東京で再び開催される東京五輪2020の開催まで、半年を切りましたね。
今各競技では出場最終選考が盛んにおこなわれ、誰がその出場を決めるのか、注目を浴びています。
オリンピック最大の注目は、何と言っても陸上競技です。
その中でもやはりマラソンが大きな人気を占めていますね。
ハイライトでもあるマラソンで、最後に出ることができるのは誰なのか、ワクワクする毎日が続いています。
ここからは女子マラソンで最後の一人を決めるため、行われた大阪国際マラソンで。見事に優勝した松田瑞生にスポットを当てて、腹筋のすごさやトレーニング、ここまでの経歴やプロフィールなどを主に、見ていきたいと思います。
どんな選手なのか楽しみにご覧ください。
松田瑞生の腹筋トレーニングがすごい?

この松田瑞生には「なにわの腹筋女王」というニックネームが付けられているのをご存知でしょうか?
先ほどお昼のワイドショー番組でも、昨日行われた大阪国際女子マラソンの結果について、報道されていました。
男子選手にも負けないくらいすごい腹筋をしている松田瑞生は、以前行われたマラソン大会で、優勝候補に挙げられていましたが、自分の走りができず、4位の結果で代表に漏れてしまいました。
その時の悔しい思いを胸に秘めて、今回の大阪国際に挑んだのです。
最初から快調に飛ばし、ペースメーカーの選手から抑えてというしぐさをされるほどのスピードで、松田選手はマイペースを崩さず先頭に出て他の選手たちを先導していました。
結局東京五輪代表の目標タイム、2時間22分22秒を大きく更新し、見事に優勝を成し遂げました。
まだ正式に東京五輪出場内定が決まったわけではありませんが、大きく前進したことに間違いありません。
テレビでも流れていましたが、腹筋を鍛える姿は並みの男子選手を超えるほど厳しさが伝わってきましたね。
解説の千葉真子さんからは「松田さんは以前、走る際に顎が上がっていたので重心が後ろにあった。腹筋を鍛えることで顎を上げることなく、前傾姿勢を長時間保てるようになった」と話していました。
男子選手と比べても決して遜色のない素晴らしい腹筋は、この姿勢を保つ上では欠かせないとのことでした。
それを見事に成し遂げての今回の優勝ですので、きっと女子マラソンの代表に決まるのではないかと思います。
大いに期待したいと思っています。
松田瑞生の経歴、プロフィールは?

それではここで改めて松田瑞生の経歴、プロフィールを見ていきましょう。
松田 瑞生(まつだ みずき)は、1995年(平成7年)5月31日生まれで24歳です。
大阪府大阪市住吉区の出身で、身長は158cm、体重は46kgでダイハツ工業に所属している中・長距離走、マラソンの選手です。
先ほどご紹介しましたが、鍛え抜かれた結果つくりあげられた、きれいに割れた腹筋の持ち主で「なにわの腹筋女王」の異名をもつ素晴らしい体幹の持ち主です。
ここまでの経歴をお伝えします。
大阪市立遠里小野小学校から大阪市立大和川中学校を経て、大阪薫英女学院高等学校へ進学しています。
大阪薫英女学院高校在学時には、3年連続で全国高校駅伝に出場しています。
1年生の時は2区を走り、15位でタスキを受けましたが、4人抜きで区間10位の結果でした。
2年生の時には同じ2区を担当、トップから4秒差の2位でタスキを受け、すぐにトップに立ちました。
好走を見せて2位に11秒の差をつけて、見事に区間賞を獲得しています。
チームは総合5位の結果でした。
3年生の時は1区を担当、トップとは8秒差で9位に終わっています。
高校を卒業後、ダイハツ工業に所属、2018年1月の第37回大阪国際女子マラソンに出場、フルマラソン初出場となりました。
その際、20km付近で給水所がありましたが、安藤友香選手がスペシャルドリンクを取り損ねてしまいました。
その時松田選手は自分のドリンクを安藤選手に手渡しました。
この時は松田選手の、スポーツマンシップの素晴らしさが話題となりました。
天満屋所属の前田穂南選手が25km付近でペースメーカーの前に飛び出しましたが、26km付近で松田選手も前に出て追いかけ31km付近で逆転しました。
その結果2時間22分44秒の好タイムで、見事に初マラソン初優勝を成し遂げました。
それにより、MGCへの出場権を獲得しています。
2018年9月には、ベルリンで行われた2度目のフルマラソンに出場、レースに序盤から積極的に飛ばしました。
中間点では前田穂南選手に追い付かれましたが、その後は巻き返し2時間22分23秒の自己ベストを記録して、日本人トップの5位に入っています。
この時の記録が東京五輪2020の、女子マラソン参考タイムとなりました。
そのMGCは2019年9月15日に東京都内で行われました。
この大会は2020年東京五輪女子マラソン日本代表選考レースとなります。
一発勝負的な要素のある大会となりました。
しかしながらこの大会では自分のペースで走ることがかなわず、最終的には2時間29分51秒で4位になり、東京五輪への出場内定は獲得できませんでした。
そして2020年1月26日の大阪国際女子マラソンを迎え、スタートから勢いよくダッシュを見せ、途中ではあまりの速さにペースメーカーの選手から、抑えるように指示されるほど好調さを見せました。
そして最終的には自己記録を更新する2時間21分47秒の好タイムで、見事に優勝しています。
素晴らしい記録が出ましたね。
見事だと思います。
以上、ここまでは松田瑞生の経歴、プロフィールをお伝えしました。
松田瑞生の五輪の出場歴、成績は?

それではここからは松田瑞生の五輪の出場歴、成績を見ていきたいと思います。
これまでオリンピック女子マラソンへの出場経験はありませんでした。
もし出ることができれば、今回行われる東京五輪女子マラソンが、最初の出場となるわけですね。
成績についてももちろん未経験ですので、ここからはこれまで行われたマラソンの成績についてお伝えします。
ここまで4回のフルマラソンに出場しています。
・2018年1月28日 大阪国際女子マラソン 優勝 2時間22分44秒
(初マラソン初優勝、マラソングランドチャンピオンシップ出場権獲得)
・2018年9月16日 ベルリンマラソン 5位 2時間22分23秒 (日本女子トップ)
・2019年9月15日 マラソングランドチャンピオンシップ 4位 2時間29分51秒
・2020年1月26日 大阪国際女子マラソン 優勝 2時間21分47秒(自己記録更新)
以上となっています。
どれも素晴らしい記録だと思います。
今年の夏に行われる東京五輪ですが、すでにご存知の通りマラソンは東京から札幌に会場が変更されました。
暑さ対策としてIOCから変更の要請があって決められましたが、選手にとっては動揺があったことは否めません。
しかし決められた以上は、その会場でベストを尽くして戦わざるを得ませんから、ぜひうまく調整をして、何とか優勝を目指してほしいと思います。
暑さ対策ですがこのところの日本は、どこであっても暑い日があるので、札幌でも決して涼しいとは言い切れません。
選手にとっても大変だと思いますが、何とか日ごろ鍛えた成果を発揮して欲しいと願っています。
日本国中の応援がとても力になりますから、ぜひ大きな声でエールを送ろうではありませんか。
頑張れニッポン! ガンバレ松田瑞生! 最後まであきらめず金メダルを獲得して欲しい!
コメントを残す