大相撲ですが、5月場所も終わりましたが、横綱、照ノ富士関が、大きな怪我から見事にカンバックをして、見事に復帰して幕内最高優勝を飾りましたね。
これからも二桁の優勝を目指して頑張ってほしいと思っています。
本当に、おめでとうございました!
さて話は変わりますが、このところ大相撲界も若い力士の活躍が、以前よりも増えてきました。
ここからはその若い力士の中でも、恐らく今後大きく変わって成長するであろうと期待されている「霧馬山」関に焦点を当てて、今後を占っていきたいと思います。
霧馬山は大関に推挙、師匠のしこ名「霧島」を襲名決まる!

それでは早速ですが、霧馬山という力士について、プロフィールをご覧いただきたいと思います。
霧馬山 鐵雄(きりばやま てつお)は、1996年(平成8年)4月24日生まれで27歳です。
本名は、ビャンブチュルン・ハグワスレンで、出身国はモンゴル・ドルノド県です。
身長は185㎝、体重は135kgの現役大相撲の力士です。
陸奥(みちのく)部屋に所属しています。
陸奥(みちのく)親方ですが、人気力士の元大関「霧島」として大活躍をされていましたね。

私も大好きな力士の一人でした。
霧馬山の血液型はO型で、得意技は左四つ・寄りと投げで最高位は東関脇です。(2023年5月場所)
故郷であるモンゴルのドルノド県では、羊を飼育する遊牧民が多く、そこで遊牧民を営んでいる父の下に生まれました。
幼いころから父の仕事を手伝っていましたので、自然に足腰が十分鍛えられたそうです。
2014年に知人からの紹介で日本で相撲取りにならないかと誘われました。
興味本位から何となく日本へ行きました。
同じように相撲取りを目指していた4人と共に、陸奥部屋で稽古を行いました。
それまで柔道の経験はあったそうですが、相撲の経験はありませんでした。
身長は180㎝を越えていましたが、70kgの体重しかなく細身の体でした。
しかしながら、「5人の中では一番センスがあった」と陸奥親方は語っています。
しかし、陸奥親方には国外から弟子を取って育てるという意向はありませんでした。
そのためモンゴルから来た5人は「テスト生」として受け入れましたが、これも後援者からの依頼があったためだそうです。
それから1か月ほど経過したのですが、「親孝行をしたい。将来は両親を日本に呼びたい」と話したハグワスレンを、弟子として受け入れる決断をしました。
新弟子検査を受けて見事に合格したハグワスレンは、2015年5月場所において初土俵を踏みました。
きっとうれしかったことと思いますね。
同期力士には「千代ノ海」関がいます。
その後、序の口、序二段共に1場所で通過、三段目に昇進した同年11月場所は7戦全勝という素晴らしさで優勝しています。
2016年1月場所で幕下に昇進しました。
途中、けがなどもありましたが2018年5月場所では西幕下35枚目で7戦全勝、自身初めて幕下優勝を果たしています。

2019年1月場所には2番目から4連勝を飾り勝ち越して十両昇進を決定づけました。
3月場所で新十両に昇進しました。
陸奥部屋からの新十両は2008年1月場所で「霧の若」以来、11年ぶりだそうです。
入門した際、師匠からは「関取になるまではモンゴルに帰るな」と命じられていましたが、その約束を果たしたことになりましたね。
素晴らしいことだと思います。
十両では5場所在位で2019年9月場所を除き勝ち越しています。
冬巡業では井筒部屋から移籍してきた横綱の鶴竜関とぶつかり稽古をしました。
はじめて横綱から胸を出してもらった霧馬山は、真剣にぶつかっていきました。
稽古が終わった後は、太ももが悲鳴を上げたと笑っていましたが、この稽古を付けてもらってから、一段と強くなりましたね。
2020年1月場所で新入幕が決定しました。

