いよいよ迫ってきた東京五輪2020大会ですが、各競技ごとに今や熾烈な出場選手の選考大会が行われていますね。
果たして晴れの舞台に立てるのはどの選手になるのか、とても気になるところです。
東京五輪1964がまだ私たちの記憶に残っていますが、当時はアベベ・ビキラ選手が裸足でマラソンを走ったことが、記憶に新しいところですね。
時は過ぎて56年後となる東京五輪2020は、真夏の祭典となります。
気温と湿度が高い夏の盛りに開催されるわけですから、出場する選手もまさに命がけとなるでしょう。
大会に備えてこれからは暑さ対策をどうとればいいかが重要になってきます。
その出場枠を決めるためのマラソン大会が開かれ、1位と2位の選手が東京五輪大会出場が決まりましたね。
ここでは男子マラソンの五輪出場が決定した一人である、服部勇馬に的を絞り、その経歴やプロフィール、五輪出場歴や成績を最新情報を交えながらお伝えします。
どうか最後までご覧ください。
服部勇馬の経歴は?

陸上競技を始めたのは中学3年生の時でした。
その3年生の時、全日本中学陸上大会に出場し、1500mの決勝で7位に入賞しました。
弟である服部弾馬と一緒に全国中学駅伝への出場を目指しましたが、惜しくも逃してしまいます。
仙台育英高校に進学し3年生の時には、青森で行われたインターハイの5000mにおいて、5位に入賞しています。
これは日本人選手では作新学院高校の、横手健に次ぐ2位ということですから、素晴らしい成績だと思います。
大学は東洋大学へ進み、1年生の時から駅伝のメンバーとして活躍しました。
2年生の時には出雲駅伝に出場し5区を担当、見事に区間記録を立てています。
一方、2014年1月2日から3日の第90回の箱根駅伝大会では、エース区間といわれている2区を走り、区間3衛の好成績を残しました。
その貢献もあり東洋大学は、往路優勝と総合優勝を見事に獲得しています。
素晴らしいことだと思います。
同年開催の第58回熊本城マラソン30kmロードレースに出場し、1時間28分52秒という記録で、見事に優勝を成し遂げました。
この記録ですが前の年に設楽啓太が打ち立てました学生新記録を、更新するものとなりました。
2015年1月2日から3日の第91回箱根駅伝大会では、前年同様に花の2区を走り、駒沢大の村山謙太や城西大の村山紘太兄弟など各校のエース抑えて、見事に区間賞を獲得しています。
2年連続での快挙ですから、実に素晴らしいことだと思いますね。
2015年11月に行われた第47回全日本大学駅伝大会では、1区を走り3位まで同秒ながら区間賞を取っています。
2区には弟の弾馬が走りましたが、兄弟でのバトンタッチとなりました。
その弟の弾馬も頑張って走り、見事に区間賞を取りました。
兄弟そろって区間賞を取ったことになりますが、見事だと思います。
なお、この大会では他の区でも選手たちの頑張りで、優勝候補の青山学院大と競い、最後は8区を走った上村和生が、青学の神野大地を突き放して、初の駅伝全国1位の栄冠を獲得しています。
そして自身最後の箱根駅伝となった2016年の第92回箱根駅伝大会では、前年同様に花の2区を走り、3年連続での出場で、2区2年連続区間賞を獲得しました。
これは日本人選手としては早稲田大OBの渡辺康幸以来20年ぶりということです。
これまた実に素晴らしいことだと思いますね。
2016年3月に東洋大学を卒業後トヨタ自動車に入社しました。
11月に行われた中部実業団駅伝競走に出場し、最長区間である4区を走りました。
ルーキーでありながら頑張って走り、50分32秒で区間賞を獲得、チームの大会新記録での優勝に大きく貢献しています。
これも素晴らしい活躍ですね、見事というほかありません。
2017年の全日本実業団対抗駅伝競走大会に出場、花の4区を走りしばらくの間はホンダの設楽悠太と並走します。
そして12kmの地点で競り勝ちました。
一人抜きを見せましたがチームとしては2位となり、惜しくも3連覇はなりませんでした。
2018年12月の福岡国際マラソンでは、2時間7分27秒という好記録で、14年ぶりの日本人選手優勝を成し遂げています。
その結果、2020東京五輪選考会であるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)への出場権を獲得しました。
その2019年9月15日に開催されたMGCでは、見事に2位に入り、1位になった中村匠吾と共に東京五輪出場が内定しました。
おめでとうございました。
以上、ここまでは服部勇馬の経歴をお伝えしました。
これからも大いなる活躍を期待したいと思います。
服部勇馬のプロフィールは?
それではここから服部勇馬のプロフィールをお伝えしたいと思います。
服部勇馬(はっとり ゆうま)は1993年(平成5年)11月13日生まれで25歳です。
新潟県十日町の出身で、身長は176cm、体重は61kg、仙台育英高校から東洋大学経済学部へ進み、卒業後はトヨタ自動車に入社しています。
1歳下に弟でトーエネックに在籍中の服部弾馬がいます。
兄弟共に現在も活躍中です。
以上、服部勇馬のプロフィールをお伝えしました。
なお、ここまでの各大会での成績などは、この後詳しくお伝えします。
服部勇馬の五輪の出場歴、成績は?
それではここからは服部勇馬の五輪の出場歴、成績を見ていきましょう。
ここまでオリンピックへの出場歴はありませんでした。
そこでここからは、今までの主な大会での成績などをまとめてお伝えします。
なお、トラック・ハーフの戦績は3位以上をお伝えします。
・2012年 関東私学5大学対抗陸上競技選手権大会3000m 3位 8分13秒13(自己ベスト)
・2014年 日本ジュニア・ユース陸上競技選手大会5000m 優勝 1時間28分52秒(学生新記録)
・2014年 小江戸川越ハーフマラソン大会 優勝 1時間3分37秒
・2018年 金栗杯玉名ハーフマラソン大会 2位 1時間3分06秒
以下はマラソンでの全成績です。
・2016年 東京マラソン2016 12位(日本人では4位) 2時間11分46秒(初マラソン)
・2017年 東京マラソン2017 13位(日本人では4位) 2時間09分46秒(初のサブ10)
・2018年 プラハマラソン 5位 2時間10分26秒
・2018年 福岡国際マラソン 優勝 2時間07分27秒(自己ベスト)
・2019年 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ) 2位 2時間11分36秒(東京五輪2020マラソン代表内定)
以上、服部勇馬の五輪の出場歴と大会成績をご覧いただきました。
ここまで頑張ってきていることがよくわかりますね。
さあいよいよ間近に迫ってきた五輪ですが、最初に申し上げたように、この大会は真夏の暑い盛りに開催されることが決まっていますね。
選手はもちろんのこと、観客にとっても暑さ対策がかなり重要になってきますね。
朝早い時間帯とはいえ、マラソンは暑い日差しの中での戦いとなります。
熱中症にかかる選手も出てくるのではないでしょうか。
体調を維持することがかなり厳しいことになりそうです。
日本代表選手には、ぜひ頑張ってほしいと思っています。
そのためには皆さんでの声援が大きな力になると思っています。
さあ一緒に大きな声で声援を送りましょう。
ガンバレ日本! 服部勇馬頑張れ! 栄冠を目指して最後までガンバレ!
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