中村 匠吾の経歴、プロフィールは?五輪の出場歴、成績は?【男子マラソン】




突然ですが、あなたはアベベビキラというマラソン選手をご存知でしょうか?

1964年に開催された東京五輪で、男子マラソン選手として出場し、なんと裸足で走って見事に優勝し、金メダルを獲得した、伝説のランナーです。

 

 

日本ではそれまであまり知られていませんでした。

ましてや裸足で道路を走るなんて、今思い返すと良く走ることができたな、と感心させられますね。

いよいよその東京で、戦後2回目となる東京五輪2020が開催されます。

果たしてマラソンではどんなドラマが展開されるでしょうか。

今や遅しと期待が高まってきています。

その男子マラソンは真夏の開催で、東京では選手の体調維持が難しいとの判断で、東京から北海道札幌に変更されました。

その男子マラソンでは期待される選手が登場します。

ここからは男子マラソンに出場が内定した、中村 匠吾に焦点を当てて、どんな選手なのかを見ていきたいと思います。

最後までごゆっくりご覧ください。

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中村 匠吾の経歴、プロフィールは?

早速ですがここから、中村 匠吾の経歴、プロフィールを見ていきたいと思います。

中村 匠吾(なかむら しょうご)は、1992年(平成4年)9月16日生まれで27歳です。

三重県四日市市の出身で、身長は172cm、体重は55kgの日本陸上競技長距離走・マラソンの選手です。

現在は富士通陸上競技部に所属しています。

これまでの経歴を見てみましょう。

高校は上野工業高等学校(現在は伊賀白鳳高等学校)へ進みました。

2010年、高校3年時には沖縄インターハイで5000mに出場、3位に入賞しました。

日本人選手では2位に入っています。

同年10月には5000mで当時、高校歴代7位に入る13分50秒38の好タイムで、同世代の最高記録を達成しています。

高校卒業後、駒澤大学に進学しました。

村山謙太という優れた同期生がいましたが、しばらくはその村山の陰で特に目立った活躍はできませんでした。

着実に成績を伸ばした中村は、2013年、3年生の時関東インカレで2部10000mに出場し、見事に優勝を飾りました。

同年の日本選手権でも10000mで5位に入賞しています。

ユニバーシアードのハーフマラソンでは、銅メダルを獲得しました。

2014年3月の世界ハーフマラソンでは、村山選手と共に出場、日本代表入りを果たしています。

一方、駅伝競走でも大学三大駅伝の出雲駅伝と全日本大学駅伝では、共に1区を担当し、区間賞を獲得する活躍を見せました。

箱根駅伝にも出場し1区で走りました。

その時は区間賞を取れませんで知ったが、区間賞の日体大山中秀仁から11秒差で区間2位に入っています。

以上のように大学3年時には大いに活躍を見せてくれました。

4年になり主将を任されました。

しかし4年生になってからは今までの好調さが影を潜め不調に悩まされます。

それでも秋になってから調子を上げてきました。

全日本大学駅伝では4区を担当し、見事に区間賞を得ることができました。

この大会では駒澤大学の駅伝4連覇にも貢献しました。

大学最後の第91回箱根駅伝では再度1区を走ることになりました。

1区の終盤では何度か先頭集団から離されそうになりましたが、粘りの走りを見せた中村は、何とか先頭に追い付き、最後には必死にスパート、トップで盟友である2区の村山にタスキをつなぎました。

この見事な区間賞で中村は大学三大駅伝すべてで1区の区間賞を獲得するという、離れ業を見せてくれたことになります。

これは実に素晴らしいことだと思います。

駒沢大を無事に卒業し、中村は富士通に入社することができました。

富士通はご存知のように実業団ではトップを行くチームです。

2015年には入社1か月後でしたが、ゴールデンゲームズinおかべに出場、5000mA組では13分43秒41の好タイムで、高校以来の自己記録を塗り替えました。

同年9月には第64回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会で、5000mに出場し、前年同様日本人選手最高記録で5位に入賞しています。

