東京五輪2020の開幕まで残り少なってきた今日この頃ですが、現在は出場選手の最終的な選考が行われています。
種目によってはかなり厳しい条件が課せられているものもあって、選手にとっては今は戦々恐々とした感じではないでしょうか。
果たしてどんな選手が選ばれて、腫れの五輪の舞台に立つことができるのか、期待に胸がわくわくしますね。
ここからは、その五輪の出場が内定した、男子卓球の張本智和にスポットを当てて、これまでの経歴やプロフィール、五輪出場歴や成績を見ていきたいと思います。
最後までじっくりとご覧いただきたいと思います。
張本 智和の経歴、プロフィールは?

それでは早速ですが、張本 智和の経歴及びプロフィールをご覧ください。
張本 智和(はりもと ともかず)は、2003年(平成15年)6月27日生まれで16歳です。
宮城県仙台市の出身で、身長は175cm、体重は64kgの血液型がO型の卓球選手です。
居住地ですが東京都北区に居を構えています。
靴サイズですが28cmとのことでかなり大きな足をしている選手です。
世界ランキングは最高3位まで行きました。
現在のランクは5位です。
卓球段位は7段ということになっています。
右利きで戦型としては右シェーク攻撃型です。
ご両親は中国四川省の出身で、共に卓球選手でした。
お父さんは男子ジュニア日本代表コーチの張本 宇さん、お母さんは元中国卓球代表選手の帳凌さんです。
張本智和は2歳の時に卓球を始めました。
仙台市立東宮城野小学校を出た後、東京都北区立稲付中学校へ進み、今は日本大学高等学校に在学中です。
ここまでの卓球歴ですが、2010年小学1年時には全日本卓球選手権バンビの部で見事に優勝をしました。
さらにバンビカブホープスでは、無敗で6連覇を達成する大活躍をしています。
2014年には日本国籍を取得しました。
2015年、小学6年時には、フランスで開催された世界ジュニア選手権で、日本男子最年少で代表メンバー入りをしましたが、当時発生したパリ同時多発テロによって、危険を防止するため派遣が中止されてしまいました。
2016年の4月、JOCエリートアカデミーに入校しました。
これは年少である競技者が将来的にオリンピックや国際競技大会において活躍ができるように、一貫して育成をすることを目的に、JOC(日本オリンピック委員会)が設置した組織です。トレセンで生活をしながら学校へ通学しつつトレーニングを行うものです。
12歳になり6月のITTFワールドツアー・ジャパンオープン(U-21)では、格上選手らを次々に破って、見事に世界史上最年少で優勝を果たしました。
実に素晴らしいことだと思います。
世界ランクも160位から一気に63位まで上昇しました。
10月になり、JSC(独立行政法人日本スポーツ振興センター)から、東京五輪2020に向けた若手強化選手として選出されています。
女子の平野美宇も一緒です。

12月には、南アフリカで開催の世界ジュニア卓球選手権で、団体と男子シングルス戦で共に金メダルを獲得するなど、大活躍をしました。
しかもダブルスでは銀メダルを獲得しています。
世界ジュニア選手権ではシングルスとしては、史上最年少記録の優勝という素晴らしい快挙です。(13歳と163日)
2017年に第54回世界卓球選手権が行われ、2回戦ではリオデジャネイロ五輪銅メダリストの、水谷隼を破って3回戦へ。

4回戦も勝利して準々決勝へコマを進めました。
尚、世界選手権での13歳でのベスト8入りは、世界史上初ということです。
これも実に素晴らしいことだと思います。
結局この大会では3位の成績を果たしました。
2018年1月、全日本卓球選手権男子シングルスでは、ジュニアの部で初優勝を成し遂げました。
中学2年生でした。
1セットも失わずに優勝したことで、同世代の他の選手たちを寄せ付けない圧巻のプレーには、度肝を抜かされた思いでした。
一方、男子シングルス一般の部では、準々決勝で大島祐哉を4-1で、準決勝では森園政崇を4-0で圧倒し決勝へコマを進めました。

