待望の東京オリンピックとパラリンピックですが、新しく作られた国立競技場も素晴らしいものが完成し、後は来年の本大会を待つのみとなりましたね。
素晴らしい会場でスポーツの祭典が行われる、何だかドキドキしてきませんか。
世界中の国からアスリートたちが一度に集うわけですから、当然期待に胸が躍ります。
特に陸上競技にはとても期待が大きいようですね。
そんな中でもマラソンは陸上の花ともいわれているように、期待が大きい競技の一つといえます。
ここからはその女子マラソンで期待されている、鈴木亜由子に的を絞ってその経歴、プロフィール、五輪出場歴や成績などを最新情報を織り交ぜてお伝えしたいと思います。
どうぞ最後までご覧いただきたいと思います。
鈴木亜由子の経歴は?

陸上競技を始めたのは、地元豊橋市立八町小学校の時でした。
地元にある陸上クラブに所属して陸上をしていたそうですが、豊橋市立豊城中学へ進学したときは、陸上部がなかったため、バスケットボール部に入部しています。
中学2年生の時、岐阜県長良川陸上競技場で、第32回全日本中学校陸上競技選手権大会がありました。
その大会で鈴木は800mと1500mに出場し、共に見事に優勝しました。
翌年、中学3年の時も香川県で第33回全日本中学校陸上競技選手権大会がありました。
その大会では1500mに出場しこれまた優勝を遂げています。
2年連続での制覇ですから素晴らしいと思います。
一方、駅伝大会においても活躍しました。
2006年と2007年、皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会に出場、いずれも3区を担当し、見事に区間賞を獲得しました。
高校は県内でも有数の進学校、愛知県立時習館高校に進学しました。
しかし高校在学中に陸上部で本格的に取り組みましたが、2度に渡って甲の疲労骨折を発症、手術を受けました。
その後3年で復帰したとき、奈良県で開催された、平成21年度全国高等学校総合体育大会では、陸上女子3000mに出場し、8位に入賞しています。
この大会後「家族や先生が私を支えてくれました」とのコメントを残しています。
大きなけがで休んでいた時、周りの人への感謝が出来たのではないでしょうか。
人生において、いい時もあれば不遇に泣くこともあります。
そんな時は家族や友人や先生などの支えが、大きな希望と力となると思います。
それを味わうことができたのですから、ある面素晴らしい経験を積んだことだと思いますね。
そして2010年には名古屋大学経済学部に進みました。
その大学に入ったわけは「男子選手と一緒に練習できる環境があったからです」と述べています。
1年の時、2010年世界ジュニア陸上競技選手権大会に日本代表メンバーとして選出されています。
この大会では女子5000mに出場し、5位に入賞しています。
2年と3年の時には日本学生陸上競技対抗選手権大会(インカレ)に出場、女子5000mを連覇する快挙を成し遂げています。
これも実に素晴らしいことだと思いますね。
2013年の第27回夏季ユニバーシアード(ロシア・カザン)でも日本代表メンバーに選出され、女子10000mでは見事に金メダルを獲得しました。
しかも5000mでも銀メダルを獲得しています。
これまた素晴らしい活躍ぶりですね。
名古屋大学卒業後2014年4月に日本郵便へ入社しました。
同年に結成された日本郵政グループ女子陸上部には、第1期生として参加しています。
2015年新潟スタジアムで行われた、第99回日本陸上競技選手権大会では、女子5000mに出場し3位に入賞しました。
この結果、中国北京で開催の、第15回世界陸上競技選手権大会に日本代表メンバー入りを果たしています。
その世界陸上では女子5000mで決勝まで進み、8月30日の決勝では頑張った末、日本歴代5位となる自己ベストタイムの15分08秒29で、9位に入っています。
同年9月の第63回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の女子10000mでは、31分48秒18で、見事に優勝を成し遂げています。(2016リオデジャネイロ五輪参加標準記録を突破)
2016年1月の皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会では、9区でアンカーを務めています。
8区からタスキを受けた時は4位でしたが、9区でこれを逆転し愛知県代表として見事に初優勝に貢献しました。
1分37秒差を逆転したことになりますが、素晴らしいと思います。
6月の第100回日本陸上競技選手権大会では女子10000mに出場し、31分18秒73という好記録で見事に初優勝しました。
また女子5000mでも15分24秒47で2位に入っています。
