2019年のプロ野球は、日本ハムは残念ながらAクラスに入れず、5位に終わりました。
日本ハムという球団は、若い選手育成には昔から定評があり、多くの選手が育っています。
今は若い選手たちが若干伸び悩んでいるような気がしますが、これからが勝負が掛かってくることになります。
ここからは、その日本ハムが2020年へ向けて、若い注目の選手についてどんな選手がいるか、今回は野手に的を絞って見ていきます。
最後までじっくりご覧いただきたいと思います。
日本ハム2020年の注目若手選手は誰?(野手編)
それではどんな選手が登場するか、最初はこの選手です。
万波 中正(まんなみ ちゅうせい)

最初は期待の2年目の選手です。
万波 中正(まんなみ ちゅうせい)は、2000年(平成12年)4月7日生まれで19歳です。
東京都練馬区の出身、身長は190cm、体重は90kgという恵まれた体格の持ち主で、右投げ右打ちの外野手です。
野球は練馬区立開進第二小学校2年生の時に、投手でブルーフェニックスというチームに所属して始めました。
その後練馬区立開進第二中学校へ進み、今度は陸上競技と東練馬シニアというチームに所属してプレーをしています。
得意な陸上では1年の時に100m障害競走の決勝で2位に入りました。
3年の時には砲丸投げの5kgの部で、見事に優勝しています。
そのまま陸上に進むかと思われましたが、3年になり東練馬シニアでは、外野手と投手の兼任で、リトルシニアの日本選手権では準決勝まで進んでいます。
両天秤でどちらに重きを置くか悩みました。
当時からバッティングには定評があり、スイングの速さは150km/hを超えるほど威力があったため、野球に集中していくことになりました。
そこで高校は神奈川県の名門校である、横浜高等学校へ進学、1年の春には即25番を身に着けて外野手として出場しました。
わずか1か月半で2本塁打を放つなど、いきなり活躍し「スーパー1年生」と異名をとる活躍で周囲を驚かせています。
第98回全国高等学校野球選手権大会では、神奈川県大会3回戦でバックスクリーン直撃弾、推定飛距離が135メートルの大本塁打を放つ活躍でしたね。
甲子園に出場するも、この大会ではベンチ入りしただけで試合には出られませんでした。
翌年の第99回の大会では、再度甲子園に出場、4番ライトで先発で出ました。
しかしチームは初戦で敗れました。
3年の夏の第100回記念大会でも甲子園に出場、背番号9で4番で出ました。
3回戦では金足農業高校と戦い、吉田輝星投手から5打数2安打を放っていますが、惜しくも試合では敗れてしまいましたね。
これらの活躍で、2018年のプロ野球ドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズから5巡目で指名され、契約金推定3500万円、年俸推定520万円で契約しました。
背番号は66を受けています。
この年のドラフトでは、吉田輝星、柿木蓮、野村佑希という高校生が連なって入団し、話題になりましたね。
来シーズンは2年目を迎え、自身も早く1軍で出たいという気持ちを強く持っているようです。
得意のバッティング技術を向上させ、守備や走塁でもどんどん吸収していけば、1軍での出場も夢ではありません。
大いに期待したい選手です。
野村 佑希(のむら ゆうき)

