2019年度プロ野球ドラフト会議では、各球団で新しい選手が続々と契約が交わされ、いよいよ面白くなってきましたね。
ほぼ順調に交渉が進んでいるようです。
即戦力となるであろう選手や、じっくりと時間をかけて大成させる選手など、様々な状況です。
ここからはセリーグでこのところBクラスに留まっている中日ドラゴンズに焦点を当て、注目されている投手について、最新情報を織り交ぜながらお伝えしていきたいと思います。
どんな選手が登場するか、最後までお楽しみいただきたいと思います。
中日2020年の注目若手選手は誰?(投手編)
それでは早速この選手から、ご紹介していきましょう。
梅津 晃大(うめつ こうだい)

最初は今季中日のルーキー投手です。
梅津 晃大(うめつ こうだい)は、1996年(平成8年)10月24日生まれで23歳です。
福島県福島市の出身で、身長は187cm、体重は92kg、右投げ右打ちの投手です。
野球を始めたのは小学2年生の時で、南小泉メッツというチームに入って始めました。
仙台育英秀光中学校に進み、2年と3年の時には全国大会にも出場しました。
高校は名門の仙台育英高校に進学しました。
2年の春、選抜高校野球大会では、ベンチ入りをしましたが、出場はできませんでした。
秋からは、エースナンバーである1を付けています。
3年夏の県大会では、4回戦で敗退したため甲子園には出ることができませんでした。
大学は東洋大学へ進学、1年の時からメンバー入りを果たし、東都大学野球2部春季リーグ戦で、東京農大との対戦で、初先発をしました。
2017年の夏、平成29年度大学野球サマーリーグでは、法政大との対戦で先発、自身最速の153km/hを記録しています。
秋の東都大学野球秋季リーグ戦では、日大と対戦、公式戦でも151km/hを記録し、プロ野球スカウト陣から注目されました。
2018年10月18日、東都大学野球秋季1部リーグ戦では、国学院大と戦い、4番手で登板し4回を投げて被安打0、3奪三振、自責点0の好投で、東都リーグ戦初勝利を挙げています。
この活躍により、2018年10月25日に行われた、プロ野球ドラフト会議では、中日ドラゴンズから2位で指名されました。
11月9日に契約金推定8000万円、年俸推定1200万円で正式に契約を交わしました。
背番号は28を受けました。
大学時代の同期としては、甲斐野央や上茶谷大河、中川圭太などがいます。
2019年のシーズンは、1月10日に右肩インピンジメント症候群と診断され、しばらくの間登板できませんでした。
8月12日にプロ入り後初登板、初先発で6回を1失点で抑え、見事に勝利投手となりました。
これは本人にとっては、よほどうれしかったと思います。
「勝利を挙げたボールは、記念に自分で取っておきます」と語っています。
来季は大いに活躍が予想される、先発投手の一人ですので、期待したいと思います。
藤嶋 健人(ふじしま けんと)

続いてはこの選手をご紹介します。
藤嶋 健人(ふじしま けんと)は、1998年(平成10年)5月8日生まれで21歳です。
愛知県豊橋市の出身で、身長は177cm、体重は85kg、右投げ右打ちの投手です。
野球を始めたのは小学2年生の時で、軟式野球の栄ドリームズというチームに入っていました。
中学へ進み、硬式野球の東三河ボーイズに所属しています。
「NOMOジュニア・オールジャパン」にも選出されています。
高校は名門の東邦高等学校へ進学、1年の夏には第96回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。
初戦では初登板、初勝利を飾りましたが2回戦で敗退しています。
東邦高校といえば、あの「バンビ」こと坂本佳一投手を思い出しますが、藤嶋 健人は「バンビ2世」と称されたそうです。
3年の夏には第98回国高等学校野球選手権大会に出場しました。
4番打者として大会通算14打数8安打、打率0.571、8打点を記録しました。
特に北陸高校との初戦では、サイクルヒットを上回る、1本塁打、1三塁打、2二塁打を放つ活躍で、19-9で圧勝しました。
2回戦では八戸学院光星高校と戦い、先発登板しましたが2回と1/3を投げ4失点で降板しましたが、最後は10-9のサヨナラ勝ちを収めました。
3回戦では聖光学院高校と対戦、先発しましたが3暴投を記録するなど本調子には程遠く、2-5で敗れています。
高校在学中の3年間で49本塁打を放つなど、野手としても指名される可能性もありましたが、藤嶋自身は投手としてプロ入りを希望しました。
2016年のプロ野球ドラフト会議では、地元の中日ドラゴンズから投手で5巡目で指名されました。
契約金推定3000万円、年俸推定540万円で入団が決まりました。
背番号は54を受けました。
プロ入り後は2017年、ウエスタンリーグ公式戦5試合に登板し、0勝1敗、防御率は6.75で、一軍公式戦には出ることができませんでした。
2018年度は4月28日の横浜DeNAベイスターズ戦の9回表、救援で登板しました。
一軍公式戦では19試合に登板、3勝1敗で防御率は3.66を記録しています。
2019年度は1月下旬の自主トレ期間中、右手の血行障害に見舞われました。
その影響で春季キャンプへの参加を見送って、2月8日に右手のカテーテル手術を受けました。
およそ10日間の入院生活を送ったとのことです。
その後回復し、開幕を迎え21試合に出場し、連続無失点に抑える活躍を見せました。
来季の活躍も大いに期待できる選手だと思います。
橋本 侑樹(はしもと ゆうき)

次にご紹介するのはこの選手です。
橋本 侑樹(はしもと ゆうき)は、1998年(平成10年)1月8日生まれで21歳です。
福井県高浜町の出身で、身長は181cm、体重は70kg、左投げ左打ちの投手です。
中学生時代は若狭高浜ボーイズで活躍、高校は岐阜県の名門校、大垣日大高等学校に進みました。
1年の夏には甲子園大会に出場、開幕戦で有田工業高校戦で救援で登板しましたが、1回3失点で惜しくも敗戦投手となりました。
大学は大阪商業大学へ進学しました。
1年の春からリーグ戦に出場、3年の秋季リーグ戦では、最優秀防御率賞を獲得しています。
4年の秋季リーグでは京都産業大戦で、9年ぶり9人目のノーヒットノーランを達成しました。
素晴らしい記録を打ち立てましたね、見事です。
その活躍で2019年10月27日のプロ野球ドラフト会議では、中日ドラゴンズから2位で指名されました。
橋本 侑樹の特徴は、左腕から繰り出される最速148km/hのストレートで、キレがあり特に救援でも短いイニングを託すことができるタイプと言えます。
投球センスについても十分に備えており、ボールに角度もあるので、来季は中日にとって欠かせない存在といえます。
大いに活躍を期待したい選手ですね。
以上、ここまで中日ドラゴンズの注目若手投手を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
来シーズンは中日にとっても、久しぶりにAクラス入りを達成できそうな気がします。
来季はご存知の通り東京五輪が開催されるため、プロ野球の開幕日が前倒しになることが発表されました。
特に新人選手にとっては、春季自主トレとキャンプが例年以上に重要になってきます。
ぜひ若手選手が頑張って、Aクラスと言わず優勝を目指してほしいと思っています。
それには皆さんの応援が必要ですので、大きな声でエールを送ろうではありませんか。
ガンバレ中日ドラゴンズ! 優勝目指して頑張れ、若手投手たち!
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