岡田 奎樹の経歴、プロフィールは?五輪の出場歴、成績は?【セーリング】




東京五輪と東京パラリンピックの開催が1年間ほど延期になりました。

史上初となるこの延期という根底には、新型コロナウイルスが世界中に蔓延して終息の目途が立たない状況にあります。

果たして1年後に東京五輪は開催できるのでしょうか。

気になるところです。

東京都をはじめとして7つの都府県において非常事態宣言が出され、一人一人に自粛が要請されました。

感染の割合を8割減らすことができれば、新型コロナウイルスの感染が終息へ向かうとのことですが、現実的にはかなり困難なようです。

これを確実にするためには、経済をほぼストップさせなければならなくなってしまうからです。

我々が生きていくうえで、これはかなりしんどいことになります。

それほどこの新型コロナウイルスは恐ろしい病気であることが、再認識されました。

何とか一刻も早い終息を期待したいと思います。

そんな状況ですが東京五輪への準備は着々と進んでいます。

ここからはセーリングで日本代表選手として出場が内定した、岡田 奎樹に的を絞り、どんな選手なのかを見ていきたいと思います。

どうか最後までご覧ください。

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岡田 奎樹の経歴、プロフィールは?

それでは早速、岡田 奎樹の経歴、プロフィールを見ていきましょう。

岡田 奎樹(おかだ けいじゅ)は、1995年(平成7年)12月2日生まれで24歳です。

福岡県の出身で、身長は1707cm、体重は64kg、日本のセーリング選手です。

最終学歴は早稲田大学卒で、現在の所属先はトヨタ自動車東日本です。

競技種目ですが、セーリング男子470級です。

セーリングを始めたのは5歳の時でした。

小学3年生の時には全日本OP級選手権大会に出場、小学校の部で見事に優勝をしました。

OP級世界選手権でも見事に優勝をしています。

尚、OP級ですが全長2.31m、幅1.13mの国際セーリング連盟が承認する最小クラスで年齢は15歳までとの制限があります。

国民総合体育大会やインターハイでも優勝を成し遂げています。

以上のような活躍でセーリング界では若手選手を牽引する存在となっています。

2014年度からは早稲田大学スポーツ科学部に進学しました。

体育会ヨット部に所属、2016年7月にドイツで開催された470級ジュニア世界選手権では、日本大学の木村直矢とペアを組んで、日本人初の同クラスでの優勝を果たしています。

岡田選手のポジションは、スキッパーです。

スキッパーというのは二人乗りの船で、ヨットの舵取り役をこなすものです。

2017年1月にJOC(日本オリンピック委員会)による2017-2018年ネクストシンボルアスリートに選出されました。

2018年のワールドカップ江の島大会では、見事に優勝を飾りました。

世界選手権では6位に入っています。

岡田選手ですが高校を卒業するに当たって、大学へ進学するかオリンピックを目指して競技への道を進むか、悩んだ時期がありました。

そんな時、ご両親からアドバイスを受けました。

「ヨット一本やりではなく社会に適応する能力も身に着けて、しっかりした大人になってほしい」と言われたそうです。

そのアドバイスを受けて岡田選手はより真剣に考えました。

その結果、大学へ進学してヨット以外のこともしっかりと学んでいくことを決意しました。

あまり競技人口が多いといえないセーリングですが、岡田選手はお父さんの影響を受けて始めたとのことです。

セーリングが大好きであるお父さんは「久しぶりに海に出ようか」と友人に誘われた際、たまたま一緒についていったのが幼稚園児の時でした。

強制されたのではなく「どう、やってみるかい?」という感じでの誘いでした。

元々運動が好きだったこともあり、岡田選手はヨットの面白さに心が惹かれていきました。

以来、ヨットにのめり込んでしまいました。

当時を振り返って「子供の頃の自分にとって、ヨットという大きな道具で海という広くてスケールの大きな場所に出て行くことが、とても魅力的でかっこよく思えましたね」

「サッカーなど他のスポーツも面白そうでしたが、とにかくヨットが大好きで続けました」

「季節を問わずお盆や正月休みでも、親をせかせて練習に行きました。年間100日以上はヨットに乗っていました」と語っています。

年齢が低い子供が、好きということだけで1年の半分くらいをスポーツに費やすというのは、口で言うほど簡単なことではないと思います。

当時、岡田選手を突き動かしたものは何だったのでしょうか。

それに対して岡田選手はこう語っています。

「当時通っていた、B&G 別府海洋クラブにはOP級の日本代表選手が何人もいました。その先輩たちを見ていてすごいな、自分も目指したいという気持ちが、さらには先輩たちに勝ちたいという気持ちが、いつの間にか自分の中に育っていたのです」

