2023年度のプロ野球も開幕から20試合ほど経過しましたが、今季はここまで横浜DeNAベイスターズの躍進が目立っています。
DeNAは18試合を経過して、11勝7敗で首位をキープ、勝率0.611と好成績を残しています。(2023年4月25日現在)
これまでも抑えとして抜群の成績を収めてきた、横浜DeNAベイスターズの山崎康晃が、今季は調子が良く0勝1敗7Sという成績で、1度のみ打たれて負けましたが、それ以外の試合では見事に抑え、7つのセーブを記録しています。
これは広島カープの抑え、栗林良吏投手と同じセーブ数ということで、現段階でのセ・リーグトップのセーブ数を挙げています。
これにより、本拠地である横浜スタジアムでは、通算96セーブ(自身の通算では214セーブ)を達成しました。
球団OBであるあの大魔神「佐々木主浩さん」がマークした95セーブを上回り、同球場での通算最多記録を更新しました。
素晴らしいことですね!

ここからはその好調な山崎康晃選手の活躍ぶりを探っていきたいと思います。
山崎康晃が好調の理由は?
ここからは山崎康晃のプロフィールを見ていきたいと思います。
山﨑康晃(やまさき やすあき)は、1992年(平成4年)10月2日生まれで27歳です。
出身地は東京都荒川区で、身長は179㎝、体重は88kgです。
日本のプロ野球選手で横浜DeNAベイスターズに所属している、右投げ右打ちの投手です。

上記の写真は帝京高校時代の山崎選手です。
高校真名門である帝京高等学校で、2年生夏の時には第91回全国高等学校野球選手権大会に出場、3年生時の時には第82回選抜高等学校野球大会に出場、いずれも準々決勝まで進出しています。
帝京高校では1年上に原口文仁、2年上には杉谷拳士と高島祥平がいました。
プロ入りを志望しましたが2010年のプロ野球ドラフト会議では、指名を受けませんでした。
亜細亜大学へ進学後は、1年生の時、東都大学春季リーグ戦で救援投手で登板、最速149km/hのストレートを計測しています。
秋季リーグ戦では中継ぎや抑えでチームが5年ぶりの優勝に貢献しています。
この年から6季連覇の偉業を達成しました。
3年生の時には第44回明治神宮野球大会で見事に優勝を果たしました。
3年生の時から先発に転向しています。
4年生の時には東都大学春季リーグ戦で、すべて完投でリーグ最多の5勝を挙げて、防御率1.94でMVPに選出されています。
これらの活躍で2014年のプロ野球ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズと阪神タイガースから1巡目で指名され、抽選の結果DeNAが交渉権を獲得しました。
交渉の結果、契約金1億5000万円、年俸1500万円でにゅうだんしました。
背番号は「19」を与えられました。
2015年度から中畑清監督からクローザーに任命され、以来、抑えの切り札として大活躍中です。

以上、簡単ですが山崎康晃選手のプロフィールをご紹介しました。
それでは2023年度のここまでの山崎康晃投手の成績を見てみましょう。
それでは比較する意味で、昨年までの成績を以下にまとめてみます。
2015年 58試合 2勝4敗37セーブ 打者215人 被安打38 投球回数56.1 被本塁打2 自責点12 防御率1.92
2016年 59試合 2勝5敗33セーブ 打者252人 被安打57 投球回数57.2 被本塁打7 自責点23 防御率3.59
2017年 68試合 4勝2敗26セーブ 打者260人 被安打52 投球回数65.2 被本塁打3 自責点12 防御率1.64
2018年 57試合 2勝4敗37セーブ 打者226人 被安打40 投球回数56.1 被本塁打5 自責点17 防御率2.72
2019年 61試合 3勝2敗30セーブ 打者243人 被安打44 投球回数60 被本塁打6 自責点13 防御率1.95
2020年 40試合 0勝3敗6セーブ 打者176人 被安打58 投球回数38 被本塁打4 自責点24 防御率5.68
2021年 60試合 3勝2敗1セーブ 打者229人 被安打58 投球回数55 被本塁打2 自責点20 防御率3.27
2022年 56試合 0勝2敗37セーブ 打者197人 被安打29 投球回数54.1 被本塁打4 自責点8 防御率1.33
2023年 9試合 0勝1敗7セーブ 打者32人 被安打5 投球回数8.2 被本塁打0 自責点1 防御率1.04
(2023年4月25日現在)
以上です。
ここ数年の成績を見ると、2020年は不調でしたが、その後2021年からは成績も上がってきていますね。
抑えの投手というのは、その回まで投げてきた投手の後を引き受けることで、抑えてなんぼということになりますから、当然ながらその責任はかなり重くなるわけです。
ここで面白いデータがありますのでご紹介しますね。
2020年度における山崎康晃投手の「得点圏被打率成績」というものです。
自分のチームがリードしている時の被打率は、0.333ですが、同点の時は0.250です。
リードされている時は被打率は0.000ということで、きっちり抑えていることがよく分かります。
そして「状況別の成績マトリクス」を見てみますと、ランナーなしの時は被打率は0.250でした。
ランナーがそれぞれの塁では0.000と抑えています。
そしてランナーが満塁の時には0.333ということで、しかもその時は本塁打を打たれています。
あくまでこれは数字的なものであることと、データ数が少ないこともありますので、一概に言えることではありませんが、やはり満塁で出てくる時のプレッシャーは相当大きくなっていると思われますね。
山崎康晃の球種と球速は?

ここからは山崎康晃投手の投げる球種と球速を見ていきたいと思います。
やや古くなりましたが、2020年度のデータを元に見ていきます。
球種は5種でツーシーム(50.00%)、ストレート(47.49%)、スラーブ(1.4%)、スライダー(0.56%)、カットボール(0.28%)となっています。
山崎康晃投手は、クロスステップのオーバースローから繰り出す、最速で153km/hのストレート、落ちる落差の大きなツーシームが武器となっています。
今季、好調な横浜DeNAベイスターズは首位に付けています。
今季からは、コロナも落ち着いてきたことにより、声を出しての声援もできるようになりましたね。
あの「やすあきジャンプ」も復活しましたので、より山崎選手には大勢のファンからの強い味方が復活したことになります。

今年は春から熱い日が続いたりして気候が不純です。
季節外れの熱さに対しても十分気を付けてほしいですね。
最近はドーム球場も増えてきて、天候にあまり左右されずに試合を行うことが増えてきました。
しかし、横浜スタジアムなどの室外野球場では、天気や風による影響もかなりあると思います。
投手にとって雨天時は雨でボールが滑ったりする危険性が増してきますので、ドームをフランチャイズとしている球団と比べても、かなり厳しいと思います。
しかし、これからしばらくの間は、1年でも最もさわやかな季節である5月に向かいます。
そして梅雨時を挟んでまた熱い季節がやってきます。
抑え投手も大きなハンデを背負うわけですが、これからも山崎康晃投手の活躍ぶりを望みたいと思っています。
恐らくほとんどのベイスターズファンの願いも、そこに集中しているものと思います。
山崎選手であればきっと私たちファンの願いである念願のセ・リーグ優勝をかなえてくれると信じています。
そして今シーズン終了時には、また「セーブ王」を獲得してくれると信じています。
それには多くのファンから熱い応援を送ることが一番必要ではないでしょうか。
頑張れ横浜DeNAベイスターズ! 最後まで優勝目指して頑張れ、山崎康晃!
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