プロ野球は現在、自主トレに入っていますが各選手たちは、自分で今シーズンに向けて、1年間働けるような体作りに励んでいる最中です。
日本の選手は主に国内の温かい地方において、自分だけで、あるいは気の合った仲間などと一緒にトレーニングをしているようです。
一方、外国人選手たちの自主トレについては、あまり情報が詳しく入ってこないような気がします。
しかし、それぞれの選手たちは独自の方法で自主トレに励んでいるのではないでしょうか。
ここからは中日ドラゴンズの助っ人として昨シーズンも順調に活躍をした、ダヤン・ビシエド選手について、成績や年俸、その他プライベートに関しても最新情報を交えてお伝えしたいと思います。
どうぞ最後までご覧ください。
ダヤン・ビシエドの経歴、プロフィール、成績、年俸は?

それでは早速ダヤン・ビシエドの経歴、プロフィール、成績、年俸について見ていきましょう。
ダヤン・ビシエド(だやん・びしえど)は、正式な名前は「ダヤン・ビシエド・ペレス」といい、1989年3月10日生まれで現在30歳です。
国籍はアメリカ合衆国、出身地はキューバのビジャ・クララ州レメディオスという地域です。
身長は185cm、体重は108kgの恵まれた体格の持ち主です。
右投右打の一塁手兼左翼手です。
地元のキューバでは、同じ世代のリーグに於いて圧倒的な成績を携えて、15歳の若さで国内リーグデビューを果たしています。
打率は0.405、5本塁打で18打点14盗塁という素晴らしい成績でした。
国内リーグの「セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル」というチームです。
2007年から2008年までは、ナランハス・デ・ビジャ・クララに所属していました。
昔、中日で活躍し現在は中日の巡回コーチとして指導に当たっているオマール・リナレスと比較されるほどの、抜群な才能はかなり注目されていたそうです。
2008年5月にはいかだに乗ってキューバから亡命、アメリカ合衆国のフロリダ半島に上陸しています。
その後、ドミニカ共和国で居住権を得ています。
12月12日にはMLBのシカゴ・ホワイトソックスと、4年で総額1000万ドルで契約を結んで入団しています。
2010年6月20日にワシントン・ナショナルズ戦で21歳でメジャーデビューを果たしました。
2011年、AAA級シャーロット・ナイツで119試合に出場し、打率は0.296、20本塁打、OPSは0.856を記録しています。
このOPSというのはどんな意味があるかを調べてみました。
これは野球独特の言葉で、打者を評価する一種の指標で、出塁率と長打率を足し合わせたものだそうです。
一般的に打者を評価する際は、ランキングは打率を基準にしてきましたが、一部の選手からはこれに疑問を抱いていました。
そこでこれを指標として、セイバーメトリクスの祖であるビル・ジェームズが、ディック・クレイマーやピート・パーマーと共同で開発したそうです。
得点との相関性が高いことで評価が高まったとのことです。
メジャーリーグでは、2000年代以降に普及、現在は打者成績の公式記録でも採用されています。
話をビシエド選手に戻します。
AAA級のオールスターにも選出され、8月26日にはホワイトソックスのカルロス・クエンティン外野手が故障者リスト入りしたため、メジャーに昇格、この年は29試合に出場、打率は0.255、25本塁打、78打点、OPSは0.744を記録しています。
その後は順調にプレーをしていましたが、2015年1月28日には戦力外になり2月4日に解雇されてしまいました。
その後はトロント・ブルージェイズやオークランド・アスレチックスなどとマイナー契約しました。

