2020年度のプロ野球はセリーグでは巨人がダントツで1位を継続中ですね。
今季は新型コロナの影響で、開幕が3か月半ほど遅れ、セ・パ交流戦が中止となり、オールスターゲームも中止でいつもと比べて寂しいシーズンとなっています。
観客数も感染を防ぐ目的で最大で5000人しか入れず、応援も大きな声を出したり鳴り物は禁止など、これも様変わりをしています。
そんな中ですが、各球団の選手の皆さんはそれぞれ日夜懸命に戦っている姿を見ますと、やはりプロ野球はいいな、と思います。
ここからは巨人で投手チーフコーチとして、投手たちへの指導をしている宮本和知に焦点を当てて、家族についてやコーチとしての成績や年俸など、最新情報を織り交ぜてお伝えしたいと思います。
暑い日が続きますが、水分と適宜の塩分を取りながら、ご覧頂きたいと思います。
宮本和知と嫁の年の差は?

それでは最初に宮本和知について、どんな人柄なのかプロフィールと経歴を見ていきましょう。
宮本和知(みやもと かずとも)は、1964年(昭和39年)2月13日、東京五輪が開催された年に生まれました。
現在は56歳です。
山口県下関市の出身で、身長は178cm、体重は77kg、元プロ野球選手で現在は読売ジャイアンツの投手総合コーチを務めています。
現役時代は左投げ左打ちの投手でした。
小学3年生の時からサッカーを始めました。
中学へ入りサッカー部を退部後、野球を始めています。
高校は山口県立下関工業高等学校に進みました。
2年生の時に投手に転向しました。
高校生時代は1981年夏の山口県大会で準決勝まで進みましたが、下関商校と対戦しましたが、惜しくも敗退、あこがれの甲子園には出場できませんでした。
高校を卒業後、社会人野球の川崎製鉄水島製鉄所の野球部に入団しました。
1983年、日本鋼管福山の補強選手として都市対抗に出場しました。
都市対抗では都市の代表となったチームが、同じ都市にある別のチームから、有望な選手を補強という形でメンバーに入れることができるというシステムになっています。
翌1984年には川崎製鉄水島のエースとして都市対抗予選で好投し、チームを初出場に導きました。
また、同じ年に行われた公開競技でしたが、ロサンゼルス五輪野球の日本代表メンバーに選出されています。

そのロサンゼルス五輪では、日本代表として優勝を果たし、見事に金メダル獲得に貢献しています。
これらの活躍がプロのスカウト陣に認められ、宮本和知は同年の秋に開催された、プロ野球ドラフト会議で、読売ジャイアンツから3位で指名されました。
入団時にはこんな出来事がありました。
入団発表の前日、宮本はサッカーをやっていて足首にけがをしてしまいました。
そのため入団発表に欠席せざるを得なくなってしまいました。
大きな失態をしてしまったのですが、何とか入団出来ました。
背番号は「13」を受けていますが、1991年から「21」に変更されました。
巨人に入団後は王貞治監督のもと、1年目から主に中継ぎとして起用されました。
38試合に登板しています。
その後の数年間は、伸び悩みました。
藤田元司監督に代わり1989年には、先発要員としてシーズンの後半から一軍に定着しました。
先発でプロ入り初完投と初完封を達成して、そのシーズンは5勝を挙げています。

10月6日の大洋ホエールズ戦では見事に完封勝利を挙げ、リーグ優勝時の胴上げ投手となりました。
1989年の日本シリーズ第7戦では藤井寺球場において、先発した香田勲男の後を受けて6回裏から登板、ゲームセットまで投げぬきセーブ投手となって、日本シリーズの胴上げ投手になっています。
1990年には初の規定投球回数に到達、自身初の二けた勝利である14勝(内完投が10)をマークし、2年連続リーグ優勝時の胴上げ投手になりました。
これは素晴らしいことだと思います。
1993年からは長嶋茂雄監督のもと、先発登板やリリーフでも登板するようになりました。
1995年には先発でも5ないし6番手としての出番が多く、ローテーションの谷間という位置で担っていましたが、そこでも7連勝を記録しています。
当時は桑田真澄、槙原寛己などの主力投手が故障などで離脱した際には、変わって先発を任されるようにもなりました。
長嶋監督は「レフティーズ」と命名しましたが、その一員として、優勝に大きく貢献しています。
この「レフティーズ」ですが、どんな選手がいたかと言いますと阿波野秀幸、河野博文、川口和久、後には岡島秀樹、小野仁などの左腕投手を指しています。
そして1997年には開幕2日目に、追突事故で頸椎を痛めました。
そのため後遺症に悩まされたことによって、あまり活躍できず、同年限りで現役を引退しています。
9月28日の中日戦が東京ドームで行われ、宮本投手にとっては公式戦最終登板となりました。
9回表二死の場面で登場、レオ・ゴメス選手を抑え、有終の美を飾りました。
試合後にはナインから胴上げをされ、勝利投手だったバルビーノ・ガルベスと握手を交わしました。
巨人の中にあって1990年代、貴重な左腕投手として活躍をしましたね。
150km/h近いストレートと大きく割れるたてのカーブ、スライダー、さらにはチェンジアップなどを武器に、5回のセ・リーグ優勝や2度の日本シリーズ優勝にも貢献しました。
投手会長として長期にわたって投手たちをまとめる役割をしたり、現役の晩年では選手会長も務めています。
リーダーシップの高さには内外からも高い評価を得ていました。
現役を引退後、持ち前のあかるさを生かして、タレントとしてまたコメンテーターでも活躍しました。
日テレの「ズームイン!!サタデー」でのコメンターでは人気を博しています。
また、プロ野球マスターズリーグでは、札幌アンビシャスの投手としても活躍しましたね。
そして2007年には芸能人女子のフットサルチーム「XANADU loves NHC」の監督に就任しました。
2008年9月には12歳年下の日本舞踊家である若柳きららさんと再婚しています。
2013年のシーズンから「日本放送ショウアップナイター」の野球解説者も担当しています。
そして2019年のシーズンには、原監督の元、巨人軍の一軍投手総合コーチに就任して現在に至っています。
以上、ここまでは宮本和知さんのプロフィールと経歴をお伝えしました。
コーチとしての働きと成績、年俸は?