続いてご紹介するのはこの選手です。
野村 佑希(のむら ゆうき)は、2000年(平成12年)6月26日生まれで19歳です。
群馬県伊勢崎市の出身、身長は185cm、体重は90kgという恵まれた体格の持ち主で、右投げ右打ちの内野手です。
野球を始めたのは伊勢崎にある小学校2年の時で、最初は投手と三塁手で出場しました。
伊勢崎市立境西中学校に進み、隣の市である太田市の太田リトルシニアというチームに入りました。
3年の時184cm、80kgの恵まれた体格から投げ下ろす135km/hの直球を投げる本格投手でした。
3年時の対外試合で、対戦相手を観察中の花咲徳栄高校硬式野球部監督の岩井隆の目に留まりました。
これがきっかけとなって高校は、花咲徳栄高等学校へ進学、第98回全国高等学校野球選手権大会では、ベンチ入りは逃しましたが、秋には4番一塁手で対外試合に出場しました。
冬場には大きなハンマーを使ってトレーニングを行うなど、筋肉をつけていき、長打力を伸ばしていきました。
2年の春に埼玉県大会3回戦の大宮東高校戦では、大宮公園球場バックスクリーンへ大本塁打を放つことで、一躍注目を浴びました。
この年の甲子園大会は、順調に勝ち進み決勝戦まで進みました。
広島県代表広陵高校との決勝戦では、2安打2打点の活躍を見せ、埼玉県代表としては初めて優勝をもたらしています。
3年の夏の第100回記念大会でも、北埼玉代表で甲子園に出場しました。
本大会でも投手で出て2試合連続本塁打を放つ活躍をしましたが、万波中正を擁する横浜高校に2回戦で敗れ去りました。
高校3年間では通算58本塁打を放つ活躍をしました。
これが注目され、2018年のプロ野球ドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズから2巡目で指名され、契約金推定6000万円、年俸推定600万円で契約を結びました。
背番号は24を受けました。
この年のドラフトでは、吉田輝星、柿木蓮、万波中正という高校生が連なって入団し、話題になりました。
プロ入り後の2019年は主に2軍戦で出場しています。
野村佑希来も来シーズンは2年目を迎え、早く1軍で出て活躍したいと思っているようです。
高校時代のあの打棒が、プロの1軍戦でも見られるといいですね。
期待したい選手の一人です。
平沼 翔太(ひらぬま しょうた)

次はこの選手です。
平沼 翔太(ひらぬま しょうた)は、1997年(平成9年)8月16日生まれで22歳です。
福井県福井市の出身、身長は179cm、体重は78kg、右投げ左打ちの内野手です。
福井市立社(やしろ)中学校に進学し、全日本少年硬式野球連盟ヤングリーグの「オールスター福井」というチームに入りました。
まだ小学6年生の時に、一度体験入部をしていますが、その時小林繁総監督から「必ずプロ野球選手になる逸材だ」と言葉をかけられたそうです。
この時代、ヤングリーグ中日本選抜選手、台湾遠征選手にも選ばれています。
高校は福井県の名門校、敦賀気比高等学校に進学、1年春から即左翼手としてベンチ入りを果たしています。
一方、投手としても活躍をしています。
1年の秋には県1年生大会で投手で優勝。
2年からは本格的投手としてエースナンバー1を付け、第96回全国高等学校野球選手権大会では3試合に登板し完投勝利を挙げ、ベスト4まで進んでいます。
3年春には選抜大会では、1回戦から決勝までを4番で投手で出場、見事に敦賀気比高校を甲子園初優勝に導いています。
実に素晴らしい活躍ぶりだと思いますね。
この活躍でプロのスカウトから注目され、2015年のプロ野球ドラフト会議では、日本ハムから内野手で4位で指名されました。
背番号は45を受けました。
この際日本ハムの栗山監督は「平沼選手には投打二刀流になってほしい」と語っていたそうです。

本人の希望はショートでレギュラー入りを目指したいとのことでした。
プロ入り後2017年度は1軍で4試合に出場しています。
2018年度は7試合に出場しましたが、9打数3安打、打率0.333という結果でした。
2019年度は73試合に出場、165打数39安打、打率0.236、1本塁打、16打点、2つの盗塁を決めています。
来季は持ち前の勝負強さを発揮して、できれば投手としても出て欲しい選手ですね。
日本ハムの中でも若手として、後輩の良き手本となるよう、おおいに頑張ってほしいと思います。
期待値が大きい選手です。
以上、ここまで2020年へ向けて注目されている北海道日本ハムファイターズの、若手野手をご紹介しました。
どの選手もピカピカ光る素晴らしい選手ですね。
皆さんで大きな声援を送ろうではありませんか。
頑張れ北海道日本ハムファイターズ! 優勝目指してガンバレ若人たちよ!
コメントを残す