決勝戦では水谷隼と相対し、4-2のスコアで見事に破って優勝を果たしています。
これは男子シングルス・一般の部で史上最年少記録(14歳と208日)、それまでの水谷隼の最年少記録であった、17歳と226日を3歳と18日も更新する快挙でした。
6月にはITTFジャパンオープンでも見事に優勝し、ワールドツアー2度目の優勝を果たしたことになります。
12月には世界ランキング5に入り、これまた世界史上最年少記録となっています(15歳と5か月)。
2019年3月、JOCエリートアカデミーを修了しました。
12月にはワールドカップで準優勝をしています。
以上、ここまでは張本智和の素晴らしい経歴をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
東京五輪でも十分金メダルを取れる選手だと確信しています。
頑張ってほしいと思います。
張本 智和の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは、張本 智和の五輪の出場歴、成績を見ていきましょう。
これまで五輪への出場はありませんでした。
ここからは五輪以外での各大会での成績を順を追って見ていきます。
・2010年 全日本卓球選手権大会バンビの部 優勝
・2011年 全日本卓球選手権大会バンビの部 優勝
・2012年 全日本卓球選手権大会カブの部 優勝
・2013年 全日本卓球選手権大会カブの部 優勝
・2013年 東アジアホープス選手権団体 優勝 シングルス 準優勝
・2014年 全日本卓球選手権大会ホープスの部 優勝
・2014年 香港ジュニア&カデットオープンカデット団体 優勝
・2014年 亜鉛コクホーお薄卓球大会団体 優勝
・2014年 東アジアホープス選手権シングルス 準優勝 団体 3位
・2014年 カデットの部13歳以下 優勝
・2015年 チェコジュニア&カデットオープンジュニア団体 優勝
・2015年 サフィール国際オープンシングルスエリート 準優勝
・2015年 スロバキアジュニアオープン団体 ダブルス 準優勝
・2015年 ポーランドジュニアオープンシングルス 準優勝 ダブルス 準優勝
・2015年 全日本卓球選手権ホープスの部 優勝
・2015年 東アジアホープス選手権シングルス 優勝 団体 3位
・2015年 チャイニーズ台北ジュニア&カデットオープンジュニア団体 準優勝 ジュニアシングルス 優勝
・2015年カデットの部13歳以下 優勝
・2016年 全国ホープス選抜卓球大会団体 準優勝
・2016年 全国中学校卓球大会 優勝
・2016年 ITTFワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯(U-21) 優勝
・2016年 アジアジュニア卓球選手権団体 優勝 カデットシングルス 準優勝
・2016年 カデットの部14歳以下 優勝
・2016年 世界ジュニア卓球選手権団体シングルス 優勝 ダブルス 準優勝

・2017年 ITTFワールドツアー・インドオープン男子シングルス 準優勝
・2017年 第23回アジア選手権団体 銅メダル
・2017年 ITTFワールドツアー・中国オープンダブルス 準優勝
・2017年 ITTFワールドツアー・チェコオープン男子シングルス 優勝
・2017年 ITTFワールドツアー・ドイツオープンダブルス 準優勝
・2018年 全日本卓球選手権男子シングルスシニア・ジュニア 優勝
・2018年 同大会 男女シングルスシニア 通じて史上最年少、史上初の中学生優勝
・2018年 ジャパントップ12卓球大会 準優勝
・2018年 ITTFワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯男子シングルス 優勝
・2018年 ITTFワールドツアーグランドファイナル男子シングルス 優勝 世界史上最年少優勝
・2019年 LIONカップ第23回ジャパントップ12卓球大会
・2019年 ITTFワールドツアー・香港オープン男子シングルス 準優勝
・2019年 第24回アジア選手権団体 銅メダル 団体シングルス 3位
・2019年 ワールドカップ 準優勝
以上のような素晴らしい成績を収めていますが、見事というほかありませんね。
いよいよ間近に迫ってきた東京五輪では、日ごろ培ってきた素晴らしい技術をそのまま発揮できれば、金メダルは確実に手に入ることと思います。
ぜひ頑張ってほしいと念願しています。
皆さんで大きな声援を送ろうではありませんか。
頑張れニッポン! 最後まで粘って金メダルを勝ち取ろう! ガンバレ張本智和!
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