ここからは宮本投手総合コーチとしての働きや成績、更には年俸など気になるところを見ていきましょう。
原ジャイアンツにとって、今や欠かせない存在となっている宮本投手総合コーチですが、コーチとしての評価はどうなっているのでしょうか。
つい先日ですが、宮本コーチは試合中にもかかわらず、涙を流すシーンがあり話題になりました。
後で分かったことですが、C・C メルセデス投手が1軍で先発登板した時のことです。
1,2回は抑えていたのですが3回になって突然顔をしかめる仕草をして交代をしました。
左のひじを気にしており痛みが走ったようでした。
それまでなかなか勝ち星を挙げることができず、この試合でも巨人は先制点を挙げていたこともあり、今度こそは勝てるかもと思っていたようですが、突然のアクシデントでした。

宮本コーチはメルセデス投手に近寄ってきて様子を伺いましたが、投げることができない状態であると知ると、思わず涙を流したのです。
メルセデス投手の左手をかばうようなしぐさでそっとなでる姿は、私たちも見ていて思わず「大丈夫か?」と思ったほどでした。
やはり投手のことを一番良く知っている宮本コーチであればこそ、何とか勝ち星を、との願いから思わず流した涙だったと思います。
そのように暖かい気持ちで選手に接している姿を見て、こちらも感動を覚えましたね。
これは一つの事例ではありますが、こんなところにも宮本コーチの働きや気配りというものを感じました。
メルセデス投手ですが、その試合を最後に2軍に落ちてしまいましたが、左ひじの状態が心配なところです。
特に遠い外国からやってきて、厳しさや寂しさなど、言葉もあまり通じないような投手には、人一倍気を遣っている気がします。
これからも巨人の投手陣を支えていく、良き兄貴的な存在であってほしいと思っています。

時には鞭を打つような厳しさも必要ですが、やはり選手にとっては自分のことを見ていてくれる存在、良かった時は思い切り褒めてくれる暖かい気持ちが、選手の心をつかんでいるのではないでしょうか。
現在巨人は快調に首位を走っています。
57試合で33勝21敗3分けで貯金が12もあり2位のDeNAとは、4.5ゲーム差があります。
これも巨人の投手陣の頑張りがあればこその成績だと思います。
特に菅野智之投手の開幕以来10試合で9勝0敗、更には戸郷翔征投手の9試合で7勝2敗と二人の投手の大活躍ぶりが、巨人投手陣の強さの象徴だと思います。


気がかりな点はその2人の後に続く先発投手が、なかなか勝ち星が上がってこない点です。
いつまでも好調が続けばいいのですが、今季は特に120試合で、これから終盤にかけて、連戦が続く日程となっているので、心配です。
投手陣の踏ん張りと打撃陣の好調さが、どこまで続くのか、気がかりと言えますね。
それだけにこれから原監督と、宮本総合投手コーチの投手陣の起用法がとても重要になってくると思います。
今のところは先発と中継ぎがうまくいっており、抑えについても若い投手陣ががんばっています。
しかし、本来のクローザーである投手がまだ確立されていない気がします。
これから早めにそこをしっかり確立していかなければなりませんね。
最後になりますが、ここで宮本和知コーチの年俸を見てみたいと思います。
現役の時の年俸は分かりましたが、さすがにコーチになってからの年俸額は公表されていませんでした。
一般的なコーチの年俸額は推定ですが1000万円~2000万円程度だそうです。
投手総合コーチという身分ですので、恐らくこの金額よりはもっと多くなっていると思いますが、正直なところは不明です。
原監督やフロントからの評価ですが、今の状況ではかなり高評価ではないでしょうか。
このまま順調にいってセントラルリーグの優勝、更には日本シリーズでも優勝となれば、さらに評価が上がるものと期待しています。
今季は昨年の屈辱を晴らすべく、日本一の奪還を目指している巨人です。
これからも多く勝星を挙げて、ぜひ早く優勝の栄冠をつかんでほしいと思っています。
さあ、皆さんで声援を送りましょう。
ガンバレ、読売ジャイアンツ! 優勝目指して最後まで頑張れ、宮本和知コーチ!
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