森下暢仁か戸郷翔征か、新人王は誰の手に?最後まで目が離せない、熾烈な新人王の戦いを予想する!【プロ野球】




2020年のプロ野球ですがいよいよラストスパートを迎えて混沌としてきました。

セ・リーグでは圧倒的な強さで巨人が優勝へまっしぐらという感じですが、パ・リーグは依然としてまだまだ分からない状況です。

そんな中個人での賞を争っている二人の選手に注目が集まっているようですね。

一生に一度しかチャンスがないと言われているのが、新人王の獲得です。

セ・リーグでは新人王候補として巨人の戸郷翔征と広島の森下暢仁の両新人投手の争いが、熾烈な戦いとなっています。

最後に笑うのは誰か、ここからは新人王について今後の展開を予想してみたいと思います。

どうぞごゆっくりご覧ください。

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森下暢仁か戸郷翔征か、新人王は誰の手に?

 

 

 

 

それでは改めましてセ・リーグの新人王について見ていきたいと思います。

すでに報道されていますが、現在はこの二人の選手に絞られてきた感じですね。

2020年10月11日現在の森下暢仁と戸郷翔征両投手の成績を見てみましょう。

広島 森下暢仁 登板15 8勝3敗 完投1 完封1 無四球1 勝率0.727 打者400 投球回98.2 被安打86 被本塁打6 与四球29 与死球4 奪三振104 失点28 自責点25 防御率2.28

巨人 戸郷翔征 登板15 8勝5敗 完投0 完封0 無四球0 勝率0.615 打者350 投球回84.2 被安打69 被本塁打10 与四球32 与死球5 奪三振85 失点26 自責点26 防御率2.76

以上のような成績を残しています。

これを両者で比較してみますと、勝利数は二人とも8勝で同じですが、負け数が森下が3で戸郷は5と2つの差があります。

勝率も森下の方が0.727で戸郷は0.615と森下が有利です。

防御率は森下が2.28で戸郷は2.76で森下の方が0.48リードしています。

 

 

数値だけ見ていますと森下選手の方が戸郷選手より優れていることが分かります。

そして森下選手は完投勝利と完封勝利が1つありますが、戸郷選手はありません。

 

 

その点も森下選手が有利となっています。

今現在では森下選手が1歩リードしている気がします。

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新人王の仕組みについて

ここでは新人王という賞についてどのような仕組みになっているのか探ってみたいと思います。

新人王ですが正式な名称は「最優秀新人王」といいます。

定義としては、日本野球機構で選手を表彰するうちの一つとして、その年の最も優秀な新人選手を表彰するものです。

選考の仕組みは?

選ぶ方法ですが、記者の投票で最も多く獲得した選手が受賞することになっています。

更に詳しく説明すると、全国の新聞社、通信、放送各社に所属中であり、5年以上プロ野球を担当している記者が、新人としての選考資格を有する選手の内、1名について名前を記入して投票します。

もしもその年に最優秀新人にふさわしいと思われる選手がいないと思ったら、「該当者なし」との票を投じることもできます。

セ・パ各リーグで最も多くの票を得た選手1人が最優秀新人王に選出されます。

発表についてはNPB AWARDS内の表彰式で行われます。

最優秀新人王の資格は?

最優秀新人賞は以下のすべてを満たすことが条件となっています。

1.海外のプロ野球リーグに参加した経験がないこと。

2.支配下選手に初めて登録されてから5年以内であること。

3.投手では前年までの1軍での登板イニング数が、30イニング以内であること。

4.打者では前年までの1軍での打席数が60打席以内であること。

ただし特例として以下の規定が設けられています。

マイナーリーグなど海外プロリーグに所属したことがある日本人選手でも、ドラフトを経由して入団をした場合、特例として最優秀新人賞の資格を与えらえれることが多くなっています。

これまでに最優秀新人王を獲得した選手は?

ここからは今までに最優秀新人王をどんな選手たちが獲得してきたのか、年代を追って確認していきます。

年度/リーグ名 セ=セントラルリーグ、パ=パシフィックリーグ/選手名(チーム名)/投手の場合は成績で勝-敗-セーブ-ホールド/防御率の順に、打者の場合は打率/本塁打/打点/盗塁の順に示しています。

1950年/セ/大島信雄(松竹ロビンス)/20-4/2.03 パ/荒巻淳(毎日オリオンズ)/26-8/2.06

1951年/セ/松田清(読売ジャイアンツ)/23-3/2.01 パ/蔭山和夫(南海ホークス)/0.315/6/28/42

1952年/セ/佐藤孝夫(国鉄スワローズ)/0.265/14/33/45 パ/中西太(西鉄ライオンズ)/0.281/12/65/18

1953年/セ/権藤正利(大洋松竹ロビンス)/15-12/2.77 パ/豊田泰光(西鉄ライオンズ)/0.281/27/59/25

1954年/セ/広岡達郎(読売ジャイアンツ)/0.314/15/67/9 パ/宅和本司(南海ホークス)/26-9/1.58

1955年/セ/西村一孔(大阪タイガース)/22-17/2.01 パ/榎本喜八(毎日オリオンズ)/0.298/16/67/12

1956年/セ/秋山登(大洋ホエールズ)/25-25/2.39 パ/稲尾和久(西鉄ライオンズ)/21-6/1.06

1957年/セ/藤田元司(読売ジャイアンツ)/17-13/2.48 パ/木村保(南海ホークス)/21-11/2.46

1958年/セ/長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)/0.305/29/92/37 パ/杉浦忠(南海ホークス)/27-12/2.05

