東京五輪2020の開催日まで残り少なくなってきました。
最終的にどの選手が出場するか、現在は各競技で内定選手が決まってきています。
どの競技も同じですが、最後まで熾烈な戦いが繰り広げられていて、見る方にとっては興味が尽きない状況ですね。
そんな中ですが今年は新型コロナウイルスによる肺炎が、世界中に拡大しています。
一体この先どこまで広がってしまうのか、不安な状況ですね。
五輪開催が通常通り行われることを願うしかありません。
そんな中ですがやはり五輪への期待が高まってきているのも事実です。
ここからはカヌーの足立 和也に的を絞ってどんな選手なのか、ここまでの経歴やプロフィール、五輪出場歴や成績などを見ていきたいと思います。
どうか最後までご覧ください。
足立 和也の経歴、プロフィールは?

それでは早速、足立 和也の経歴、プロフィールを見ていきましょう。
足立 和也(あだち かずや)は、1990年(平成2年)10月23日生まれで29歳です。
神奈川県相模原市の出身で、身長は175cm、体重は70kgのカヌースラロームカヤックシングルの選手です。
現在の所属先は、公益財団法人山口県体育協会です。
カヌーを始めたのは相模原市の幼稚園児の時でした。
その幼稚園の先生が近くを流れている相模川でカヌー教室を開いており、足立和也はその先生から週末にレッスンを受けたことが始まりです。
その後小学校へ進んでからもカヌーを習い続けました。
6年生の時にはスラロームの大会があり、初めて参加しました。
それまではただ練習しかしていませんでしたが、この大会に出ることで競技への興味がわいてきたそうです。
そして中学生となって、さらに私立八王子高校へ通う頃には、カヌーの強豪校でもある駿河台大学の選手と一緒に練習をしていました。
高校3年生の時には日本代表メンバー入りを果たし、18歳以下の世界大会にも出場するほど腕前を挙げています。
その世界大会では準決勝まで進みましたが、惜しくも敗れました。
タイムとしては上位3位以内ということで、かなりの手ごたえを感じたとのことです。
高校を卒業後、駿河台大学へ進学、そこでもカヌーを続けました。
2011年、大学3年生の時に世界選手権へ日本代表として出場しましたが、残念ながら最下位に沈んでしまいました。
その時に戦った選手たちは3年前に18歳以下の世界大会で互角に争った選手であり、同年代の海外選手は優勝を争うくらい上達していました。
その結果、このままではだめなので、カヌーに専念するかまたはあきらめて就職活動に進む方がいいのか、悩んだそうです。
悩んだ末に自分が出した結論は、やはりカヌーしかないということでした。
そのためカヌー競技に専念するべく大学を中退することを決意したのです。
当時、日本代表のコーチである市場大樹氏に誘われたことにより、翌年拠点を萩に移すことを決意しました。

その市場氏が奥さんと暮らしている萩市内の家に同居させてもらい、足立和也はアルバイトをしながら懸命にカヌーの練習に励んだのです。
萩市を流れる阿武川でのカヌーは、コースづくりや水圧などで、極めて実際の試合に近い感覚で練習ができたそうです。
恵まれた環境とコーチの指導により、めきめきと実力を向上させました。
その練習の効果もあって2014年のアジア大会では、見事に優勝を成し遂げました。
日本選手権でも5回の優勝を飾る活躍を見せています。
2018年のアジア大会では、準優勝を飾りました。
2019年のワールドカップチェコ大会では、5位に入賞しています。
同年10月に行われた日本代表最終選考会兼NHK杯国際大会では、4位に入賞し、東京五輪日本代表に内定しました。
東京五輪本大会でも大いに活躍を期待したいと思います。
以上、ここまでは足立 和也の経歴、プロフィールをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか、とても期待が持てる選手だと確信しています。
足立 和也の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは足立 和也の五輪の出場歴、成績を見ていきたいと思います。
ここまでのところ五輪への出場歴はありませんでした。
ここでは主な大会での成績をまとめてみたいと思います。
・2014年 アジア大会 優勝
・2018年アジア大会 準優勝
・日本選手権 5度の優勝
以上、簡単ですがここまでの主な大会での成績をご覧いただきました。
ここからは少し話を変えてプライベート関連を見ていきましょう。
足立和也は2016年に結婚しました。
現在は2歳になる娘さんと3人家族で萩市内に住居を構えています。
東京五輪を目前にして国内外で合宿に励んでいる状況ですので、半年以上も家を空けることもあるそうです。
そんな時には地元萩のおいしい魚がとても食べたくなるとのこと。
今やすっかり萩の人となったと笑っていました。
足立和也はこう語っています。
「地元に人たちを始め自分に関わってくれた全ての人たちへ恩返しをしたい。そのためには表彰台に立つしかないと思っています」と強い思いを口にしています。
さあいよいよ間近に迫ってきた東京五輪ですが、出場内定選手にとってはこれからがまさに真剣勝負といえますね。
熱い最中の五輪本番となるわけですので、やはり暑さ対策が基本となると思います。
その点、カヌー競技は水しぶきを浴びながらの競技となりますので、若干暑さはしのげるのではないかと思います。
いずれにしても五輪という大きな大会での選手のプレッシャーは、相当大きなものと想像されます。
何とか日ごろの練習の成果を十分発揮して欲しいと願っています。
残されたわずかな期間を有効に使ってほしいと思います。
そして何よりも大切なことは、出場する選手の背中を押して、皆さんで応援することではないでしょうか。
さあ、皆さんで大きなエールを送りましょう。
頑張れニッポン! 最後までメダルを目指してガンバレ、足立和也!
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