このB&G 別府海洋クラブでは、毎回クラブ員同士でレースを行い成績上位者には、次回の練習で性能の良い艇を使わせる習慣があったそうです。

そんな状況のある時、たまたま良い艇に乗れた時があり、これだ!と感動を覚えたそうです。

勝ちたいというのは誰しもが思うことですが、それだけにとどまらず小学生の時から、岡田選手は「勝つため」のある工夫を習慣づけていました。

「他の選手のセーリング技術を見て研究し、良い点は吸収し真似をしていました。やみくもにれんしゅうしてもだめだという感覚を、そのころから持っていました」

「父親の撮影してくれた映像や自分のヨットに取り付けたビデオを見たりして、成功や失敗をチェックする、研究をすることがとても好きでした」

高校は佐賀県唐津西高等学校へ進学しました。

その理由の一つとして、世界一になろうとしていたのだそうですがそれを叶えてくれそうなコーチを探していた際、唐津西高校の重由美子コーチの名前が挙がったそうです。

この重由美子さんは、1996年のアトランタ五輪で女子470休に出場し、日本人初の銀メダルを獲得した選手で、日本のセーリング会では押しも押されもしない、超有名人だったとのことです。

そこから重コーチの厳しい指導が始まりました。

あまり多くを語らない重コーチですが、部員一人一人に対して練習メニューを考えてくれて指導されていました。

高校時代は重コーチからいろいろな種類のヨットに載せてもらったということです。

420級やFJ級、29er級やモス級などいろいろだったそうです。

その経験から得たものは、ヨットという乗り物に共通する要素、それぞれ個別の種類のヨットが持つ特性があることを理解できたとのことです。

つまりヨットの性能や特性を理解して活かしながらレースをしていく、速くヨットを走らせるということ、つまり理解と実践につながったのです。

高校の3年間で、セーリングの基礎をしっかりと学んだ岡田選手は、さらに上を目指しています。

これから世界を目指して行くうえで、同じ男子の種目で現在の国際レースの現状を見てきた人から指導を受け、自分の能力をより高めたいという思いがありました。

その時に聞いたのがロンドン五輪でコーチをしていた小松監督と、選手で出場した原田さんが早稲田大学のヨット部を指導するとの話でした。

世界を目指したいとの考えと、人間的にも成長していきたいとの思いから、早稲田大学への進学を決めたとのことです。

その早稲田大学では一選手としてだけでなく、四年生の時にはキャプテンを任されています。

主将としてチームを率いて全体をレベルアップする、それにはスキル・知識を伸ばす方法を提供する必要があると考えました。

効果の確認と評価をすることが、岡田選手自身の土台作りに役立ったといえますね。

以上、ここまでは岡田奎樹の経歴と、プロフィールをお伝えしました。

これから1年後に行われる東京五輪本番でも、大いに期待したいと思います。

岡田 奎樹の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは、岡田 奎樹の五輪の出場歴、成績を見ていくことにしましょう。

ここまでの五輪出場歴はありませんでした。

ここからは各大会においての成績を、年代順にまとめてみたいと思います。

・2007年11月 全日本OP級選手権大会 種目 OP級 小学生の部 優勝

・2008年11月 全日本OP級選手権大会 種目 OP級 2位

・2009年11月 全日本OP級選手権大会 種目 OP級 2位

・2011年1月 OP級世界選手権 種目 OP級 3位

・2016年6月 470級ジュニア世界選手権 種目 470級 優勝

以上が主な大会での成績です。

これ以外の大会でも素晴らしい成績を挙げています。

岡田選手は自分のことをこう述べています。

「自分は風を読む能力では世界で一番高いと思っています」

イメージ能力が高いです」

能力の限界まで突き詰めていくだけの高いセーリング技術と、強い精神力を兼ね備えた、素晴らしい選手であると確信しています。

ここでもう一度岡田選手についてまとめてみたいと思います。

5歳の時から父と父の友人と共に海に出たことがきっかけとなって、セーリングをはじめたこと。

岡田選手の特徴は風を読む能力と、レース展開を予測する能力が高いこと。

岡田選手の強さ、それは幼少期から多くの素晴らしい指導者に恵まれ、長時間の練習にも耐えて、探求心も強くなったこと。

岡田選手は現役引退後には、日本セーリング界の人材育成に携わる意向があること。

これを見ても素晴らしい経験と目標をしっかり掲げて実行する選手であることが、良く分かりますね。

いよいよ1年後の夏に行われる予定の東京五輪ですが、最初の方でお伝えした通り、心配な点があります。

その時までに新型コロナウイルスが終息しているかどうか、今の段階では全く先が見えません。

何とか一日でも早く終息して、世界中の各国からアスリートたちや大勢の観客の皆様に、笑顔一杯で日本に来て欲しいということです。

そして日本の選ばれた代表選手の皆さんには、日ごろ鍛えた技を十分発揮して欲しいと願っています。

それにはやはり皆さんの力強い応援が必要ですね。

さあ大きな声でエールを送ろうではありませんか。

頑張れニッポン! 金メダルを目指して最後まで、力の限りガンバレ、岡田 奎樹!

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