プロ野球パリーグの千葉ロッテマリーンズですが、地元である千葉海上保安部のポスターに、ロッテの選手を起用していることをご存知でしょうか?
実は私も今まで知りませんでしたが、プロ野球選手が一役買っているとのことですね。
このポスターの内容ですが、海難事故や密漁や密航、密輸などの事件情報の通報をする際の通報先として、2000年(令和2年)5月1日から、海上保安庁緊急通報用の電話番号として、「118番」の運用を開始するとのことです。
2010年12月、毎年1月18日を「118番の日」と制定、周知活動を強化しているそうです。
過去においてロッテでは2015年~17年には石川 歩選手が、2018年には井口資仁監督が、そして2019年には藤原恭大選手が起用されました。
2020年は初めて外国選手であるブランドン・レアード選手が、このポスターに起用されました。
ここからはそのブランドン・レアード選手について、経歴、成績と年俸などについて見ていきたいとお9もいます。
それでは最後までじっくりご覧ください。
ブランドン・レアード(ロッテ)の経歴、プロフィールは?

早速ですが、ブランドン・レアード(ロッテ)の経歴、成績と年俸について見ていきましょう。
ブランドン・レアード(ぶらんどん・れあーど)は、1987年9月11日生まれで32歳です。
国籍はアメリカ合衆国で、出身地はカリフォルニア州サイプレスです。
身長は185cm、体重は98kg、右投げ右打ちの内野手(三塁手兼一塁手)です。
出身高校はカリフォルニア州ウエストミンスターのラ・キンタ高等学校です。
その後、州内にあるサイプレス大学に進学しました。
2007年、MLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから27巡目で指名されて入団しました。
2010年まではマイナーリーグなどでプレーをしていましたが、2011年7月18日に晴れてメジャーに昇格、22日には本拠地であるヤンキー・スタジアムでメジャーデビューを果たしています。
2012年8月27日、ヤンキースがヒューストン・アストロズからスティーブ・ピアース選手を獲得したのに伴って、40人枠から外れ放出されました。
同年9月1日付でヒューストン・アストロズに移籍しました。
その後、2013年11月23日にはカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、2014年3月15日にはワシントン・ナショナルズへ移籍しました。
そして2014年11月18日に、NPB北海道日本ハムファイターズと契約が合意されたのです。
2015年は前半戦では打率が2割を下回っていましたが、後半戦では22本塁打を放つ活躍で、最終的にはパリーグ3位タイとなる34本塁打を記録、2016年度契約が確定しました。
2016年度は前半戦から20本塁打、特に5月は12本塁打を放つなど活躍しています。
日本ハムが北海道へ移転後、記念すべき通算500勝目を飾る試合では見事に決勝弾を放つ活躍を見せてくれましたね。
そしてサヨナラ本塁打も3本記録しています。
この年は日本のプロ野球史上初となる、打った本塁打が全部打順が6番以下での本塁打王を獲得しました。
実に素晴らしい活躍ですね。
その2016年はパリーグ優勝を果たしましたが、日本シリーズではセリーグ優勝の広島東洋カープと戦いました。
この日本シリーズでは、第4戦で勝ち越し2ラン本塁打を放ちました。
さらに第6戦でも満塁本塁打を含む3本の本塁打を放つ大活躍で、シリーズを制覇して日本一に輝き、自身も日本シリーズMVPを受賞しています。
2017年は3月にワールド・ベースボール・クラシックに、メキシコ代表として出場し、チームは予選敗退でしたが、3番三塁手で出場し、2本塁打を放つ活躍を見せました。
そのWBSが終了後、開幕した4月にはそれまで4番で打っていた中田翔選手の故障があり、初の4番として出場しました。
その後も大谷翔平や近藤健介ら主力打者の離脱で、3番や4番、5番を打つ機会が増えました。
5月12日には2打席連続本塁打を記録、翌13日には前日の2つの四球を挟んで4打数連続本塁打の、プロ野球タイ記録を達成しています。
これも実に素晴らしい記録だと思います。
9月9日には球団の助っ人では3人目となる「3年連続30本塁打」を見事に達成しました。
しかしその後悲しい出来事に見舞われます。
いとこが10月1日に発生したラスベガス・ストリップでの銃乱射事件で犠牲となってしまいました。
そのため10月4日に急遽アメリカへ帰国しました。
2018年度は120試合で打率は0.233、26本塁打、65打点に終わりました。
その年のオフには日本ハムから自由契約を言い渡されましたが、球団は残留交渉を続けました。
結局日本ハムを退団し、翌2019年1月15日、千葉ロッテマリーンズがレアード選手の獲得を発表しました。
1年契約で年俸は推定で110万ドル、背番号は54に決まりました。
2019年度は千葉ロッテでも活躍し、8月7日には30、31号の本塁打を放ち、ロッテ球団としては2005年の韓国出身 李承燁選手以来14年ぶりの30本塁打に到達しています。
11月2日には2021年までの2年契約で残留が発表されています。
