向田 真優の経歴、プロフィールは?五輪の出場歴、成績は?【レスリング】




1964年(昭和39年)10月10日の東京は、秋晴れで素晴らしい天気の日でした。

その青空を5機の自衛隊航空機がどこからか突然現れて、飛行機雲が発生しやがて5つのきれいな輪になってつながりました。

東京オリンピックの開会式での出来事でした。

見ている人たちも大きな感動に身を震わせました。

私も当時は中学2年生で、その日のやって来るのを待ちかねていました。

日本の全国に聖火リレーされていたある日のこと、中学校の前の国道15号線に聖火ランナーの人たちが、きれいに整列をしてやってきました。

先生もその時は授業を一旦中止をして生徒に話をして、みんなで窓のそばまで行き、拍手で見送りました。

あの時の感動を今も忘れません。

その感動が再び東京にやって来る、そう思ったとき、何とも言い知れぬ喜びを感じました。

昭和から平成へ、そして今年号は令和に変わりました。

あの日から56年目を迎え、またこの国で五輪が開催されることになったのです。

しかし開会まであと少しとなった時、思わぬ出来事が生じて、歴史上はじめてオリンピックとパラリンピックの開催が、延期となってしまいました。

新型コロナウイルスによる肺炎が世界に広まってしまい、多くの人たちが苦しんでいる状況です。

中国から発生した新型コロナウイルスは、あっという間に世界各国に拡大し今はヨーロッパ、アメリカ、日本などで拡散が止まりません。

東京五輪の開催は、一応約1年後に延期が決まりましたが、新型コロナがその時までに終息していなければ、さらに延期や、場合によっては中止にもなりかねません。

世界の各国では経済もかなり落ち込んでしまっています。

何とか早い終息を世界の人たちが待ち望んでいます。

そんな状況ではありますが、東京五輪開催に向かって各競技での日本代表選手の選考が行われ、出場内定者が決まりつつあります。

ここではレスリングに出場が内定した向田 真優について、どんな選手なのか見ていきたいと思います。

最後までご覧いただきたいと思います。

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向田 真優の経歴、プロフィールは?

それでは早速ですが、向田 真優の経歴、プロフィールを見ていきましょう。

向田 真優(むかいだ まゆ)は、1997年(平成9年)6月22日生まれで22歳です。

三重県四日市市の出身で、身長は157cm、体重は57kg、日本のレスリング選手です。

四日市市立泊山小学校から東京都北区立稲付中学校を経て、安部学院高等学校を卒業後、志學館大学に進学し、今は2年生です。

現在はJOCエリートアカデミーに所属しています。

レスリングを始めたのは5歳の時でした。

ブラジリアン柔術をしていた父親に勧められ、それまでは空手をしていましたが、レスリングに転向しています。

小学2年生の時、三重県大会を制して金メダルを獲得、全国少年少女選手権大会では、見事に4連覇を達成しています。

そんな矢先に日本レスリング協会事務局次長をしていた、菅芳松の目に留まり、JOCエリートアカデミーへの入校推薦を受けました。

このJOCエリートアカデミーというのは、年少の競技者が将来的にオリンピックをはじめとする国際大会で活躍ができるように、一貫育成を行うため、日本オリンピック委員会(JOC)が設置した組織です。

小学校時代は四日市ジュニアレスリングクラブに所属、2つの道場を掛け持ちしました。

2010年4月にエリートアカデミーに入校しました。

2011年12月には、全国中学選抜選手権の52kg級で、見事に優勝を飾り、女子の最優秀選手に贈られる大会会長賞を受賞しています。

2012年8月、世界カデット選手権バクー大会では、52kg級で見事に優勝を飾りました。

2013年8月、全国高等学校総合体育大会(高校総体)が島原復興アリーナで行われ、女子52kg級に出場しこれも見事に優勝を飾っています。

尚、女子レスリングの競技ですが、2013年に公開競技になったばかりで、同種目では最初の勝者となりました。

最優秀選手の表彰も合わせて受けています。

同月の世界カデット選手権がセルビアのズレニャニンで開催され、女子52kg級に出場し、決勝でロシアのルイザ・スレイマノヴァをわずか58秒の速さで破って、見事に金メダルを獲得しています。(大会2連覇達成)

2014年3月1日、末―田・クリッパンで開催された、女子国際大会カデットの部の52kg級で、見事に優勝し3連覇を達成しました。

5月にはアジアカデット選手権52kg級で、中国のXie Yaを決勝で破り優勝をしました。

南京ユースオリンピックへの出場権を獲得しています。

2014年8月26日の南京ユースオリンピック52kg級では、1次リーグを3戦して全勝、決勝ではアゼルバイジャン選手と対戦し10秒でタックルでポイントを挙げるなど終始リードを保ち、金メダルを獲得しました。

2015年1月、ロシア・クラスノヤルスクで開催されたヤリギン国司ア大会では準優勝、2月15日にはクリッパン女子国際大会シニアの部53kg級で、中国選手を破り優勝、初のシニア国際大会での勝利を上げました。

