スポーツの祭典、世界中のアスリートたちが4年に一度集う戦いの場所、東京五輪2020がもうすぐ開幕します。
果たして今大会ではどのような展開が待ち受けているでしょうか。
この大会を心待ちしている多くのスポーツファンにとって、今が一番心がときめいているのではないかと思います。
各競技において日本代表選手を決めるべく、各選手権大会の開催がもうすでに一部で行われています。
どの選手たちにとっても最終的にこの世界選手権大会などで、好成績を挙げることによって、来年の東京五輪への切符が手に入るわけです。
今までの苦労がここで報われるのか、又は最終的に届かずに涙をのむことになるのか、厳しい戦いが待っていますね。
ここからは日本のお家芸でもある柔道について、注目されている選手を取り上げてみたいと思います。
男子柔道で注目の大野将平にスポットを当て、経歴やプロフィール、五輪出場歴や成績などを最新情報を取り混ぜてお送りします。
最後までお楽しみください。
大野将平の経歴は?

それではさっそく大野将平の経歴からお伝えしたいと思います。
柔道を始めたのは7歳になった時で、松美柔道スポーツ少年団に入って始めました。
地元の山口市立良城小学校を卒業した後、2歳上のお兄さんを頼って上京したそうです。
東京都世田谷区にある「講道学舎」という所に所属しましたが、入学当時はそれほど強い選手ではなかったのですが、鶴巻中学校2年生になったころには、強くなった大野選手と組みあうことを避ける選手が出てきたとのこと。
それほど急激に強くなった証拠ですね。
しかし本人曰く、そのころはあまりの辛さに泣いていた記憶しかなかったそうです。
ちょっと意外な感じですね。
やがて高校へ進学しますが、世田谷学園高校に進みました。
1年生の時には金鷲旗高校柔道大会に出場、準々決勝で東海大相模高校と対戦しましたが、同じ1年の羽賀龍之介に指導2で敗れ、世田谷学園チームは5位にとどまっています。
2年生の時にはインターハイで73kg級に出場、決勝まで進み、清風高校3年の垣田恵祐を隅返で破り見事に優勝しました。
3年の時は首の負傷などであまり力が出せずに金鷲旗高校柔道大会では5位に、インターハイでは都の予選で敗退したため、本大会に出場できませんでした。
2010年に天理大学へ進学しました。
1年の時にフランスジュニア国際大会に出場し、優勝しています。
当時前日本代表の監督だった篠原信一に、特例でジュニアからシニアの強化指定選手に引き上げてもらい、シニア合宿に参加、今まで以上に力を蓄えていきました。
これも一つには運が向いてきたことだと思います。
大学2年の時には日本ジュニアで優勝、世界ジュニアでも優勝していますがこれも素晴らしいことだと思います。
2012年2月、ワールドカップ・オーバーヴァルトに出場、シニア国際大会初の優勝を果たしました。
大学3年の時には11月の講道館杯決勝戦で土井健史と対戦、内股で一本勝ちを収め初優勝しました。
12月のグランドスラム・東京で決勝で中矢力と対戦、小外刈で技ありを取ってから大外刈で一本勝ちを収め、グランドスラム大会初優勝を飾っています。
これも見事な成績ですね。
大学4年の時には、8月の世界選手権初戦で韓国の王己春と対戦、掛逃げを連発する相手に対し、反則勝ちで勝利しました。
2戦も勝利、その後も順調に勝ち進み、決勝ではロンドン五輪の銅メダリスト、フランスのウゴ・ルグランに対して跳腰で破って6試合すべて一本勝ちで優勝を飾っています。
この活躍ぶりはすごいことだと感心しましたね。
「前に出る攻撃的な柔道ができた、全て一本で勝てたことには満足、勝ち続ける選手になりたいし、もっと強くなってリオ五輪でここに戻ってきたい」と語っています。
天理大学を卒業し、2014年には旭化成に所属となりました。
4月の選抜体重別で決勝で中矢と対戦、浮落で一本勝ちを収め今大会初優勝、世界選手権代表に選出されました。
2015年2月、グランプリ・デュッセルドルフ大会では決勝まで勝ち進み、グルジアのヌグザリ・タタラシビリと対戦、内股で技ありを取ったのち、小外刈で一蹴し見事に優勝を遂げました。
4月から天理大学院に進み、引き続き細川氏から指導を受けることになりました。
8月の世界選手権では最初の3試合を合わせ技、大外刈、合わせ技で一本勝ち、準々決勝もヨーロッパチャンピオンのイスラエル、サギ・ムキに圧勝、準決勝では安と対戦、終盤で裏投げを決めて一本勝ちをします。
決勝では世界チャンピオンの中矢と対戦、小外刈の技ありで破り、2013年以来2年ぶりの世界選手権優勝を成し遂げています。
これも見事な勝利であると思います。