レアード選手の特徴ですが、何と言ってもその長打力には定評がありますね。
さらに守備面でも三塁手として落ち着いた守備で、ここまでチームを助けてきました。
日本に来てからは日本料理、特に寿司が大好物となったそうです。
そのため本塁打を打った時には、ベンチへ戻るとテレビカメラの前で寿司を握るポーズをとり、ファンを沸かせていますね。
このパフォーマンスはそれまで不振に苦しんでいた2015年シーズン途中、白井一幸コーチに招待されて食べに行った寿司店の店主から、レアード選手が依頼されて始めたのだそうです。
最初は白井コーチは「リラックスして打て」という意味でサインにしていました。
しかし調子が一気に上向いたことで冗談半分で「ホームランを打て」というサインにしているとのこと。
日本ハムから千葉ロッテに移籍後は、今までのポーズを変えて、魚を釣り上げて捌くポーズをした後、寿司ポーズに進化しています。
5月からはチームメートの三木亮内野手が、そのレアード選手が握った寿司を食べるジェスチャーをするようになりましたね。
これらの活躍で「北辰水産」とのスポンサー契約を結んでいます。
以上、ここまではブランドン・レアード選手について、経歴をお伝えしました。
ブランドン・レアード(ロッテ)の成績と年俸は?
ここからは、レアード選手の年度別成績をお伝えしたいと思います。
年度/球団/試合/打数/安打/本塁打/打点/四死球/打率 の順にお伝えします。(太字はリーグ最高を示します)
2011/NYY/11/21/4/0/1/3/0.190
2012/HOU/17/35/9/1/4/2/0.257
2013/HOU/25/71/12/5/11/5/0.169
2015/日ハム/143/498/115/34/97/52/0.231
2016/日ハム/143/547/144/39/97/47/0.263
2017/日ハム/137/503/115/32/90/61/0.229
2018/日ハム/120/450/105/26/65/51/0.233
2019/ロッテ/139/487/121/32/89/63/0.248
MLB合計(3年間)/53/127/25/6/16/10/0.197
NPB合計(5年間)/682/2485/600/163/438/274/0.241
以上がこれまでの、レアード選手の年度別成績です。
これを見ますと日ハム時代の2016年の39本を放った、本塁打王が目を引きますね。
素晴らしい成績だと思います。
続いて獲得した年俸推定金額をお伝えしましょう。
すべてNPB時代についての推定金額を示します。
2015年 5000万円
2016年 1億円
2017年 3億円(2年契約)
2018年 3億円
合計 7億5000万円
続いてこれまで獲得してきたタイトル及び表彰についてお伝えします。
タイトル: ・本塁打王(2016年 39本塁打)
表彰: ・ベストナイン 1回(2016年 三塁手部門で)
・月間MVP 2回(2016年5月と2017年5月 野手部門で)
・スカパー!サヨナラ賞 3回(2015年9月と2016年6月と2016年7月)
・日本シリーズMVP 1回(2016年)
以上、ここまではブランドン・レアード選手の成績と年俸をお伝えしました。
千葉海上保安部のポスターに出ているって本当?
冒頭でもお伝えしましたが、ロッテの地元である千葉海上保安部のポスターに、この度ブランドン・レアード選手が、外人選手として初めて起用されたとのことですね。
繰り返しになりますが、改めてその件でお伝えします。
海難事故や密漁や密航、密輸などの事件情報の通報をする際の通報先として、2000年(令和2年)5月1日から、海上保安庁緊急通報用の電話番号として、「118番」の運用を開始するとのことです。
2010年12月、毎年1月18日を「118番の日」と制定、周知活動を強化しているそうです。
過去においてロッテでは2015年~17年には石川 歩選手が、2018年には井口資仁監督が、そして2019年には藤原恭大選手が起用されました。

これまでもロッテの代表的な選手がポスターに起用されてきましたが、明るい性格であるブランドン・レアード選手が起用されたことは、とても良いことだと思いますね。

今までこの118番の日というのは、あまり認知されていなかったのではないでしょうか。
これを機に皆さんに知ってもらえることは、大切なことだと思います。
いよいよ今年は東京オリンピックとパラリンピックが開催されます。
そしてプロ野球もそれに伴って開幕日の日程が、通常の年よりも前倒しになることが発表されました。
今年の注目球団はパリーグにおいては、千葉ロッテマリーンズではないかと思っています。
新しく入団したドラフトの選手たちや、すでに入団2年目を迎えた若手選手の活躍にも、大いに注目されています。
今シーズンはそんな意味からも、パリーグ優勝を狙えるところに来ていると思っています。
選手の皆さんにはぜひ頑張って優勝をしてほしいと願っています。
ガンバレ千葉ロッテマリーンズ! 頑張れブランドン・レアード選手!
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