これらの成績で世界レスリング連合(UWW)が3月3日に発表した世界ランキングでは、53kg級で10位に入りました。

2016年の世界ジュニア55kg級では、全試合テクニカルフォール勝ちを収めて優勝をしています。

世界選手権でも全試合をテクニカルフォール勝ちを収めて、19歳で優勝をしています。

JOCエリートアカデミーの出身者としては、初の世界チャンピオンになりました。

その直後に開催された全日本レスリング選手権大会では、初優勝を飾りました。

2018年のワールドカップではこれも見事に優勝を飾るなど活躍をしています。

世界選手権では決勝でベルラーシのザリナ・シダコワにテクニカルフォール勝ちを修め、2年ぶり2度目の優勝を飾りました。

全日本選手権では五輪の階級である53kg級に出場し、見事に優勝しました。

2019年6月には全日本選手権の決勝で、世界チャンピオンの奥野春菜と戦い2-1で破り、世界選手権代表に選ばれています。

その世界選手権では、決勝で北朝鮮のパク・ッヨンミに惜しくもテクニカルフォール負けを喫して2位になりました。

しかしメダル獲得により東京五輪への代表権を獲得しました。

2020年2月にはアジア選手権の決勝で、カザフスタンの選手に逆転フォール負けを喫したため2位に終わっています。

尚、世界レスリング連合(UWW)が発表した世界ランキングは5位でした(2018/12現在)

以上、ここまではレスリングの日本代表が内定した向田真優の経歴とプロフィールをお伝えしました。

東京五輪での活躍を期待したいと思います。

向田 真優の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは、向田 真優の五輪の出場歴、成績を見ていきたいと思います。

ここまで五輪への出場歴はありませんでした。

ここでは向田選手の特徴についてお伝えしましょう。

得意技はタックルで、攻撃的なスタイルを特徴としています。

吉田沙保里選手と同じ階級であり、ポスト吉田の呼び声が高いと言われています。

代表の合宿では吉田選手と一緒に練習をしていたそうです。

先輩である吉田からは、向田が小学生の時から声をかけられてきたということですが、「体幹が強くてバランスも良い選手」と評価しています。

JOCエリートアカデミーには中学1年生の時に入校しましたので、親元から離れて生活していましたが、入った当初は家族や幼馴染がいないことから、寮では一人で涙を流すことも多かったそうです。

徐々に寮での生活にも慣れてきて克服できたそうです。

JOCエリートアカデミーに入ってからユースオリンピックというものがあることが分かり、それを目標にして練習に明け暮れ、その結果優勝を手にしました。

今は、東京五輪に出場して金メダルを取ることを目標に、日夜練習に励んでいるとのことです。

向田選手ですが、2019年10月に婚約を交わしていたことが分かりました。

お相手の男性ですが、志學館大学でコーチを務めていた志土地(しどち)翔大さん(32歳)だそうです。

最愛の人と二人三脚で東京五輪へ向かって金メダルを目指す、素敵なことですね。おめでとうございます。

尚、志土地(しどち)翔大さんは、6月に栄和人氏がパワハラの問題で解任された後に、志学館大学では事実上の監督として選手の指導に当たっていました。

向田選手が銀メダルを獲得して東京五輪への切符を確実にした世界選手権のあった9月25日に、大学に辞表を提出したということです。

女子レスリングの53kg級は五輪では3連覇中で、2016年のリオデジャネイロ五輪後に引退をした吉田沙保里の階級です。

志土地(しどち)翔大さんは、「向田が金メダルと取るために、しっかりサポートしていきたいです」と力強いコメントを残しています。

お二人は、東京五輪が終わった後に結婚する予定だそうです。

二人三脚でぜひ金メダルを獲得して欲しいと改めて思いますね。

ここからはこれまでに獲得した全ての優勝歴を、大会、年代順にまとめてお伝えしたいと思います。

<国内大会>

・全国少年少女レスリング選手権大会 2006年(小学3年・28kg級)、2007年(小学4年・33kg級)、2008年(小学5年・36kg級)、2009年(小学6年・40kg級)

・全国中学生レスリング選手権大会女子52kg級 2011年、2012年

・ジュニアクイーンズカップ52kg級 2011年、2012年

・全日本女子オープンレスリング選手権大会中学生52kg級 2010年、2012年

・全国高等学校総合体育大会女子52kg級 2013年

・全日本レスリング選手権大会女子55kg級 2016年

・ジュニアクイーンズカップ女子55kg級 2017年

・全日本選抜女子55kg級 2017年

・全日本レスリング選手権大会女子55kg級 2017年

・全日本選抜女子55kg級 2018年

・全日本選抜女子53kg級 2019年

・全日本レスリング選手権大会女子53kg級 2018年

<国際大会>

・レスリング世界カデット選手権女子52kg級 2012年、2013年

・ユースオリンピック女子52kg級 2014年

・クリッパン女子国際大会53kg級 2015年

・レスリング世界ジュニア選手権女子55kg級 2016年

・レスリング世界選手権女子55kg級 2016年

・ヤリギン国際大会53kg級 2017年

・アジア選手権 2017年

・ワールドカップ 2017年

・ワールドカップ 2018年

・レスリング世界選手権女子55kg級 2018年

以上のようにすべて優勝という輝かしい成績を残しています。

いかがでしたでしょうか、向かうところ敵なしといった感じで強いですね!

いよいよ1年後の夏に開催される予定の東京五輪ですが、一番の心配は新型コロナウイルスですね。

その時まで完全に終息できていればいいのですが、この先もしばらくの間、心配になります。

出来れば新型コロナウイルスが完全に終わり、世界中の国から安心して我が日本の東京に、多くのアスリートや観衆の人たちを迎えたいですね。

その暁には日本代表選手たちに頑張ってほしいと思います。

皆さんで大きな声援を送りましょう。

頑張れニッポン! 金メダルを目指して粘り強く、最後までガンバレ、向田 真優!

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