2016年2月、グランプリ・デュッセルドルフ大会では次々に勝ち進み決勝ではアゼルバイジャンのルスタム・オルジョフを内股技ありで破り、今大会2連覇を成し遂げました。
「すべては8月、そこで勝たなければ意味がない」
4月の選抜体重別で決勝で中矢と対戦、指導1で破り今大会2度目の優勝をしています。
その結果待望のリオデジャネイロ五輪日本代表に選ばれました。
「すべての経験をリオデジャネイロ五輪につなげられればいい、必ず金メダルを取りたい」と語っています。
2017年4月、選抜体重別には天理大学院での修士論文作成のため、出場を見合わせています。
その結果、世界選手権代表メンバーから外されました。
2018年2月、グランドスラム・デュッセルドルフ大会に出場し、決勝ではオルジョフを内股で破り、オリンピック以来1年半ぶりで国際大会優勝を果たしました。
11月のグランドスラム・大阪ではすべて一本勝ちで決勝まで進み、海老沼を隅落の技ありで破り優勝しました。
2019年2月、グランドスラム・デュッセルドルフ大会に出場し、ここでも順調に勝ち進み、決勝では海老沼を浮技の技ありで破り優勝を成し遂げました。
「結果だけ見ていると『良かった』となるだろうけど、どうしても内容に目が行く。もやもやする我慢の一日だった」とコメントを残しています。
おそらく自分では満足がいかない勝利だったのでしょう。
4月の体重別では準決勝で海老沼を谷落の技ありで破り、決勝では橋本を9分30秒で隅落の技ありで破り、見事に優勝を勝ち取りました。
そして世界選手権代表に選出されました。
現在その選手権が行われているわけですので、好結果を待ちたいと思います。
以上、大野将平の経歴についてお伝えしました。
これを見ていますと、順調な時もあれば不調な時もあり、代表に選出されるということは、並大抵なことではないということを、改めて知らされた思いです。
大野将平のプロフィールは?
それではここで大野将平のプロフィールを見ていきましょう。
大野 将平(おおの しょうへい)は、1992年(平成4年)2月3日生まれで27歳です。
山口県山口市の出身で身長は170cm、階級は73kg級で右組手、血液型はO型で段位は四段を取得しています。
得意技は大外刈りと内股で、所属先は旭化成です。
とにかく稽古熱心で1日1000本の打ち込みをこなすほどだそうですが、本当に柔道が好きでたまらない人なんですね。
たとえ相手が重量級の選手であっても、臆することがありませんし、基本的には一本を取る柔道を心がけています。
しかし現状では最終的には勝たなければ意味がないことから、勝ちにこだわる柔道を目指しているようですね。
きれいに一本勝ちをすることは、とても気分がよくなりますが、そんな色気を出すと思わぬところで心にスキが生じます。
そのあたりにも細心の注意を払っているとのことですが、さすがだなと思いました。
さらに外国選手と真正面から対決するため、力負けをしないようウエイトトレーニングにも本格的に取り組んでいるようですね。
これからも、さらに技に磨きをかけていきたいと考えているとのことです。
大いに期待できる選手であると思います。
大野将平の五輪の出場歴、成績は?
さて大野将平の五輪の出場歴、成績はどうなっているのでしょうか。
早速調べてみました。
その結果オリンピックに出場したのは、2016年のリオデジャネイロ五輪であることが判明しました。
この五輪大会では、73kg級に出場し、見事に金メダルを獲得しています。
素晴らしい成績で感心されますね。
なかなか本番で実績を挙げられない選手が多い中で、この金メダル獲得は実に素晴らしいことだと思っています。
おそらく精神力も相当強いものを持っている選手だろうと思います。
今後も大いに期待できる選手であると確信しています。
さあいよいよラストスパートがかかってくるわけですが、この世界選手権はそんな意味からもとても大切な大会です。
ぜひ優勝をしてほしいと強く念願しています。
来年の東京五輪本大会は真夏の開催ということで、今から暑さ対策が必要だと思います。
半端ないくらいの暑い中での大会ですから、体調維持にはかなり苦労するのではないでしょうか。
何とか暑さを乗り越えて日ごろ鍛えた技を大いに駆使して勝利に導いてほしいと思います。
さらには多くの人たちの応援がとても心強いものになると思っていますので、皆さんで大きな声でエールを送りましょう。
頑張れニッポン! 金メダルを目指して頑張れ 大野将平!
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