2018年3月、第73回びわ湖毎日マラソンで、初めてマラソンに挑戦しました。

しかし気温が高く(15℃~20℃)悪条件でしたが、それでも27km付近までは先頭集団に食い込む走りを見せました。

その後一旦は優勝争いから後退しましたが、レースの終盤で追い上げを見せ、37km過ぎでトヨタ自動車の窪田忍を追い越して、さらに38km付近では今井正人を突き放しました。

結果、総合で7位でしたが日本人選手ではトップに入りました。

タイムは2時間10分51秒、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)(東京2020五輪男子マラソン選考会)への出場権を得ました。

同年9月にはドイツのベルリンマラソンに2度目のフルマラソンとして出場、超ハイペースとなったレースについていくことができませんでした。

30km以降はペースダウンしましたが、最終的には2時間8分16秒と、自己記録を2分35秒更新する記録で、日本人選手ではトップの4位に入りました。

そして2019年9月15日のMGCに出場、大迫傑(ナイキ)や服部勇馬(トヨタ自動車)ら強豪選手と激しく競り合い、一人抜け出した中村は、見事に1位でゴールテープを切りました。

 

 

その結果、東京五輪2020男子マラソンへの出場内定を決めました。

素晴らしいことだと思います。

以上、ここまでは中村 匠吾の経歴やプロフィールをご覧いただきました。

東京五輪本番でも大いに期待したいと思います。

中村 匠吾の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは、中村 匠吾の五輪の出場歴、成績を見ていきましょう。

これまで五輪への出場歴はありませんでした。

五輪以外の各大会での成績を、年代順に見ていきたいと思います。

・2012年 第34回読売犬山ハーフマラソン 優勝 1時間03分26秒

・2013年 第16回日本学生ハーフマラソン 優勝 1時間02分41秒

・2013年 第97回日本陸上競技選手権大会10000m 5位 28分27秒73

・2013年 第27回夏季ユニバーシアードハーフマラソン 3位 1時間4分21秒

・2015年 第63回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会5000m 6位 13分45秒58

・2016年 第44回全日本実業団ハーフマラソン 6位 1時間01分53秒

・2016年 第64回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会5000m 5位 13分38秒93

・2016年 第57回東日本実業団対抗駅伝競走大会2区 区間5位 45分19秒

・2017年 第101回日本陸上競技選手権大会5000m 3位 13分50秒91

・2017年 ボストンハーフマラソン 4位 1時間04分50秒

・2017年 第58回東日本実業団対抗駅伝競走大会2区 区間5位 45分27秒

・2018年 第59回東日本実業団対抗駅伝競走大会4区 区間2位 27分59秒

・2018年 第73回びわ湖毎日マラソン 7位 2時間10分51秒 (初マラソン)

・2018年 ベルリンマラソン 4位 2時間08分16秒 (自己記録更新・日本男子首位)

・2019年 東京マラソン 15位 2時間14分52秒

・2019年 MGC 優勝 2時間11分28秒(東京五輪男子マラソン代表内定)

以上のような記録を残しています。

いよいよ迫ってきた東京五輪2020大会本番ですが、先ほどもお伝えした通り会場が札幌に変更されました。

気温的には恐らくですが東京よりも低くなるとは思いますが、出場する選手にとっては、若干勝手が違ってくるものと思います。

走る風景についても、これまでの東京都は大きく異なることになります。

しかしそれでも自国開催ということには変わりませんので、是非とも頑張ってほしいと期待しています。

金メダルを獲得できれば、日本国民にとって大きな励みになります。

今大会は大きな地震災害や台風で大きな被害を受けてこられた人々にとって、大きな力を与えられることになると思います。

元気な日本の姿を諸外国の人たちに見てもらえるチャンスでもありますね。

そんな期待を込めて、皆さんで大きなエールを送ろうではありませんか。

それが参加する選手の背中を押してくれるものと期待します。

頑張れニッポン! ガンバレ中村 匠吾、金メダルを目指して最後まで!

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