2019年のプロ野球もキャンプが終わりを迎えこれからは各球団内での紅白戦やオープン戦が開始される時期になりました。
一戦ごとに細かなチームプレーや連携などかなり厳しい練習が行われることになりますね。
この時期は特にけがや病気などが起きないよう、特に注意をする必要があるとのことですが、その大事な時に、あってはならない事故が起きてしまいました。
中日ドラゴンズの開幕投手と目されていた松坂大輔選手が、キャンプ地で一部のファンの行動によって大事な肩を痛めてしまうハプニングが起きました。
そのため松坂選手は予定していた練習を切り上げざるを得なくなって、行院へ行き診察を受けたとのことです。
幸い大きなけがにならず、炎症を起こしたという診断が下され、中日ドラゴンズの関係者も心をなでおろしたとの報道がなされていました。
松坂大輔の怪我の理由がヤバい?
いつも見ていて思うことですが、キャンプ地における選手とファンとの距離感が、あまりに近すぎるのではないかという危機感です。
ファンにとってはあこがれの選手をより身近に見たい、出来れば体に触れてみたいとういう気持ちもわからないではないですが、一番やってはいけない投手の利き腕をつかんでしまったということが、大きな原因だったことです。
選手にとって特にピッチャーには利き腕というものは何よりも大切なものだということになりますね。
その大切な体をどうすれば最高潮に機能させることができるか、それを一心に考えて選手たちは練習を重ねているわけです。
ですからそれをファンである人たちもより真剣に考える必要があると思っています。

何事もほどほどが肝心?
実は私は大相撲が好きで実際に国技館へ行って見学をしたことがあります。
かなり昔のことですが、当時は「麒麟児」という人気の関取がいましたが、取り組みが終わって花道を下がる際、多くのファンがどっと押し寄せて麒麟児関の体をあちこち触っていました。
お相撲さんの体は大きくて柔らかく触ってみると気持ちが良いこともあって、中には思いっきりたたく人もいました。
もちろん顔に出すわけにもいかず、きっと本人はあまりいい気はしなかったのではないかと思います。
スポーツファンあってのスポーツ選手といえますが、一部ファンの行き過ぎた行動によって、まかり間違えれば選手生命にも大きく影響してしまいかねません。
すべてにわたって言えることですが「何事もほどほどが肝心」だと思います。
球団の不手際もある?
今回の事故が起きた時に各報道機関では中日球団の不手際があったのではないか、という疑惑です。
選手たちの移動に伴ってどうしてもファンが大勢ついて回ることが事前に予想されていたことだろうと思います。
その際の警備体制はどうなっていたのか知りたいところですね。
球団の管理責任が問われている?
いろいろなイベントが行われる際、警備保障会社が警備を請け負って、行事が行われる一日の間はしっかり警備をするのが当たり前です。
今回はその体制が十分であったのかどうか、しっかりと問題点を検証して再発防止に努めることだ大切だと思います。
今回はまだ重大なけがが起きずに済みましたが、万が一のことを考えた時はもっと慎重に警備体制を事前にしっかり整えるべきだと思います。
選手にとってもファンの存在は自分自身の大きな励みにもなりますから、大切にしなければいけないということで、いつもファンサービスに心を砕いていると思います。
どうしたらファンの皆さんが喜んで試合を見に来てくれるか、一番のサービスと言いますとやはりサインを書いてあげるとか、ファンと一緒の写真撮影をするなどがあげられるでしょうか。
一番近くで触れ合うことになるわけですから、当然ながら危険も伴うことになります。
しかしあまり厳重な警備態勢を敷いてしまいますと、一部のファンからは不満の声が上がってくることも予想されます。
このへんの駆け引きといいますか、程よい距離感が必要になるわけですね。
球団関係者にとっても難しい選択を迫られていることが理解できます。
これからシーズンが始まるまでは一日たりとも気を休めることができない日が続くと思いますが、選手の身を守ることだけは忘れないでほしいと念願しています。
今季から中日ドラゴンズの新監督として与田剛さんが指揮を執っていますが、ドラフト1位で入団した根尾昂選手を始め多くの選手たちの活躍が期待されていますね。
これまでセリーグの優勝からしばらく遠ざかっていたわけですので、今季にかける監督やコーチ、選手たちの皆さんの優勝への意気込みには、今までにない気迫を感じています。
ぜがひでも優勝を目指して頑張ってほしいと思います。
最後になりますが、松坂大輔選手の今シーズンのより一層の活躍を祈りながら、これから来る開幕を楽しみにしたいと念願しています。
頑張れ中日ドラゴンズ! 目指せ優勝を! けがに負けるな松坂大輔選手!
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