2020年度のプロ野球界ですが、いよいよ後半に入って連日熾烈な戦いが続いています。
セ・パ両リーグともに首位を走っているチームがほぼ固定してきましたね。
セントラルリーグでは読売ジャイアンツの圧倒的な強さが目に付きます。
その読売ジャイアンツでは新人選手がこのところ活躍しているのが目立ちます。
ここからはエスタミー・ウレーニャに焦点を合わせてどんな選手なのかを見て行きたいと思います。
どうか最後までじっくりご覧ください。
ウレーニャはどんな選手なの?

それでは早速ウレーニャはどんな選手なのか、プロフィールと経歴を見ていきたいと思います。
エスタミー・ウレーニャは、1999年(平成11年)5月27日生まれで21歳です。
ドミニカ共和国のサントドミンゴの出身で、身長は183cm、体重は79kgという恵まれた体格の持ち主で、現役のプロ野球選手で現在は読売ジャイアンツに所属している、背番号「98」の右投げ右打ちの内野手です。
ドミニカ共和国の首都であるサントドミンゴについて、少し詳しく見てみたいと思います。
歴史でよく学びましたが、1492年にクリストファー・コロンブスが到着する前、先住民としてタイノ族が、キスケヤ、またはアイティと呼んでいた島に住んでいました。
その後、1496年にはスペイン人が島に定住し、1498年8月5日にサントドミンゴは南北アメリカでは最初の欧風都市となっています。
1992年にはコロンブスの新大陸発見から500年を迎え、コロンブス灯台がサントドミンゴにおよそ5億ペソの費用で建てられています。
ウレーニャの主な経歴をご紹介しますと、高校はクロスオーバー高校を卒業、その後はミネソタツインズ傘下のマイナー(ルーキーリーグ)に所属しました。(2017年~2019年)
2019年は1Aでプレーをしています。
2020年12月2日に同じテスト生である、ナティーノ・ディプランとともに読売ジャイアンツと育成契約に合意して、入団しました。

2020年3月11日の福岡ソフトバンクホークス戦で初の一軍でのオープン戦に出場、9番指名打者でした。
その後は2軍戦で出場し、54試合で打率は0.292、本塁打はチームでトップの11本を放っています。
打点でもチームトップとなる37打点を挙げる活躍を見せたことにより、9月17日に巨人の支配下登録をされています。
背番号は「98」を受けました。
巨人で一軍昇格前の守備位置と成績は?
一軍に上がる前ですが、ウレーニャは主に1塁手として出場しました。
成績は先ほどご紹介しましたがもう少し詳しくお伝えしますと以下の通りです。
試合数54、打席数218、打数は195、安打は57、得点は31、二塁打は7、三塁打は0、本塁打は11、打点は37、盗塁は0、犠牲フライは2、四球は21、死球は0、三振は33、併殺打は3、打率は0.292、長打率は0.497、出塁率は0.358という成績を残しています。

巨人では2軍監督として阿部慎之助監督が指揮を執っています。
直近では一軍のヘッドコーチを務めていた元木大介ヘッドコーチが、盲腸の手術を受けて代理ヘッドコーチとして阿部二軍監督が呼ばれましたね。

その二軍の代理監督として村田修一コーチが務めています。
ウレーニャは主に1塁手として出場していましたので、恐らく阿部慎之助監督からかなり厳しく指導を受けたものと思われます。
打撃はもちろんのこと、守備においてもかなり教えてもらったのではないでしょうか。
それにこたえてしっかり技術面や精神面を鍛え上げてもらったものと想像できます。
その恩師でもある阿部慎之助代理ヘッドコーチが一軍で指導している最中に、一軍に昇格できたわけですから、阿部代理ヘッドコーチもうれしかったのではないでしょうか。
これから一軍でどんな活躍を見せてくれるか、楽しみではないかと思います。
しかしご存知の通り読売ジャイアンツは競争選手が多く存在していますので、一時たりとも油断ができません。
少しでも気の緩んだようなプレーをすると、すぐに二軍に降格されてしまいます。
現にパーラ選手は今回二軍に落とされてしまいましたね。
打撃ももちろんですが、守備面でもきっちりとした仕事を要求されますので、決して気を緩めることはできません。
記録に現れないような小さなミスも、首脳陣はしっかり見届けています。
ですから今後はウレーニャ選手にとっても、まさに一日一日が真剣勝負となるわけですね。
ぜひ期待にこたえられるように、頑張ってほしいと思っています。
外人枠という決まりもあり、大変だと思いますが、一軍ではそれなりの成績を残すこと、これが一番です。
一日も早く日本の生活習慣になれること、言葉ももちろんですが、やはり体作りのために食習慣面でも早く日本の料理に慣れて欲しいですね。
そして出来れば日本人の奥さんをもらって、より健康的な食事に心がけることが大切だと思います。
明るい性格の選手のようですから、きっと周りの選手たちからも応援されるのではないでしょうか。
気軽に周りの選手にも質問したりできるといいですね。
これからの活躍に期待したい選手です。

以上、ここまでは巨人に育成から支配下登録され、晴れて一軍に出場が決まったエスタミー・ウレーニャ選手について、どんな選手なのかを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今年の巨人の強さは今まであまり見たことがないくらいの、強さを誇っていますね。
原監督は川上監督の大記録を抜いて、監督の勝利数では新記録を打ち立てました。
その陰には時には非常な采配と言われることもたびたびありましたが、すべては巨人の勝利のためという大きな目標が、それを達成したことになりますね。
そしてその原監督の期待に応えるのは、もちろん選手個々の働きがなくては出来ません。

自分がこの試合で何を目標としているのか、監督の考えを自分でストンと心に落とし、後はとにかく実践していくことが大切だと思います。
プロ野球は結果が全てと言いますが、やはりそこまでのプロセスも大切だと感じています。
一戦一戦チームが一丸となって戦っていく!
これこそ原監督が求めている全員野球だと確信しています。
ですから個人成績しか頭にないような選手は、決して使われないでしょう。
時にはそれがかなり厳しく感じることもあると思います。
最近では直江投手が4点差があったにもかかわらず、あと2死で勝利投手の権限があったにもかかわらず、2つの四死球を与えたところで、交代させられましたね。

ベンチへ帰ってから悔しさを体で表していましたが、一番心を痛めたのは原監督自身ではなかったでしょうか。
出来ることならば1勝を与えてあげたい、そんな気持ちも心の片隅にはあったものと思います。
しかし、それでもしも気を緩めて継続させていた場合、打ち込まれてしまうことも大いに考えられました。
プロに入って投手として1勝を挙げるということが、どれだけ大変なことであるか、それをしっかりと若い投手に伝えていく。
恐らくその気持ちが原監督としては大きかったのではないでしょうか。
そして苦しめば苦しむほど実際に1勝を挙げた時には、大きな喜びが湧いてくることになります。
良くたとえられることとして獅子が自分の子供に対して厳しく教育をする、谷底へ落として自分で這い上がってくるまで手を貸さないことが、本当の父親としての心構えであることが言われていますね。
原監督はまさしくその気持ちの表れであると、思わざるを得ませんね。
優しいだけでは人は育ちません。
これからも巨人軍の選手たちの活躍を、見守っていきたいと思っています。
頑張れ、読売ジャイアンツ! ガンバレ、エスタミー・ウレーニャ! なくてはならないジャイアンツの選手となれ!
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