プロ野球も完全にオフシーズンを迎え、各球団では来季へ向けてすでに発進をしています。
セ・リーグでは読売ジャイアンツが2連覇を果たしましたが、日本シリーズでは宿敵福岡ソフトバンクホークスに2年連続で0勝4敗という悔しい思いを残して終了しました。
巨人軍としてはこのままおとなしく引き下がってはいられません。
即、来シーズンへ向けて戦力補強に勤め始めましたね。
その結果、横浜DeNAベイスターズの有力な2人の選手を迎い入れました。
ここからは投手で新たに巨人入りを果たした、井納翔一にスポットを当てて、どんな選手なのかを探っていきます。
どうか最後までじっくりご覧ください。
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井納翔一はなぜ宇宙人といわれるのか?

最初はこの話題からお送りしましょう。
選手には様々なニックネームが付けられているのはご存知だと思います。
井納翔一選手には「ハマの宇宙人」というニックネームが横浜DeNAに在籍していた時に付けられていました。
一体、なぜこのニックネームが付けられたのでしょうか。
早速調べてみました。
その結果分かったことがあります。
それは井納選手はその言動や行動が一般的な人と比べても、変わっていることだそうです。
糸井選手や今話題の新庄さんなど、血液型がA型の人がよく言われているとのことです。
はっきりした理由は分かりませんが、興味があるところと無関心なところのギャップが大きいのではないかと思われます。
そのため日本人的な要素よりも、宇宙人的な要素が勝っているのではないでしょうか。
宇宙人というのはどんな性格なのか、はっきりしたことは正直わかりませんが…。
でも何となく雰囲気的に見ても、いかにも宇宙人という感じがしないでもありませんね。

井納選手にはこんなエピソードも残されています。
2013年3月のこと、オープン戦での試合前に報道陣に感想を聞かれた井納選手は、「ヤバいです。今日は4時起きです」と言ってベンチに入っていきました。
その試合が終わった後、報道陣から(なぜヤバいと言ったのか)意味を問われ、「誰に聞いたんですか?早いですね、情報が」と答えたそうです。
自分が明かしていたことを忘れていたのです。
先発の前夜で緊張して寝られなかったのか、と思いきや「お腹が空いて目が覚めちゃったんです」
そして、対戦した当時ソフトバンクのラヘア選手について聞かれた際、「ラ、ラフェア?カタカナは苦手なんですよ」とわけの分からない回答をしました。
こんな感じですので当時の中畑清監督も、井納選手について「こちらの意図した質問と違う答えが返ってくる。会話が成り立たない」とぼやいていました。
最近見たスポーツ番組でも中畑さんは、井納選手に巨人への移籍が決まった際、メールを送ったそうですが、わけのわからないメールが返ってきたとのことです。
その時も「彼は宇宙人だから仕方がない」と面白おかしく語っていましたね。
これからは「ハマの宇宙人」から「巨人の宇宙人」として、大いに頑張ってほしいと思っています。
きっとすぐに巨人軍の仲間に入って、特にウィーラー選手とすぐに仲良くなって、良き話し相手となれる気がしています。

お互いに相手の良いところを吸収して打ち解けることができそうですので、速くその時を見てみたいと思っています。
先発の一員としても良し、あるいは中継ぎの一員としても良し、抑えの一員としても良し、三拍子そろった貴重な存在となる気がしています。
また、今回はかつての同僚である梶谷選手も一緒に巨人軍に移籍をしていますので、心強さも感じるのではないでしょうか。

お二人ともに頑張ってほしいと思います。
井納翔一はなぜ巨人に移籍を決断したの?
それでは続いてこの話題を取り上げたいと思います。
横浜DeNAベイスターズに在籍中ですが、巨人相手によく投げていた気がしますが、一体今回はなぜその巨人に移籍しようと思ったのでしょうか。
その前に今回のFAでの移籍が決まる前に井納選手が語っていた言葉がありますので、ご紹介します。
井納選手はDeNAを通じて次のコメントを発表しています。
「26歳という年齢であるにもかかわらず、ドラフト会議で指名されたことと、ルーキーの時から即一軍で投げさせていただいたことに感謝しています」
さらに2016年のクライマックスシリーズファーストステージ初戦での巨人戦では、東京ドームで活躍しましたが、それについては「東京ドームでのファンの皆様の声援は忘れることはできません。本当に濃い8年間でした。ありがとうございました」と感謝の念を表していました。
これを聞いて私は井納選手というのはすごくまじめな選手であると思いました。

