりました。

岩隈久志選手とはどんな選手だったのか、ここで振り返ってみたいと思います。

最初にプロフィールと経歴を見て行きましょう。

岩隈久志(いわくま ひさし)は、1981年(昭和56年)4月12日生まれで39歳です。

東京都東大和市の出身で、身長は190cm、体重は95kgで現役のプロ野球選手です。

右投右打の投手で現在は読売ジャイアンツに所属しています。

野球を始めたのは小学1年生の時でした。

小さなときは西武ライオンズファンで、よく西武ライオンズ球場に通っていたそうです。

高校は東京にある堀越学園高等学校に進学しました。

 

 

高校生時代には残念ながら甲子園大会に出ることはできませんでした。

1999年のプロ野球ドラフト会議で、大阪近鉄バファローズから5位で指名され入団しています。

簡単に経歴をお伝えしますと、2000年から2004年までは大阪近鉄バファローズに在籍、2005年には球団名がオリックス・バファローズに変更されました。

 

 

その後2005年に東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍、2011年まで在籍しました。

2012年にMLBのシアトルマリナーズに移籍、2017年まで在籍しました。

そして2019年にNPBに戻り、読売ジャイアンツに入団し現在に至っています。

大阪近鉄バファローズ時代の2003年には、チームで最多の15勝を挙げ最多完投と最多無四球を記録する活躍を見せています。

2004年にはつい最近まで日本記録であった開幕12連勝を達成しました。

このシーズンは15勝2敗という素晴らしい成績を残しました。

投手部門で最多勝と最優秀投手の2冠を達成しています。

東北楽天ゴールデンイーグルスには金銭トレードで移籍をしています。

その楽天時代は2008年に21勝を挙げています。

 

 

最多勝、最優秀防御率、最高勝率投手部門三冠を達成しました。

このシーズンでは楽天は5位に終わってしまいましたが、オフに行われた表彰式では

沢村賞、最優秀選手賞、ベストナイン、最優秀バッテリー賞などの投手関連の賞を独占しています。

Bクラスのチームから最優秀選手が選ばれたのは、1988年の門田博光選手以来の快挙となりました。

2009年には3月に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表メンバーに選出されています。

この大会では松坂大輔投手やダルビッシュ有投手と共に先発の三本柱として任されました。

結局この大会では全出場投手では最多となる20回の登板で、3失点、防御率は1.35の好成績でした。

1勝1敗の成績でしたが、優秀選手賞を獲得しています。

このシーズンでは楽天は2位になりました。

岩隈投手は13勝を挙げています。

2010年は10勝9敗の成績、防御率は2.82の好成績を挙げています。

そしてシーズンオフにはポスティングによるメジャーへの移籍を表明し、楽天から容認されました。

しかし相手チームとの交渉が難航したため残留を決めています。

2011年は怪我に泣かされた年になりました。

結局このシーズンは6勝7敗に終わり負け越してしまいました。

シーズンオフには海外FA権を行使し、MLBへの移籍を目指すと表明しています。

そして2012年、あこがれのメジャーリーガーとして、シアトルマリナーズに入団が決まりました。

当時マリナーズにはイチロー選手川崎宗則選手も在籍していました。

 

 

このメジャー1年目では16試合に登板、8勝4敗、防御率は2.65の好成績を残しました。

この防御率は球団新人記録となっています。

2013年には14勝、防御率も2.66の好成績を残しました。

 

 

2014年は15勝の成績を残しています。

2015年には8月12日のボルチモア・オリオールズ戦で3四球7奪三振でMLBでは自身初の完投、初完封となるノーヒットノーランを記録しました。

 

 

これは野茂茂雄選手が達成した2001年以来、2人目の大記録になりました。

実に素晴らしいことですね。

その後も活躍を見せてくれましたが、2018年にはついにマリナーズを去ることになりました。

そして再び日本に戻ることになった岩隈投手は、2018年12月6日に読売ジャイアンツと契約を結びました。

背番号は「21」を受けています。

 

 

残念ながらその後再び1軍のマウンドに戻ることなく時は流れ、2020年10月19日、読売ジャイアンツは岩隈久志の今季限りでの引退を発表しました。

残念なことでしたが岩隈投手は、原監督に感謝をしているとの報道がありましたね。

試合には出られませんでしたが、巨人軍若手の投手たちへの指導などは、自ら買って出たのではないかと思います。

 

 

現在若い投手たちがハツラツと投げている姿を目にしますが、きっと岩隈投手から多くの技術や精神面でも教えてもらったのではないでしょうか。

現在、優勝マジックが一けた台まで迫っています。

このままいけばもうすぐセリーグの2連覇が達成すると思います。

今季は昨年の日本シリーズ4連敗という悔しさを、晴らすべく戦ってきました。

おそらく全選手が同じ思いでここまで戦ってきたものと思います。

優勝の胴上げの輪の中に岩隈投手の姿をぜひ見たいと思っています。

岩隈久志の成績は?