そして2015年12月1日、NPBの中日ドラゴンズがビシエド選手の獲得を表明しました。
背番号は66に決まりましたが、これは落合博満さんが中日の監督時代につけていた背番号です。
2016年開幕から3試合連続ソロ本塁打を放ちましたが、これは新外国人選手としては史上初という快挙でした。
3月と4月にはセリーグの月間MVPを受賞しています。
外国人枠の野手による来日1年目開幕月受賞は、セリーグ初ということで、素晴らしい記録になっています。
しかしシーズン途中の試合で守備の際、セカンドの高橋周平選手と衝突してしまい、左足首を痛めるアクシデントに見舞われました。
復帰したのは9月13日の広島戦でしたが、スタメンでの起用はなく代打のみで終わってしまいました。
2017年は6月16日の交流戦中、米国市民権取得のためチームを離れています。
手続きが難航したことで、当初は1週間の予定が1か月にもなってしまいました。
その背景にはドナルドトランプ米国大統領の移民政策の転換があるとされていました。
その後8月14日のヤクルト戦では、近藤一樹から右腕にデッドボールを受け、尺骨骨折、シーズン中の復帰が絶望的になってしまいました。
2018年度は8月から急激に調子を上げ、月間46安打を達成しましたが、これは村田修一の持つセリーグ記録に並ぶものでした。
そして8月最後の巨人戦では、ナゴヤドームで巨人の先発メルセデスからレフト前ヒットを放ち、月間安打を47としてセリーグ記録を達成しました。
これは実に素晴らしい記録だと思います。
イチロー選手が持っていた月間最多安打の48には、あと一歩及びませんでしたが、本当に素晴らしいと思いますね。
9月以降も好調を持続し、首位打者と最多安打の2冠を獲得、さらにベストナイン(一塁手部門で)も受賞しています。
2019年度は開幕から4番で起用されることが多く、序盤では内角攻めにあい苦しみました。
しかしその後は調子を上げていき、最終的には打率がセリーグ2位の0.315という結果を残しています。
しかし打点と本塁打数は前年度を下回ってしまいましたが、全試合出場を果たし、両リーグ最多の43二塁打を記録する活躍を見せてくれましたね。
以上、ビシエド選手の経歴、プロフィールをお伝えしました。
ここからは年度別の成績と、獲得推定年俸額を見ていきましょう。
年度/球団名/試合/打数/安打/本塁打/打点/四死球/打率の順にお伝えします。(太字はリーグ最高を示します)
2004-2005/VCL/72/186/44/1/16/11/0.237
2005-2006/VCL/86/323/109/14/58/33/0.337
2006-2007/VCL/90/301/76/8/35/61/0.252
2007-2008/VCL/57/177/52/10/38/33/0.294
2010/CWS/38/104/32/5/13/2/0.308
2011/CWS/29/102/26/1/6/11/0.255
2012/CWS/147/505/129/25/34/0.255
2013/CWS/124/441/117/14/27/0.265
2014/CWS/145/523/121/21/58/37/0.231
2016/中日/119/416/114/22/68/52/0.274
2017/中日/87/332/83/18/49/34/0.250
2018/中日/135/512/178/26/99/66/0.348
2019/中日/143/534/168/18/93/54/0.315
CNS:4年間/305/987/281/33/147/138/0.285
MLB:5年間/483/1675/425/66/211/111/0.254
中日:4年間/484/1794/543/94/309/206/0.303
以上がビシエド選手のこれまでの成績です。
続いて中日で獲得した年俸金額をお伝えします(金額はいずれも推定です)
2016年度 1億7000万円
2017年度 1億7000万円
2018年度 1億7000万円
2019年度 3億円
以上、獲得した年俸推移をお伝えしました。
ここからは獲得したタイトルと受けた表彰をご紹介します。
タイトル:
・首位打者 1回 2018年
・最多安打 1回 2018年
表彰:
・ベストナイン 2回 一塁手部門で2018年と2019年
・月間MVP 3回 野手部門で2016年の3月と4月、2017年の5月、2018年の8月
ビシエド選手の特徴ですが、右にも左にもヒットを飛ばす広角に鋭いライナー性の打球を打てる、貴重な打者です。
本塁打に関してもやはり同じく、広角に打てるという大きな特徴を持っている打者です。
日本のプロ野球投手の特徴でもある、変化球への対応がとても上手なことも挙げられますね。
今後も大いに活躍が期待されます。
ダヤン・ビシエドの応援歌と登場曲は何?
それではビシエド選手の応援歌及び登場曲を見てみたいと思います。
応援歌ですが中日のホームページではテーマ曲として紹介されています。
その曲名ですが「El Mio Tu Si Suenas」という曲だそうです。
どんな曲なのか、あまり聞いたことがないので良く分かりませんでした。
登場曲は以下のようになっています。
2016年 『Action』Def Leppard
2016年 『Flying B』AK-69
2018年~『El Mio Si Suenas』Los Desiguales
以上、応援歌と登場曲をお伝えしました。
ラテン系の曲がお好きなようですね。
ダヤン・ビシエドにはかわいいジュニアがいる?
ここからは少しばかり野球を離れて、ダヤン・ビシエド選手のプライベートを探っていきましょう。
ビシエドさんには奥様と3人のお子さんがいるとのことです。
中日に入団した当初は、ご家族をフロリダに残して単身生活をしていました。
3人目のお子さんが誕生してからは、家族そろって日本に住んでいます。
中日の地元である名古屋市内に住居を構え、お子さんたちも日本のインターナショナルスクールに通っているとのことです。
やはり血筋は争えないと見えて、長男であるダヤン・ビシエドジュニアは現在9歳ですが、名古屋の少年野球チームで野球をしているそうです。
やはり野球の才能があり、チーム内でも活躍をしているとのことです。

名古屋市中区にあるチームで、「大須パンサーズ」というチームだそうです。
お父さんであるビシエド選手はこう語っています。
「(長男の)試合を見に行く機会はまだないが、彼の友だちが映像を送ってくれて、それを見ています。まだ9歳ですが少しずつうまくなっている。日本の野球の練習方法はすばらしい。守備がうまくショートやピッチャーをやったり、キャッチャーも経験している」と、うれしそうに語っていました。
右投左打のジュニアですから、将来は横浜DeNAベイスターズの筒香選手のような存在になるかもしれませんね。
きっとお父さんにとっては、かわいくて仕方がないという感じですね。
これから中学、そして高校へと進みますが、きっと高校野球では名門の学校へ進めるのではないでしょうか。
とても楽しみな存在だと思います。
今年は東京五輪の開催年で、それに伴ってプロ野球の開幕日が速くなるとのことです。
中日ドラゴンズもここ最近はBクラスに留まることが多く、優勝はおろかAクラスにも入ることができない状況です。
今季は何とかAクラスを、さらに上を目指して優勝争いにも加わってほしいと思います。
それにはやはりビシエド選手の活躍に掛かってくると思います。
ぜひ頑張ってほしいと思っています。
皆さんで大きな声でエールを送りましょう。
ガンバレ中日ドラゴンズ! 頑張れビシエド選手、優勝目指して打棒爆発だ!
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