平成31年の春場所は横綱白鵬関の全勝優勝で幕を閉じましたね。
なんとこれで42回目の優勝とのことですから、すごいと言わざるを得ません。
この大記録を破る力士は今後出てくるでしょうか。
おそらく出てこないという気がしますが、あなたはどのように感じているでしょうか。
千秋楽の大一番で横綱鶴竜関と最初から最後まで力の入った、これぞ横綱相撲!と思えるくらい熱い戦いをしましたね。
土俵際での白鵬関はすごい形相で右からの下手投げをうって、鶴竜関を倒しましたが、土俵下に落ちた際思わず右の上腕に痛みを覚え、懸命に痛みをこらえるという姿が映し出されました。
この場面を見ていて私は、あの引退をした元横綱の稀勢の里関を思い出しました。
そのことによって稀勢の里関は大けがを負ってしまい、最後まで苦しんでしまったことを思い出しました。
今回白鵬関はどの程度のけがだったのでしょうか、大きな怪我でなければいいのですが少し気がかりですね。
いよいよ来場所は5月ということで新しい年号がスタートして直後の夏場所ということになりますが、果たしてどんな和暦になるかとても興味がありますね。
ここからはその平成時代で忘れられないほどの存在感を示し、大横綱となった白鵬翔関について詳しく見ていくことにしたいと思います。
白鵬は部屋を持てるの?
普通横綱などを勤め上げその後引退をした関取が、新しく部屋を持つことがよくありますが、白鵬関の場合はどうでしょうか。
白鵬関ですが2017年に名古屋場所後で幕内優勝39回を達成した際、日本の国籍取得を決めたそうです。
このことによって、白鵬関は親方になるための資格を得たことになるということです。
大相撲で親方になるためには日本国籍を所有することが条件であるためです。
2007年に白鵬関は紗代子夫人と結婚をされました。
帰化申請をする場合ですが、認定は普通半年から1年くらいかかるそうですが、日本人の女性と結婚している場合はもっと早く受理されることもあるそうです。
これらを合わせて考えますと、いよいよ「白鵬部屋」の誕生が見えてきた感じですね。
これだけ多くの優勝を誇ってきた白鵬関ですから、日本相撲協会としても「一代年寄」として認定せざるを得ないと思いますので、期待が大きく膨らんできたような気がします。

白鵬は年寄株は取得済み?
親方になるためには年寄株を取得しなければなることはできません。
そのためには前提条件である日本国籍を取得合いなければなりませんが、それに一歩近づいたわけですから、今後は年寄株の取得に全力で取り組んでいくものと思われます。
もし年寄株を取得できれば、念願の親方に慣れることは確実となるわけですので、期待する声も高まってくるのではないでしょうか。
白鵬は東京オリンピックまでは引退しないって本当?
先日野球界ではあのイチロー選手がついに引退を表明し、長い時間に渡って記者会見が行われました。
白鵬関もそのイチロー選手のことに触れていました。
「メジャーリーグに行ったことで目に見えないプレッシャーがあったと思います。45歳まで現役を続けるなんて(自分は)かんがえられません」と話したそうです。
さらに「引退会見で楽しかったのは入団してしばらくの間だった」との言葉を引き合いに出して、「自分も似ているところがある。横綱や大関を倒すという意味では、関脇までは相撲が楽しかったです」とも話をし、お互いにその道での頂点を極めた人同士が理解できることで、苦労をねぎらったそうです。
この話を聞いた時は思わず胸にジーンとくる気がしましたね。
当事者でしかわからない多くの苦労を胸に抱えてきた人だからこそ言える言葉だと強く感じました。
今大相撲界では若い勢いのある力士たちが、次々と登場していますね。
世代交代の時期が来ているような気がしますが、今場所の白鵬関の相撲っぷりを見ていますと、まだまだ力が強く残っている気がします。
けがなどで今まで以上に休場をするときも増えていますが、それでも休場明けの場所では、他の力士に対して決して力負けをすることなく退けてきましたね。
これは大したものであると思っています。
本場所が終わると地方巡業がすぐに始まりますが、その際も本場所同様に事前の準備運動やけいこに対しても、若い力士を引っ張り出して懸命にけいこに励んでいる白鵬関です。
これからももっと強い白鵬関の姿をたくさん見ることができると確信しています。
2020年の東京オリンピックの開催まで、残りは1年と4か月ほどになりました。
以前白鵬関は東京オリンピックではぜひ土俵入りを行いたいものである、と発言をしていたことがありました。
この調子でいけば必ず実現できると思っています。
それを待ち望んでいる多くの大相撲ファンが存在していると思います。
そのためにも今場所千秋楽でけがをしてしまいましたが、一日でも早くけがを直してもらいたいと願っています。
あまりにも強さが目につく白鵬関ですので、正直なところあまり好きではないという大相撲ファンがいらっしゃるかもしれませんが、それでもあの力強い相撲内容を見れば、白鵬関の強さに対して尊敬のまなざしを送ることができると思います。
まずは今場所での活躍に対してゆっくり休養を取ってほしいと思います。
それが癒えたのちは、また一心不乱なけいこ姿を見せてくれるものと期待しています。
平成の大横綱として、いつまでも私たちの心の中に白鵬関は存在していると思っています。
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