それでは最後にここまでの岩隈久志投手の年度別成績を見ていきたいと思います。

尚、数字の太字はリーグ最多を示しています。

近鉄時代の成績

 

 

2001年 登板9 先発8 完投1 完封1 4勝2敗 勝率0.667 打者192 投球回43.2 被安打46 被本塁打3 与四球13 奪三振25 失点28 自責点22 防御率4.53

2002年 登板23 先発23 完投2 完封0 8勝7敗 勝率0.533 打者594 投球回141.1 被安打132 被本塁打10 与四球42 奪三振131 失点62 自責点58 防御率3.69

2003年 登板27 先発27 完投11 完封0 15勝10敗 勝率0.600 打者809 投球回195.2 被安打201 被本塁打19 与四球48 奪三振149 失点85 自責点75 防御率3.45

2004年 登板21 先発21 完投7 完封1 15勝2敗 勝率0.882 打者647 投球回158.2 被安打149 被本塁打13 与四球30 奪三振123 失点57 自責点53 防御率3.01

楽天時代の成績

 

 

2005年 登板27 先発27 完投9 完封0 9勝15敗 勝率0.375 打者796 投球回182.1 被安打218 被本塁打19 与四球40 奪三振124 失点113 自責点101 防御率4.99

2006年 登板6 先発6 完投2 完封0 1勝2敗 勝率0.333 打者169 投球回38.2 被安打43 被本塁打4 与四球12 奪三振16 失点18 自責点16 防御率3.72

2007年 登板16 先発16 完投0 完封0 5勝5敗 勝率0.500 打者388 投球回90.0 被安打95 被本塁打6 与四球23 奪三振84 失点47 自責点34 防御率3.40

2008年 登板28 先発28 完投5 完封2 21勝4敗 勝率0.840 打者787 投球回201.2 被安打161 被本塁打3 与四球36 奪三振159 失点48 自責点42 防御率1.87

2009年 登板24 先発24 完投0 完封1 13勝6敗 勝率0.684 打者710 投球回169.0 被安打179 被本塁打15 与四球43 奪三振121 失点62 自責点61 防御率3.25

2010年 登板28 先発28 完投4 完封1 10勝9敗 勝率0.526 打者821 投球回201.0 被安打184 被本塁打11 与四球36 奪三振153 失点68 自責点63 防御率2.82

2011年 登板17 先発17 完投2 完封1 6勝7敗 勝率0.462 打者471 投球回119.0 被安打106 被本塁打6 与四球19 奪三振90 失点34 自責点32 防御率2.42

シアトルマリナーズ時代の成績

 

 

2012年 登板30 先発16 完投0 完封0 9勝5敗2セーブ 勝率0.643 打者519 投球回125.1 被安打117 被本塁打17 与四球43 奪三振101 失点49 自責点44 防御率3.16

2013年 登板33 先発33 完投0 完封0 14勝6敗 勝率0.700 打者866 投球回219.2 被安打179 被本塁打25 与四球42 奪三振185 失点69 自責点65 防御率2.66

2014年 登板28 先発28 完投0 完封0 15勝9敗 勝率0.625 打者709 投球回179.0 被安打167 被本塁打20 与四球21 奪三振154 失点70 自責点70 防御率3.52

2015年 登板20 先発20 完投1 完封1 9勝5敗 勝率0.643 打者516 投球回129.2 被安打117 被本塁打18 与四球21 奪三振111 失点53 自責点51 防御率3.54

2016年 登板33 先発33 完投0 完封0 16勝12敗 勝率0.571 打者836 投球回199.0 被安打218 被本塁打28 与四球46 奪三振147 失点95 自責点91 防御率4.12

2017年 登板6 先発6 完投0 完封0 0勝2敗 勝率0.000 打者128 投球回31.0 被安打27 被本塁打7 与四球46 奪三振16 失点16 自責点15 防御率4.35

NPB通算(11年)成績 登板226 先発225 完投48 完封6 107勝69敗 勝率0.608 打者6384 投球回1541.0 被安打1514 被本塁打109 与四球342 奪三振1175 失点622 自責点557 防御率3.25

NLB通算(6年)成績 登板150 先発136 完投1 完封1 63勝39敗2セーブ 勝率0.618 打者3574 投球回883.2 被安打825 被本塁打115 与四球185 奪三振714 失点352 自責点336 防御率3.42

以上のような成績を残しています。

改めて見てみますと、いかに長い間頑張ってきたかが良く分かりますね。

日本でも11年間、メジャーでも6年間で共に防御率3.253.42の3点台ですから、いかに優れたピッチャーだったか感心してしまいます。

恐らく今後はこのような素晴らしい投手は、なかなか出てこないのではないでしょうか。

今のところ今後の岩隈久志さんの向かう所については分かりませんが、出来れば日本のプロ野球の指導者として、後輩の技術力を高めて欲しいと願っています。

これだけ多くの成績を残し、他の選手からの信頼を得ている人材ですので、ぜひ実現させていただきたいと思います。

長い間本当にお疲れさまでした。

そして私たちプロ野球ファンを楽しませてくれたことに感謝します。

 

 

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