部屋からの新入幕は、2008年5月場所の白馬関以来です。
きっとうれしさがこみあげてきたのではないでしょうか。
故郷のモンゴルでは幕内の取り組みはテレビで中継されますが、十両の取り組みは結果しか発表されないそうですので、新入幕の会見で霧馬山は「これからは15日間毎日テレビで見られる」と、家族を思いやるコメントを残しています。
温かく優しい家族思いの一面が現れていました。
元々体が小さいほうでしたので、食事面でも少なめでしたので元鶴竜関がたくさん食べるように、食事の時に霧馬山を見張っていたとのエピソードが残されています。
そのおかげで体重は10kgほど増えて140kgくらいになったそうです。
12月27日には時津風部屋へ出げいこに行き、正代関や宝富士関、豊山関らと申し合わせ、10勝9敗だったそうです。
1月場所では中日まで4勝4敗でしたが、残る日全て勝利をおさめ、11勝4敗という素晴らしい成績で、最後まで有鬚争いに加わったことで、その場所で敢闘賞を受賞しましたね。
お見事でした。
元横綱で今はタレントをされている「花田虎上(はなだ まさる)」さんは、霧馬山関に期待をかけている一人だそうです。
霧馬山は「きっと大関まで昇進できると思います」と、何かの席で話をされていたことを思い出しました。
ご自身も決して大型力士ではなかったので、同じように小型力士である霧馬山には、人一倍関心があるのではないでしょうか。
これからの躍進を十分期待できる力士であると思います。
その霧馬山ですが、令和5年5月場所でも11勝4敗の好成績を挙げました。
その結果、大関に推挙される条件(三役で直近3場所33勝のところを34勝)を獲得したことにより、場所後の5月31日に開かれた番付編成会議と臨時理事会において、全会一致で承認され、関脇「霧馬山」関を新大関に推挙されました。
東京都墨田区にある陸奥部屋で、大関昇進伝達式が行われ、協会から送られてきた使者から、大関に昇進が決まったことを伝えられると、「大関の名を汚さぬよう、今まで以上に稽古して頑張ります」と口上を述べました。
すでに報道されている通り、新大関を祝って、師匠の陸奥親方から現役時代のしこ名である「霧島」を譲られたのです。
下の名前も「鐵雄(てつお)」から「鐵力(てつお)」に改名することになりました。
モンゴル出身力士の大関ですが、15年の照ノ富士以来で6人目となりました。
実に素晴らしいことだと思います。
大関昇進伝達式後に行われた記念撮影画像をご紹介します。

これからもっともっと強くなって、さらに上を、横綱を目指してほしいと願っています。
稽古熱心の新「霧島」関ですから、結構早く実現するのではないでしょうか。
大いに期待したいと思っています。
すてきな彼女がいるって本当?
ここからは相撲から少し話題を変えて、霧馬山のプライベート関連を見ていきたいと思います。
イケメンですし若くて勢いがあり人気のある力士であることから、きっと女性ファンも多いことと予想されますが、果たして意中の彼女は存在するのでしょうか。

24歳という若さですしメキメキ力をつけてきている人気力士ですから、周りの関係者もきっと、早く素敵な彼女を見つけて欲しいと願っているのではないでしょうか。
結婚をすることによって、食事の面でも今以上に健康面で向上することと、合わせて精神的にもどっしりと落ち着きが出るものと思いますので、期待したいですね。
大相撲の関取では最近高安関が結婚されましたね。
出来れば早く見つけて良き家庭を気づいてほしいと願っています。
気になる身長と体重は?
ここからは気になる霧馬山の身体的なデータを見ていきたいと思います。
最近、大相撲界は大型力士が大勢いますが、関取の平均体重はどのくらいでしょうか?
一番最近のデータが2020年4月27日、日本相撲協会から発表されました。
それによりますと、幕内平均体重は160.2キロだそうです。
最も体重が重い力士は、平幕の魁聖関と十両の逸ノ城関で、201キロでした。


一方最も体重が少ない力士は、平幕の炎鵬関で96キロでした。

因みに両横綱ですが、元横綱の白鵬関は7キロ減の151キロ、鶴竜関は4キロ減の152キロだそうです。
改めて霧島関のデータですが、身長は185㎝、体重は135kgということですので、平均体重よりも25.2キロ少ないという結果でしたね。
力士の場合、25キロ少ないことは相撲にはどう影響するのでしょうか?
普通に人の場合ですと25キロといえば、相当重く感じますが大相撲のように格闘技をする人にとっては、どうなんでしょうかね。
いくら体重が多いほうが有利とはいえ、あまりにも重過ぎてしまえば動きが鈍ってきそうな気がします。
一杯食事を採って脂肪を増やしていけば、たしかに相手を圧倒できますが、動きが鈍くなっては元もこうもありませんね。
そのあたりのバランスが大切だと思います。
一生懸命稽古を積んで増えた体重を絞り込んでキレのある体作りをすることが、一番効果的だと思いますが、いかがでしょうか。
身長についてはもうこれ以上は伸びることはほぼありませんので、体重をいかに調整していくかが、力士にとっては一番の関心事だと想像しています。
恐らく各部屋ではおかみさんを中心にして、健康面で配慮をして献立作りをされているものと思います。
実際にちゃんこ料理などを作るのは、下の方の力士の皆さんだと思いますが、アドバイザー的な役目はおかみさんの仕事ではないでしょうか。
今後、霧島関も結婚をされると思いますが、奥さんの手料理が霧島関にとってスタミナ源となるわけですので、その辺の気を十分に使える人をぜひ早く見つけて欲しいと思います。
いよいよ7月場所も近づいてきましたが、霧島関の今後の頑張りを大いに期待したいと思います。
皆さんで応援していきましょう。
ガンバレ、霧島関! 横綱目指して最後まで!
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