2020年度のプロ野球も、夏本番を迎えていよいよ佳境に入ってきましたね。
調子の良いチームと不調のチームが、ここへきてはっきり分かれてきた感じです。
好調のトップと言えばセ・リーグでは首位を行く読売ジャイアンツでしょう。
若大将と言われているいまや不動の4番打者、岡本和真を筆頭に好調な打線と、菅野智之の開幕以来8連勝で負けなしという快挙が、昨年以上に素晴らしさを表している気がします。
ここでは楽天からトレードで、その巨人に今年から入団してきた高梨雄平に焦点を当て、なぜトレードされたのか、好調を維持している現状や、プライベートについても詳しくお伝えしていきたいと思います。
高梨雄平はなぜトレードされたのか?

その前にここで高梨雄平選手のプロフィールを見てみたいと思います。
高梨雄平(たかなし ゆうへい)は、1992年(平成4年)7月13日生まれで28歳です。
出身は埼玉県川越市で、身長は175㎝、体重は81kg、日本のプロ野球選手で左投げ左打ちの投手です。
現在は読売ジャイアンツに所属しています。
小学3年生の時から川越リトルで野球を始めました。
高校は川越東高等学校へ進学しました。
1年の春からベンチ入りし、3年生の夏の埼玉県大会では準々決勝で春日部共栄高校を相手に、延長14回を一人で投げ切っています。
延長14回裏にサヨナラ勝をおさめ、準決勝では花咲徳栄高校と戦い、これも延長10回を投げましたが、惜しくも敗れてしまい決勝には進めませんでした。
高校を卒業後、早稲田大学へ進学しました。

大学時代は41試合に登板し11勝5敗で防御率は2.81という好成績を残しました。
卒業後は社会人野球のJX-ENEOSに入りました。
1年目から公式戦に出場、2年目の夏からは投球フォームをスリークウォーターからサイドスローに転向しました。
プロのスカウトから注目され、2016年のプロ野球ドラフト会議で、東北楽天イーグルスから9巡目で指名を受けました。
契約金は推定で2500万円、年俸は推定で800万円で契約を交わしました。
背番号は「53」を与えられました。

高梨雄平はなぜトレードされたのかについて、見ていきたいと思います。
2020年度は開幕が遅れましたが、序盤の7月14日に、巨人の高田萌生と楽天の高梨雄平の交換トレードが発表されました。

高梨投手の背番号は、楽天時代の背番号であった「53」を付けることになりました。
すでに皆さんご存知の通り、プロ野球では球団同士で登録されている各選手の内、なかなか試合に出る機会を得られない選手に対して、他の球団で必要とされそうな選手を、お互いに交換し合うことがあります。
球団を変わることによって、試合に出場できる機会を増やしてあげて、その選手にとっても移籍先の球団にとっても、プラスになるようにすることを目的に行われます。
特に選手層の厚い球団に入った場合、新人選手やベテラン選手でも、試合に出る機会というものは、なかなかないと言えますね。
聞くところによりますと、今回楽天の三木監督は、投手の起用について相手打者の左右にあまり固執しないことと、従来の中継ぎ陣に比べて長いイニングを投げられるような、いわゆる「第二先発」を重視する方針を掲げました。
楽天で左の中継ぎだった高梨雄平投手ですが、その楽天の方針によって、入団後初めて開幕一軍入りを逃したばかりか、開幕後も一軍での公式戦に登板する機会がありませんでした。
そして石井一久ゼネラルマネージャーは、このトレードが成立した後、中継ぎで起用できる左腕投手の補強を急いでいる巨人から、高梨選手の移籍を先に打診されていたことを明言しました。

石井GM自身も、現役時は左腕投手でしたので、楽天よりも出場機会が増えるし、巨人からも強く望まれていたことから、移籍した方が高梨選手にとっても良いのではないか、との考えだったそうです。
巨人は右投げの高田萌生投手を楽天に移籍させたのですが、イースタンでは2018年に11勝2敗、防御率が2.69、勝率は0.846ということで、投手部門で三冠に輝いている投手です。
高卒4年目で今後巨人では先発ローテーション候補と目されていたほどでした。
しかしながら巨人の一軍への壁は厚く、その後、期待されながらなかなか調子が上がりませんでした。
そのため高田選手にとっても楽天という新天地への移籍で、今までなかなかできなかった一軍出場という機会を得るチャンスが、増えたことになりますね。
このように交換トレードは、両選手にとってお互いに今後発展していく要素を考慮したものであると言えます。
高梨投手ですが巨人への移籍4日後の7月18日、楽天時代を含めて公式戦初の出場選手登録をされました。
そして8日後の7月22日、中日ドラゴンズ戦で移籍後初登板をしています。

急にトレードが決まったため、当初は住まいが決まっていませんでした。
そのため、若手選手と共に川崎市のジャイアンツ寮で生活しているとのことです。
また、これは後ほど詳しくお伝えする予定ですが、料理が得意だそうで寮の野菜炒めがこれまでで三本指に入るほどおいしいという評判だそうです。
以上、ここまでは高梨雄平投手がなぜトレードされたのか、についてお伝えしました。
高梨雄平は料理が得意でYouTuberって本当?
ここからは高梨雄平選手の趣味など、プライベートに関する話題を中心にお伝えしたいと思います。
先程も少しお伝えしましたが、高梨選手は料理を趣味としているとのことです。
これは楽天へ入団して1年目からだそうですが、社会人野球時代、JX-ENEOSの寮生活でそれまで家族と共に住んでいましたが、一人暮らしに変わるということで始めたとのことです。
料理のレパートリーは、本格的なものからスイーツなどと幅広く作るそうで、2019年12月にはTwitterを開設して、多種多様な料理の写真や動画を公開しているそうです。
さらに今年は新型コロナウイルス感染で、楽天がチームぐるみ活動をやめていた際、4月25日からプロ野球選手では珍しいことに、YouTubeで「たかなしきっちん」という個人チャンネルを開設しました。
動画の中ではあえて球団の名前やプロ野球選手であることをあまり過度に宣伝せず、趣味の料理の工程を披露しているそうです。
私も見させてもらいましたが、本格的な料理作りであり、感心させられました。
さらに2020年8月17日には、自身のYouTubeチャンネルが収益が上がったことを明かしました。
教育関係やフードバンクに寄付する予定だそうで、動画の中でそのように述べているとのことです。
素晴らしいことだと思います。
これからも長く続けてほしいと思っています。
以上、ここまでは高梨雄平選手について最新情報をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
現在は巨人の中で貴重な左の中継ぎとして、活躍中ですね。

これからも大いに頑張って巨人の優勝に貢献して欲しいと願っています。
皆さんで一緒に応援しましょう。
ガンバレ読売ジャイアンツ! 優勝目指して頑張れ、高梨雄平!
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