乾 友紀子の経歴、プロフィールは?五輪の出場歴、成績は?【アーティスティックスイミングデュエット】




聞きなれないスポーツ競技名ですが、あなたはこの競技のことをご存知でしたか?

東京五輪2020がいよいよ間近に迫ってきました。

今年の夏に開催されるわけですが、現在、出場選手が続々決まってきています。

この競技は「アーティスティックスイミングデュエット」といって、昔は「シンクロナイズドスイミング」と言っていたような気がします。

アーティスティックとはどんな意味があるのでしょうか?

パーソナル英和辞典で調べたところ、artisticとは、芸術的な、美術的な、趣のあるという意味でした。

スイミングデュエットは、swimming duetで水泳、二重奏ということですので、二人で行う水泳との意味です。

これで納得できたと思いますが、二人に選手がお互いに調和して芸術的に泳いで、その華麗さを競う競技ですね。

ここからは、そのアーティスティックスイミングデュエットで、東京五輪に出場が内定した、乾 友紀子について経歴やプロフィール、五輪出場歴や成績などを見ていきたいと思います。

どんな選手なのか最後までぜひご覧ください。

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乾 友紀子の経歴、プロフィールは?

早速ですが、ここで乾 友紀子の経歴、プロフィールを見ていきましょう。

乾 友紀子(いぬい ゆきこ)は、1990年(平成2年)12月4日生まれで29歳です。

滋賀県近江八幡市の出身で、身長は169cm、体重は55kg、日本のアーティスティックスイミングの選手です。

現在は芦屋大学の職員として勤務しています。

このアーティスティックスイミングには、幼稚園児の時に興味を持ち、小学1年生の時に「滋賀シンクロクラブ」に通い始めました。

本人曰く、この小学生時代が、シンクロをやっていても一番辛かった、と語っています。

遊びたい盛りの小学生ですから、無理もないと思いますね。

そして運命の師と出会うことになります。

それは小学6年生の時で、大阪にある「井村シンクロクラブ」に所属することになりました。

片道2時間をかけて通ったそうです。

厳しい指導で有名な井村先生から教えられ、徐々に技を向上させていきました。

その成果が出たのは2008年の7月でした。

ロシアで開催されたアーティスティックスイミング世界ジュニア選手権大会に出場、デュエットで見事に銀メダルを獲得しました。

チームでも銅メダルを獲得しています。

2009年春に近江兄弟社高等学校を卒業した乾は、立命館大学に進学しました。

同年に行われた日本選手権デュエットでは、見事に優勝を成し遂げています。

2010年のワールドカップでは、デュエットで3位に入りました。

2012年にはロンドン五輪アジア・オセアニア最終予選でこれも見事に優勝を飾り、初の五輪代表に決まっています。

そのロンドン五輪本大会では、小林 千紗とデュエットを組んで、5位に入賞しました。

チームも同じく5位に入賞しました。

翌2013年3月には、パリで開催されたフランスオープン大会に出場、足立 夢実とのデュエットTR(テクニカルルーチン)で、3位に入る健闘をしました。

ソロTRでは、見事に優勝を成し遂げています。

2016年8月のリオデジャネイロ五輪にも出場、三井 梨紗子とのデュエットで、銅メダルを獲得しました。

チームも同じく銅メダルを獲得しています。

2019年9月4日、東京五輪代表が内定され、乾を含めた8人の選手が選ばれています。

乾以外は7選手とも初出場となっています。

ここで乾選手がマスコミに対して発表した記事をご紹介しましょう。

ー ロシア、中国、ウクライナというライバル国は強いです。

しかし上だけを見て挑戦する気持ちを持っていくだけです。

7月に行われた世界水泳では、ソロで長年の目標だったメダルが取れました。

周囲の方々にも、想像以上に祝福していただきました。

一方、五輪種目であるデュエットとチームでは、メダルに手が届きませんでした。

嬉しさと悔しさを半分ずつ持ち帰りました。

率直に言えば、今はリオデジャネイロ五輪よりも危機的な状況であると感じています。

2015年のカザン世界水泳では、デュエットで1つチームでは2つの銅メダルを獲得しました。

しかし今年はゼロですので、選手の大型化、パワー重視の傾向はリオデジャネイロ五輪以降、年を追って強く競技に反映されてきています。

私自身、キャプテンとしてさらにチームを引っ張っていく必要性を感じています。

演技自体や結果をよくするためには、選手やコーチという立場は関係ありません。

気付いたことははっきりと言うべきです。

今までは演技での貢献が自分の役割との認識でしたが、それだけでは足りないと考えなおしたのです。

たとえ自分が出来ていなくても、出来ていない選手がいたら、「こうやってる?」「こんな風にやったらできるんじゃない?」と、話していかないといけません。

私はシンクロに限らず、自分の内面で納得して解決する性格ですが、それじゃダメ!と言い聞かせています。

井村先生は五輪のために、私たち選手の想像をはるかに超える、色々なことを考えておられます。

東京五輪本番まで半年を切ったわけですが、まだまだ変われると思うし、変わらないといけません。

今回選ばれたメンバーで、新しいチームの形を築いていけるよう8人で、試行錯誤をしながら作り上げたいと思います。

以上がその内容です。

素晴らしい考え方だと思いました。

東京五輪での大いなる活躍を期待したいと思います。

以上、ここまでは、乾 友紀子の経歴、プロフィールをお伝えしました。

乾 友紀子の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは乾 友紀子の五輪の出場歴、成績を見ていきます。

ここまでの五輪出場歴は、2012年のロンドン五輪でデュエットとチームでは共に5位に入賞しています。

2016年のリオデジャネイロ五輪では、デュエットとチームで共に銅メダルを獲得しています。

以上がここまでの五輪出場歴と成績です。

それではここで、五輪以外の各大会での成績をまとめてみたいと思います。

表示は、S:ソロ、D:デュエット、T:チーム、FC:フリーコンビネーション、TR:テクニカルルーチン、FR:フリールーチンを表します。

・2006年世界ジュニア選手権大会 S3位、T3位、FC3位

・2008年世界ジュニア選手権大会 D2位、T3位

・2009年世界水泳選手権 DTR4位、TTR5位、FC5位、DFR6位、TFR6位

・2010年ワールドカップ D3位、T4位、FC4位

・2010年アジア大会 D2位、T2位、FC2位

・2011年世界水泳選手権 DTR5位、DFR5位、TTR5位、TFR5位

・2013年フランスオープン STR優勝、SFR2位、DTR3位、DFR3位

・2014年アジア大会 D2位、T2位、FC2位

・2015年世界水泳選手権 STR5位、DTR3位、TTR3位、SFR5位、DFR4位、TFR3位、FC3位

・2017年世界水泳選手権 STR4位、DTR4位、TTR3位、SFR4位、DFR4位、TFR4位、FC3位

以上が五輪以外での各大会成績です。

これを見ていますとこれまで如何に頑張ってきたかが、分かりますね。

それと同時に他の強豪国との差を感じさせられる結果でもあります。

いよいよ間近に迫ってきた東京五輪ですが、ぜひ出場される選手の皆さんには、頑張ってほしいと思います。

特に今大会は日本自国開催という、アドバンテージがあるわけですから、何としてもメダルを期待したいところですね。

皆さんで選手たちへ、大きなエールを送ろうではありませんか。

頑張れニッポン! 最後まで決してあきらめずメダル獲得まで頑張れ、乾友紀子!

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