プロ野球、埼玉西武ライオンズの2019年度は、良かったところとちょっと残念だったところの二つがありましたね。
良かった点はパリーグで2年連続優勝を果たしたところです。
一方、残念だった点はクライマックスシリーズファイナルで、パリーグ2位の福岡ソフトバンクホークスに敗れ、日本シリーズに進めなかったことですね。
とくにこれは2年連続で起きたことですので、選手や監督にとっては何とも言えず悔しい思いであったと思います。
悔しさを来年に晴らすべく、若い選手にかける思いは、私たちが想像する以上に強いことと思われます。
ここからはその埼玉西武ライオンズの、2020年度に向けて注目される若手選手で、野手についてお伝えしていきたいと思います。
どんな若手の選手が登場するか、お楽しみに最後までご覧ください。
西武2020年の注目若手選手は誰?(野手編)
それでは早速この選手からご紹介します。
岸 潤一郎(きし じゅんいちろう)

最初にプロフィールと経歴をお伝えします。
岸 潤一郎(きし じゅんいちろう)は、1996年(平成8年)12月8日生まれで23歳です。
兵庫県尼崎市の出身で、身長は174cm、体重は78kg、右投げ右打ちの外野手、一塁手、遊撃手です。
野球を始めたのは、尼崎市立難波小学校4年の時で、「成徳イーグルス」というチームに入団してプレーをしました。
その後「金楽寺少年野球クラブ」に移籍し、捕手でスタートしました。
6年になってオリックス・バファローズジュニアに選出されました。
尼崎市立中央中学校に進み、「西淀ボーイズ」に所属し、ここでは主に投手で活躍し、3年の時には「NOMOジャパン」にも選出されています。
高校は名門校である高知の明徳義塾高校に進学しました。
1年の春から即ベンチ入りを果たし、投手兼中軸打者で計4度の甲子園大会に出場しました。
3年秋には長崎国体に出場し、見事に優勝を飾っています。
そして第10回U-18アジア選手権でも、日本代表に選出、準優勝に貢献しました。
高校3年間で通算24本塁打を放っています。
高校卒業後、拓殖大学に進学し、1年春からリーグ戦に出場しましたが、肩やひじの故障に悩まされました。
2年夏に右ひじのトミー・ジョン手術を受けましたが、経過が思わしくなかったため、野球部を退部し大学も中退しました。
その後、四国ウィランドリーグplus・徳島インディゴソックス球団社長から、両親を通じて入団の誘いを受けました。
2017年11月10日にリーグのトライアウトを受け特別合格しました。
翌12日のドラフト会議で徳島から4位で指名を受けました。
2018年の開幕では投手で登録されましたが、前期は登板の機会がありませんでした。
外野手に登録変更され64試合に出場、打率は0.275、38個の盗塁を決めて、最多盗塁を獲得し、外野手部門でベストナインを受賞しています。
2019年もリーグ戦で遊撃手として全試合に出場し、69試合で打率は0.265、3本塁打、25打点、35盗塁を記録、チームの年間総合優勝に大きく貢献しました。
この活躍により2019年10月17日のプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから8巡目で指名されました。
岸 潤一郎選手の特徴は、50m走で5秒80という俊足を生かした走塁と共に、広い守備範囲を誇っています。
内野と外野を共にこなすユーティリティープレイヤーでもあります。
来季の西武ライオンズには、欠かせない存在となるでしょう。
大いに期待が持てる選手ですね。
西川 愛也(にしかわ まなや)

続いてはこの選手をご紹介します。
西川 愛也(にしかわ まなや)は、1999年(平成11年)6月10日生まれで20歳です。
大阪府堺市の出身で、身長は180cm、体重は78kg、右投げ左打ちの内野手です。
野球を始めたのは、小学2年生の時で軟式野球の長曾根ストロングスというチームに入って始めました。
6年生の時、第31回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)に出場、チーム4度目の全国制覇を達成、優勝投手に輝きました。
中学時代は浜寺ボーイズに所属していました。
高校は埼玉の花咲徳栄高校へ進学、1年秋からベンチ入りを果たしました。
甲子園には2年の春と夏、3年の夏の計3回出場しています。
特に3年の夏には、甲子園の決勝戦で3安打4打点の活躍で、埼玉県代表として史上初となる優勝に貢献しています。
高校の3年間で、通算31本塁打を放っています。
チームメイトにはドラフト4位で中日に入った清水達也がいます。
この活躍により、2017年9月232日のプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから2位で指名され、11月15日に仮契約を結びました。
背番号は51を受けています。
12月21日には地元加須市のスポーツ功労賞の表彰を受けています。
西武に入団した2018年には、大胸筋を負傷してしまったため、ほとんどリハビリで過ごしました。
やはりプロへ入って体ができていない時期だっただけに、これは本人にとっても辛いことだったと思われます。
西川 愛也の特徴は、50m走で6.2秒という俊足で、広角に打ち分ける打撃に魅力があります。
来年は大いに期待できる選手だと思います。
牧野 翔矢(まきの しょうや)

続いてご紹介するのはこの選手です。
牧野 翔矢(まきの しょうや)は、2001年(平成13年)3月4日生まれで18歳です。
石川県鳳珠郡穴水町の出身で、身長は178cm、体重は77kg、右投げ左打ちの捕手です。
野球を始めたのは小学3年生の時で、捕手として始めました。
高校は名門の遊学館高等学校で、1年から即ベンチ入りを果たし、夏には試合に出場しています。
高校3年間で通算15本塁打を放ちました。
しかし甲子園には出場できませんでした。
2018年9月18日に行われたプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから5位で指名されました。
11月15日に契約金推定で4000万円、年俸推定で1000万円で契約を結び、背番号38を受けています。
牧野 翔矢の特徴は遠投115mの肩の強さです。
これは捕手にとっては欠かせない要素だと思います。
さらに50m走では5.25秒の俊足の持ち主でもあります。
高校時代には1番で出場したこともありました。
おもしろいエピソードとして、自分の肩の可動域を広げるために、中学時代に友だちと一緒に海に潜って、銛を使ってタコやベラを突いて捕っていたそうです。
その効果もあって今は捕手として、同じチームメイトの先輩である森友哉を目標に頑張っているとのことです。
この選手も来季は西武の注目選手の一人といえますね。
持ち前の打撃を発揮して、森友哉の二代目として活躍して欲しいと思います。
以上、ここまでは埼玉西武ライオンズの注目若手野手をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
いよいよ来年は東京五輪大会が始まりますが、その影響もあってプロ野球の開幕日が前倒しとなるとのことです。
例年以上に速い調整が必要になってきますので、特に若い選手たちにとって、これからが大事な時期になりますね。
五輪同様、プロ野球の盛り上がりも大いに期待したいところです。
皆さんで声援を送りましょう。
ガンバレ埼玉西武ライオンズ! 日本一を目指して頑張れ若手選手たち!
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