東京で56年ぶりとなるオリンピックとパラリンピックの開催が、新型コロナウイルスによって1年間延期が決まりました。
ここまで調整に余念がなかった出場候補の選手にとっては、とても残念な結果となりましたが、幸いにも中止とはならずに延期となったことで、少し先にはなりましたが、まだ夢を持つことができますね。
さてそんな厳しい状況ではありますが、各競技では日本代表出場が内定した選手たちが出てきています。
セーリングでもすでに何人か代表選手が内定しています。
ここからは、セーリング女子日本代表内定の吉岡美帆選手に焦点を当て、どんな選手なのか経歴、プロフィールなど気になる情報を見ていきたいと思います。
それでは最後までじっくりご覧ください。
吉岡 美帆の経歴、プロフィールは?

それでは早速ですが、吉岡 美帆の経歴、プロフィールを見ていきましょう。
吉岡 美帆(よしおか みほ)は、1990年(平成2年)8月27日生まれで29歳です。
広島県の出身で身長は177cm、体重は68kg、最終学歴は立命館大学卒の日本女子セーリング470級の選手です。
所属先はベネッセホールディングスとなっています。
セーリングを始めたのは芦屋高校在学中の時でした。
それまではバレーボールの選手として活躍をしていましたが、「高校からは何か新しいことに挑戦したい」との思いから、たまたま高校にあったということで、ヨット部に入部したとのことです。
もともとお祖母さんの家が京都府の京丹後市にあって、その家から5分ほど行くと海に行くことができました。
小さなころから海が好きで良く遊びに行っていたということです。
エンジンもなくて自然な風だけで進むヨットに興味を惹かれました。
海と一体になっている感じがとてもよかったそうです。
「自然が相手なのでこれが絶対というのがないこと。ビリでもトップになるチャンスがあるし、その反対もあります。運的な要素がありますし、頭脳とフィジカル両方使わないといけないところが魅力ですね。やればやるほど課題が見えて、上達していくのも面白いです」と語っています。

運を引き寄せるために吉岡選手は日ごろの行いを意識しているそうです。
大学1年生の頃に470級に乗り始めましたが、学生時代で競技活動をやめようと思っていたとのことです。
しかし大学4年生の時、最後のインカレでは思うような結果が出なかったことから「やりきれなかった」思いがくすぶっていました。
バレーボールをしていた時も、「やりきれなかった」思いがあったそうで、今度こそ、そんな悔いを残したくないとの思いがあって、卒業後もヨットを続ける言動力になりました。
2012年琵琶湖で行われた全日本インカレに出場後、2013年からはベネッセセーリングチームに所属、吉田愛選手とチームを結成しています。
オリンピックに向けて、どのようなことを心がけていたのか聞くと、吉岡選手は「とにかく寝ていますね。あとは美味しいものをよく食べています」とはにかんで答えていました。
なんでも焼き肉が大好きだそうで、休みの時は友人と焼肉屋へ行って過ごすことが多いとのことです。
スタミナばっちりといったところですね。
吉岡選手は犬が大好きだそうで、家には6匹の犬を飼っているそうです。
優しい心の持ち主だと感じました。
今後の活躍を大いに期待したいと思います。
以上、ここまでは吉岡 美帆の経歴、プロフィールをご紹介しました。
吉岡 美帆の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは、吉岡 美帆の五輪の出場歴、成績を見ていきたいと思います。
これまで吉岡選手の五輪出場歴は、2016年のリオデジャネイロ五輪に初めて出場しています。
初の五輪ということで、何もわからなかったし、気持ちの準備もしっかりできなかったということで、結果としては5位に終わりました。
いつもはしないようなミスもしてしまったそうです。
東京五輪は2度目の挑戦となります。
吉岡選手は吉田愛選手とペアを組んでいます。

二人の出会いはセーリングの「試乗会」だったそうで、それ以来、お互いに連絡を取り合って、「江の島でまずは乗ってみよう」ということになりました。
初対面の状況から「お互いのことをもっとよく知りたい」とのことで、吉岡選手は吉田選手の家に宿泊したとのことです。
その際、吉田選手は「オリンピックに出たい」という吉岡選手の強い思いを気付きました。
吉岡選手は吉田選手から、オリンピックを目指すには相当きついことを話されたそうですが、それでも吉岡選手の決意は変わらなかったということです。
「プライベートも制限される上、暮らしもガラッと変わる」ということも聞きましたが、強い決心は変わらなかったとのことです。
それから5年が経過し8月上旬、デンマーク・オーフスで開催された世界選手権に二人は出場し、女子470級で見事に日本勢初の金メダルを獲得しました。
この素晴らしい活躍の裏には、吉岡選手の並々ならぬ努力があったことも忘れてはいけません。
吉田選手が産休で休んでいたころ、吉岡選手は自分自身の弱点を補うべく、海外選手と世界を転戦していました。
フィリピンに語学留学をするなど様々な活動にも取り組みました。
その結果、精神的にも強くなったとの自覚をしています。

東京五輪へ向けて吉岡選手は「将来は、いい旦那さんをもって、子供に恵まれて家族でヨットをしたいですね」と、少し照れながら話をしています。
その東京五輪ですが、すでにご存知の通り、新型コロナウイルスによる感染拡大ということで、大会が1年間延期されました。
2020年を目標にしてきたわけですので、この延期がどのような影響を及ぼすのか分かりませんが、これから残された期間、ぜひ頑張って五輪本番に向かってほしいと思っています。
練習などでも、いろいろな面で影響が出るかもしれませんが、日本での自国開催という大きなアドバンテージを活かしながら、ぜひメダル獲得を目指してほしいと思います。
皆さんで大きな声援を送ろうではありませんか。
頑張れニッポン! 金メダルを目指して最後まで粘って頑張れ、吉岡美帆!
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