1959年/セ/桑田武(大洋ホエールズ)/0.269/31/84/25 パ/張本勲(東映フライヤーズ)/0.275/13/57/10

1960年/セ/堀本律夫(読売ジャイアンツ)/29-18/2.00 パ/該当者なし

1961年/セ/権藤博(中日ドラゴンズ)/35-19/1.70 パ/徳久利明(近鉄バファローズ)/15-24/3.26

1962年/セ/城之内邦雄(読売ジャイアンツ)/24-12/2.21 パ/尾崎行雄(東映フライヤーズ)/20-9/2.42

1963年/セ/該当者なし パ/該当者なし

1964年/セ/高橋重行(大洋ホエールズ)/17-11/2.76 パ/該当者なし

1965年/セ/該当者なし パ/池永正明(西鉄ライオンズ)/20-10/2.27

1966年/セ/堀内恒夫(読売ジャイアンツ)/16-2/1.39 パ/該当者なし

1967年/セ/武上四郎(サンケイアトムズ)/0.299/3/27/5 パ/高橋善正(東映フライヤーズ15-11/2.46

1968年/セ/高田繁(読売ジャイアンツ)/0.301/9/30/23 パ/該当者なし

1969年/セ/田淵幸一(阪神タイガース)/0.226/22/56/1 パ/有藤通世(ロッテオリオンズ)/0.285/21/55/4

1970年/セ/谷沢健一(中日ドラゴンズ)/0.251/11/45/6 パ/佐藤道郎(南海ホークス)/18-6/2.05

1971年/セ/関本四十四(読売ジャイアンツ)/10-11/2.14 パ/皆川康夫(東映フライヤーズ)/11-14/3.44

1972年/セ/安田猛(ヤクルトアトムズ)/7-5/2.08 パ/加藤初(西鉄ライオンズ)/17-16/3.95

1973年/セ/該当者なし パ/新実敏(日拓ホームフライヤーズ)/12-13/3.65

1974年/セ/藤波行雄(中日ドラゴンズ)/0.289/1/15/1 パ/三井雅晴(ロッテオリオンズ)/6-5/3.24

1975年/セ/該当者なし パ/山口高志(阪急ブレーブス)/12-13-1/2.93

1976年/セ/田尾安志(中日ドラゴンズ)/0.277/3/21/0 パ/藤田学(南海ホークス)/11-3-0/1.98

1977年/セ/斉藤明雄(大洋ホエールズ)/8-9-0/4.40 パ/佐藤義則(阪急ブレーブス)/7-3-1/3.85

1978年/セ/角三男(読売ジャイアンツ)/5-7-7/2.87 パ/村上之宏(南海ホークス)/5-8-3/3.61

1979年/セ/藤沢公也(中日ドラゴンズ)/13-5-0/2.82 パ/松沼博久(西武ライオンズ)/16-10-0/4.03

1980年/セ/岡田彰布(阪神タイガース)/0.290/18/54/4 パ/木田勇(日本ハムファイターズ)/22-8-4/2.28

1981年/セ/原辰徳(読売ジャイアンツ)/0.268/22/67/6 パ/石毛宏典(西武ライオンズ)/0.311/21/55/25

1982年/セ/津田恒美(広島東洋カープ)/11-6-0/3.88 パ/大石大二郎(近鉄バファローズ)/0.274/12/41/47

1983年/セ/槙原寛己(読売ジャイアンツ)/12-9-1/3.67 パ/二村忠美(日本ハムズ)/0.282/13/35/6

1984年/セ/小早川毅彦(広島東洋カープ)/0.280/16/59/8 パ/藤田浩雅(阪急ブレーブス)/0.287/22/69/3

1985年/セ/川端順(広島東洋カープ)/11-7-7/2.72 パ/熊野輝光(阪急ブレーブス)/0.295/14/60/13

1986年/セ/長富浩志(広島東洋カープ)/10-2-2/3.04 パ/清原和博(西武ライオンズス)/0.304/31/78/6

1987年/セ/荒井幸雄(ヤクルトスワローズ)/0.301/9/38/2 パ/阿波野秀幸(近鉄バファローズ)/15-12-0/2.88

1988年/セ/立浪和義(中日ドラゴンズ)/0.223/4/18/22 パ/森山良二(西部ライオンズ)/10-9-0/3.46

1989年/セ/笘篠賢治(ヤクルトスワローズ)/0.263/5/27/32 パ/酒井勉(オリックス・ブレーブス)/9-7-9/3.61

1990年/セ/与田剛(中日ドラゴンズ)/4-5-31/3.26 パ/野茂茂雄(近鉄バファローズ)/18-8-0/2.91

1991年/セ/森田幸一(中日ドラゴンズ)/10-3-17/3.03 パ/長谷川滋利(オリックス・ブルーウェーブ)/12-9-1/3.55

1992年/セ/久慈照嘉(阪神タイガース)/0.245/0/21/4 パ/高村祐(近鉄バファローズ)/13-9-0/3.15

1993年/セ/伊藤智久(ヤクルトスワローズ)/7-2-0/0.91 パ/杉山賢人(西部ライオンズ)/7-2-5/2.80

1994年/セ/藪恵市(阪神タイガース)/9-9-0/3.18 パ/渡辺秀一(福岡ダイエーホークス)/8-4-0/3.20

