山崎康晃が不調の理由は?球種と球速は?セーブ王は今年も取れるのか?




2020年度のプロ野球も開幕から50試合ほど経過しましたが、今季は例年と比べて異変が起きているようです。

これまで抑えとして抜群の成績を収めてきた、横浜DeNAベイスターズの山崎康晃が最近は不調となり、抑えを任される場面で打たれてしまうケースが増えているようです。

一体何が起きたのでしょうか?

 

 

あれほど抑えとして安定感があった山崎康晃でしたが、最近は登板した時の表情が、以前と比べて自信なさげな様子がうかがえるようになりました。

ここからはその不調となった理由について探っていきたいと思います。

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山崎康晃が不調の理由は?

ここからは山崎康晃のプロフィールを見ていきたいと思います。

山﨑康晃(やまさき やすあき)は、1992年(平成4年)10月2日生まれで27歳です。

出身地は東京都荒川区で、身長は179㎝、体重は88kgです。

日本のプロ野球選手で横浜DeNAベイスターズに所属している、右投げ右打ちの投手です。

 

 

高校真名門である帝京高等学校で、2年生夏の時には第91回全国高等学校野球選手権大会に出場、3年生時の時には第82回選抜高等学校野球大会に出場、いずれも準々決勝まで進出しています。

帝京高校では1年上に原口文仁、2年上には杉谷拳士と高島祥平がいました。

プロ入りを志望しましたが2010年のプロ野球ドラフト会議では、指名を受けませんでした。

亜細亜大学へ進学後は、1年生の時、東都大学春季リーグ戦で救援投手で登板、最速149km/hのストレートを計測しています。

秋季リーグ戦では中継ぎや抑えでチームが5年ぶりの優勝に貢献しています。

この年から6季連覇の偉業を達成しました。

3年生の時には第44回明治神宮野球大会で見事に優勝を果たしました。

3年生の時から先発に転向しています。

4年生の時には東都大学春季リーグ戦で、すべて完投でリーグ最多の5勝を挙げて、防御率1.94でMVPに選出されています。

これらの活躍で2014年のプロ野球ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズと阪神タイガースから1巡目で指名され、抽選の結果DeNAが交渉権を獲得しました。

交渉の結果、契約金1億5000万円、年俸1500万円でにゅうだんしました。

背番号は「19」を与えられました。

2015年度から中畑清監督からクローザーに任命され、以来、抑えの切り札として大活躍中です。

 

 

以上、簡単ですが山崎康晃選手のプロフィールをご紹介しました。

それでは2020年度のここまでの山崎康晃投手の成績を見てみましょう。(2020年8月17日現在)