色々なエピソードを聞いているとちょっとばかり言葉は悪いですが、不真面目なのではないかと思ったりもしますが、根は正直でまじめなのだと思います。
そんな性格ですので恐らく巨人に入ってからも、周りの監督やコーチ、同僚の選手たちとも早く打ち解けることができそうですね。
私自身も速くそんな姿を見てみたいと願っています。
井納翔一の成績と年俸は?
それでは改めて井納翔一のプロフィールと経歴を見ていきたいと思います。
井納翔一(いのう しょういち)は、1986年(昭和61年)5月1日生まれで34歳です。
東京都江東区の出身で、身長は188㎝、体重は94kg、現役のプロ野球選手、右投げ右打ちの投手で、現在は横浜DeNAベイスターズに在籍中ですが、来季から読売ジャイアンツに移籍が決まっています。
プロ入り前の経歴は?
中学生の時は軟式野球の「大島クラブ」に所属していました。
高校は千葉県にある強豪校、木更津総合高等学校に進みました。
2年生の夏には第85回全国高等学校野球選手権大会に出場しましたが、井納翔一は試合に出ることはできませんでした。
スタンドで応援をしています。
結局、高校生時代は一度も甲子園で投げることができませんでした。
残念だったことと思います。
高校を卒業後上武大学へ進学しました。
4年生の時にチームとして関甲新学生野球リーグの春秋2季連覇の達成に貢献しました。
2季連続で最優秀防御率のタイトルを獲得する活躍を見せました。
大学を卒業後、NTT東日本に入社しました。

2年目には第37回社会人野球日本選手権大会に出場し、登板を果たしましたが3年間はあまりよい成績は残せませんでした。
そして一時は引退も考えましたが、スプリットを習得することと投球フォームを修正したことで、4年目にはエースの座に就くことができたのです。
社会人時代は「ダルビッシュ」ならぬ「イノビッシュ」という称号を与えられたことも有名です。
それらの活躍がプロ野球のスカウト陣から注目され、2012年のプロ野球ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから3巡目で指名されました。

契約金は推定で6000万円、年俸は推定で1000万円という条件で入団しています。
背番号は「15」を受けています。
横浜DeNA入団後の経歴は?
ここからはプロに入団後の成績を年度ごとに見ていきたいと思います。
2013年 登板18 先発14 完投1 完封0 成績5勝7敗 セーブ0 ホールド2 勝率0.417 打者401 投球回89.1 被安打101 被本塁打7 与四球35 与死球2 奪三振66 失点56 自責点53 防御率5.34
2014年 登板25 先発25 完投3 完封1 成績11勝9敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.550 打者682 投球回159.1 被安打163 被本塁打18 与四球49 与死球7 奪三振104 失点83 自責点71 防御率4.01
2015年 登板21 先発20 完投3 完封0 成績5勝8敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.385 打者598 投球回134.2 被安打164 被本塁打13 与四球40 与死球3 奪三振92 失点56 自責点49 防御率3.27
2016年 登板23 先発23 完投2 完封1 成績7勝11敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.389 打者654 投球回151.2 被安打156 被本塁打14 与四球47 与死球6 奪三振113 失点65 自責点59 防御率3.50

2017年 登板25 先発24 完投1 完封0 成績6勝10敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.375 打者636 投球回152.1 被安打147 被本塁打9 与四球46 与死球8 奪三振93 失点66 自責点65 防御率3.84
2018年 登板24 先発7 完投0 完封0 成績6勝3敗 セーブ1 ホールド8 勝率0.667 打者256 投球回61.0 被安打60 被本塁打5 与四球16 与死球2 奪三振44 失点27 自責点24 防御率3.54
2019年 登板15 先発14 完投0 完封0 成績4勝5敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.444 打者309 投球回70.0 被安打74 被本塁打5 与四球28 与死球3 奪三振50 失点43 自責点37 防御率4.76
2020年 登板17 先発17 完投1 完封0 成績6勝7敗 セーブ0 ホールド0 勝率0.462 打者384 投球回89.0 被安打98 被本塁打10 与四球26 与死球1 奪三振69 失点41 自責点39 防御率3.94
通算:8年 登板168 先発144 完投11 完封2 成績50勝60敗 セーブ1 ホールド10 勝率0.455 打者3920 投球回907.1 被安打963 被本塁打81 与四球287 与死球32 奪三振631 失点437 自責点397 防御率3.94
井納選手は以上のような成績を残しています。
今後の活躍を期待したいと思います。
井納翔一の獲得年俸額は?

続いてはこれまでに獲得した年俸額の推移を見ていきたいと思います。
尚、金額は全て推定で、( )内は前年度比を示しています。
2013年 1000万円
2014年 1650万円(+650万円)
2015年 3900万円(+2250万円)
2016年 4500万円(+600万円)
2017年 7200万円(+2700万円)
2018年 8500万円(+1300万円)
2019年 7200万円(-1300万円)
2020年 6100万円(-1100万円)
以上、これまでに井納選手が獲得した年俸金額の推移をご覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。
この金額を見て感じたことは、活躍の割には低く感じましたね。
今後は読売ジャイアンツで大いに活躍をすれば、かなり金額がアップするのではないでしょうか。
いずれにしてもこれからますます頑張ってほしいと思っています。

さあいよいよ来シーズンへ向かって各選手たちはそれぞれ自分自身の体を鍛えていく時期になりますが、一体来季はどんな試合展開がなされるのか、興味は尽きませんね。
特に心配なことは新型コロナウイルス感染の進み具合にあると思います。
今後の予測が全くつかない状況ですので、不安な面も多々あるとは思いますが、出来るだけ早く元に戻ってほしいと願っています。
そしていつの日か、大きな声で声援を贈りましょう。
頑張れ、井納翔一! 読売ジャイアンツの輝く星となれ! 目指せ、先発要員へ!
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