1995年/セ/山内泰幸(広島東洋カープ)/14-10-0/3.03 パ/平井正史(オリックス・ブルーウェーブ)/15-5-27/2.32

1996年/セ/仁志敏久(読売ジャイアンツ)/0.270/7/24/17 パ/金子誠(日本ハムファイターズ)/0.261/4/33/15

1997年/セ/澤崎俊和(広島東洋カープ)/12-8-0/3.74 パ/小坂誠(千葉ロッテマリーンズ)/0.261/1/30/56

1998年/セ/川上憲伸(中日ドラゴンズ)/14-6-0/2.57 パ/小関竜也(西部ライオンズズ)/0.283/3/24/15

1999年/セ/上原浩治(読売ジャイアンツ)/20-4-0/2.09 パ/松坂大輔(西部ライオンズ)/16-5-0/2.60

2000年/セ/金城龍彦(横浜ベイスターズ)/0.346/3/36/8 パ/該当者なし

2001年/セ/赤星憲広(阪神タイガース)/0.292/1/23/39 パ/大久保勝信(オリックス・ブルーウェーブ)/7-5-14/2.68

2002年/セ/石川雅規(ヤクルトスワローズ)/12-9-0/3.33 パ/正田樹(日本ハムファイターズ)/9-11-0/3.45

2003年/セ/木佐貫洋(読売ジャイアンツ)/10-7-0/3.34 パ/和田毅(福岡ダイエーホークス)/14-5-0/3.38

2004年/セ/川島亮(ヤクルトスワローズ)/10-4-0/3.17 パ/三瀬幸司(福岡ダイエーホークス)/4-3-28/3.06

2005年/セ/青木宣親(ヤクルトスワローズ)/0.344/3/28/29 パ/久保康友(千葉ロッテマリーンズ)/10-3-0/3.40

2006年/セ/梵英心(広島東洋カープ)/0.289/8/36/13 パ/八木智哉(北海道日本ハムファイターズ)/12-8-0/2.48

2007年/セ/上園啓史(阪神タイガース)/8-5-0/2.42 パ/田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)/11-7-0/3.82

2008年/セ/山口鉄也(読売ジャイアンツ)/11-2-2-23/2.32 パ/小松聖(オリックス・バファローズ)/15-3-0-3/2.51

2009年/セ/松本哲也(読売ジャイアンツ)/0.293/0/15/16 パ/摂津正(福岡ソフトバンクホークス)/5-2-0-34/1.47

2010年/セ/長野久義(読売ジャイアンツ)/0.288/19/52/12 パ/榊原諒(北海道日本ハムファイターズ)/10-1-0-6/2.63

2011年/セ/沢村拓一(読売ジャイアンツ)/11-11-0-0/2.03 パ/牧田和久(埼玉西武ライオンズ)/5-7-22-1/2.61

2012年/セ/野村祐輔(広島東洋カープ)/9-11-0-0/1.98 パ/益田直也(千葉ロッテマリーンズ)/2-2-1-41/1.67

2013年/セ/小川泰弘(東京ヤクルトスワローズ)/16-4-0-0/2.93 パ/則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)/15-8-0-0/3.34

2014年/セ/大瀬良大地(広島東洋カープ)/10-8-0-0/4.05 パ/石川歩(千葉ロッテマリーンズ)/10-8-0-0/3.43

2015年/セ/山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)/2-4-37-7/1.92 パ/有原航平(北海道日本ハムファイターズ)/8-6-0-0/4.79

2016年/セ/高山俊(阪神タイガース)/0.275/8/65/5 パ/高梨裕稔(北海道日本ハムファイターズ)10-2-0-1/2.38

2017年/セ/京田陽太(中日ドラゴンズ)/0.264/4/36/23 パ/源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)/0.270/3/57/37

2018年/セ/東克樹(横浜DeNAベイスターズ)/11-5-0-0/2.45 パ/田中和基(東北楽天ゴールデンイーグルス)/0.265/18/45/21

2019年/セ/村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)/0.231/36/96/5 パ/高橋礼(福岡ソフトバンクホークス)/12-6-0-0/3.34

以上のような最優秀新人賞の受賞者をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

何といっても70年の歴史がありますので、大勢の新人選手たちの名前が出てきましたね。

今では懐かしい選手たちも多く出てきました。

さあ今季の最優秀新人賞は誰が獲得するのでしょうか。

今からワクワクしてきますね。

期待して発表を待ちたいと思います。

 

 

 

 



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