21試合 0勝3敗6セーブ 打者91人 被安打24 投球回数19.2 被本塁打2 自責点13 防御率5.95 となっています。

それでは比較する意味で、昨年までの成績を以下にまとめてみます。

2015年 58試合 2勝4敗37セーブ 打者215人 被安打38 投球回数56.1 被本塁打2 自責点12 防御率1.92

2016年 59試合 2勝5敗33セーブ 打者252人 被安打57 投球回数57.2 被本塁打7 自責点23 防御率3.59

2017年 68試合 4勝2敗26セーブ 打者260人 被安打52 投球回数65.2 被本塁打3 自責点12 防御率1.64

2018年 57試合 2勝4敗37セーブ 打者226人 被安打40 投球回数56.1 被本塁打5 自責点17 防御率2.72

2019年 61試合 3勝2敗30セーブ 打者243人 被安打44 投球回数60 被本塁打6 自責点13 防御率1.95

2020年 21試合 0勝3敗6セーブ 打者91人 被安打24 投球回数19.2 被本塁打2 自責点13 防御率5.95

以上です。

単純に比較すると昨年よりも防御率が4.00も上がっています。

抑えの投手というのは、その回まで投げてきた投手の後を引き受けることで、抑えてなんぼということになりますから、当然ながらその責任はかなり重くなるわけです。

防御率がこれだけ上がっていることは、その原因がつかめないと改善できませんね。

ここで面白いデータがありますのでご紹介しますね。

2020年度における山崎康晃投手の「得点圏被打率成績」というものです。

自分のチームがリードしている時の被打率は、0.333ですが、同点の時は0.250です。

リードされている時は被打率は0.000ということで、きっちり抑えていることがよく分かります。

そして「状況別の成績マトリクス」を見てみますと、ランナーなしの時は被打率は0.250でした。

ランナーがそれぞれの塁では0.000と抑えています。

そしてランナーが満塁の時には0.333ということで、しかもその時は本塁打を打たれています。

あくまでこれは数字的なものであることと、データ数が少ないこともありますので、一概に言えることではありませんが、やはり満塁で出てくる時のプレッシャーは相当大きくなっていると思われますね。

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山崎康晃の球種と球速は?

 

 

 

ここからは山崎康晃投手の投げる球種と球速を見ていきたいと思います。

2020年度のデータを元に見ていきます。

球種は5種でツーシーム(50.00%)、ストレート(47.49%)、スラーブ(1.4%)、スライダー(0.56%)、カットボール(0.28%)となっています。

山崎康晃投手は、クロスステップのオーバースローから繰り出す、最速で153km/hのストレート、落ちる落差の大きなツーシームが武器となっています。

今季はすでにご存知の通り、新型コロナウイルス感染という大きな出来事により、開幕が大幅に遅れてしまいました。

もしかすると開幕できないのではないか、とさえ心配されていましたが、何とか約3か月遅れで開幕を迎えました。

しかも無観客が条件となっていましたので、いつもと全く違った雰囲気で開幕したわけです。

自主トレ、そしてキャンプインから開幕まで通年の時には、十分体をほぐしたり、1年間通しての体力作りができましたが、今季に限ってはかなり事前の準備ができませんでした。

その影響かどうかわかりませんが、ここへきて夏の暑さがかなり各選手は答えているのではないでしょうか?

しかもコロナ感染防止対策として、マスクの着用や大声を出すことを禁じられたり、お互いに近寄ったりハグなども禁止されています。

観客も5000人を上限として認められるようになりましたが、これも大声を張り上げたり、鳴り物入りの応援禁止などで、ずいぶん勝手が違うペナントレースが続いている状況です。

調整不足というものが一番大きな影響だと思いますが、今となってはどうにもなりませんね。

今から急に体を鍛えたりすることはできませんし、現実的に無理だと思います。

そんな状況ですから抑えの投手は、これからもっと厳しくなってくる気がします。

暑さも今がピークですし、試合数もかなり後半戦では日程的にも厳しさが増してくるわけで、大変だと思います。

何とか選手はもちろんのこと、投手コーチや監督が一緒になって課題に取り組んでいかなければなりません。

現在横浜DeNAベイスターズは首位の巨人を4ゲーム差で2位に付けています。

まだまだ十分逆転優勝のチャンスはありますので、決して焦ることなく自分の体調をしっかり整えて、万全な体制で試合に臨んでほしいと思っています。

特にベイスターズは横浜球場ということで、雨が大きく影響してきますね。

 

 

投手にとって雨天時は雨でボールが滑ったりする危険性が増してきますので、ドームをフランチャイズとしている球団と比べても、かなり厳しいと思います。

今後はスケジュールが詰まってくるため、かなり大雨でも無理を押して試合に臨まなければならなくなってきそうですね。

大きなハンデを背負うわけですが、何とか山崎康晃投手の復活を望みたいと思っています。

恐らくほとんどのベイスターズファンの願いも、そこに集中しているものと思います。

山崎選手であればきっと私たちファンの願いをかなえてくれると信じています。

そして今シーズン終了時には、2年連続セーブ王を獲得してくれると信じています。

それには多くのファンから熱い応援を送ることが一番必要ではないでしょうか。

頑張れ横浜DeNAベイスターズ! 最後まで優勝目指して頑張れ、山崎康晃!

 



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