これによりリオデジャネイロ五輪の女子10000mと5000mの日本代表選手として選出されました。
五輪において、2種目での代表を獲得したことは素晴らしいと思います。
そして同年8月に開催されたリオデジャネイロ五輪では、女子10000mは左足の違和感により残念ながら欠場しています。
4日後の5000mには出場しましたが、予選で他の選手と接触するアクシデントにより、脛を流血してしまいました。
その影響からか4000m過ぎて先頭集団から脱落し、結局12着に終わり、決勝への進出はなりませんでした。
11月27日の全日本実業団女子駅伝では2区を走り、チームの初優勝に貢献しました。
2018年8月26日の北海道マラソンでは女子の部でフルマラソンに挑戦しました。
これは生涯初となるフルマラソンでした。
このレースで頑張った結果、32km過ぎで先を行く谷本観月(天満屋所属)を抜き去り、その後は独走状態で2時間28分32秒で見事に優勝しました。
初のフルマラソン優勝でしたが、同時にマラソングランドチャンピオンシップ東京への出場権を獲得しました。
そのマラソングランドチャンピオンシップ東京は、2019年9月15日に行われ、2位に入る快挙で見事に、東京五輪2020女子マラソン出場に内定しました。
おめでとうございました。
素晴らしいレースでしたね。
東京五輪本番でも大いに活躍を期待したいと思います。
以上、ここまでは鈴木亜由子の経歴をお伝えしました。
どれも素晴らしい内容だったと思います。
鈴木亜由子のプロフィールは?
それではここで鈴木亜由子のプロフィールを見ていきましょう。
鈴木亜由子(すずき あゆこ)は、1991年(平成3年)10月8日生まれで27歳です。
愛知県豊橋市の出身で、身長は154cm、体重は38kgと小柄です。
専門は長距離走とマラソンで、所属先は日本郵政グループとなっています。
愛称は「あゆ、あゆちゃん」だそうでかわいらしい愛称ですね。
学校など、詳細については先ほどご紹介しましたので、ここでは割愛させていただきます。
以上、鈴木亜由子のプロフィールでした。
鈴木亜由子の五輪の出場歴、成績は?
それではここからはオリンピックへの出場歴や、各大会の成績をお伝えしましょう。
オリンピックは2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場しました。
女子10000mと5000mにエントリーしていましたが、先ほどもお伝えしたように、10000mでは左足の違和感により残念ながら欠場しています。
そして5000mでも予選で他の選手との接触もあって、残念ながら予選で敗退という結果に終わっています。
せっかくのオリンピック参加でしたが、残念な結果に終わっています。
ここからは他の各大会での成績を、年代別にまとめてお伝えします。
なお成績は3位以内のものだけお伝えします。
・2013年 ユニバーシアードカザン大会10000m 金メダル
・同大会5000m 銀メダル
・2014年 国際千葉駅伝 日本代表2区 1位
・2014年 第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会5000m 2位 15分14秒96
・2015年 第99回日本陸上競技選手権大会5000m 3位 15分24秒14
・2015年 第63回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会10000m 1位 31分48秒18
・2016年 ペイトン・ジョーダン招待陸上2016 10000m 1組 3位 31分18秒16
・2016年 皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 愛知県代表9区 優勝
・2016年 第100回日本陸上競技選手権大会5000m 2位 15分24秒47
・同大会 10000m 1位 31分18秒73
・2018年 北海道マラソン 優勝 2時間28分32秒(初マラソンで初優勝)
・2019年 マラソングランドチャンピオンシップ東京 2位 (東京五輪2020女子マラソン代表に内定)
以上、ここまでの主な大会での成績をまとめてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
どの大会でも素晴らしい活躍を見せてくれましたね。
今まであまり注目されていませんでしたが、実力者としてここまで頑張ってきた選手ですね。
東京五輪でも大いに活躍してほしいと思います。
さあすぐそこまでやってきた東京五輪ですが、気がかりなのは暑さとどう戦っていくか、ということではないでしょうか。
なにもこんなに暑い季節にやらなくてもいいのではないか。
そう思ってしまうほど過酷なレースとなりそうですね。
しかしせっかくの自国開催ですので、地元の利を生かしてぜひとも優勝してほしいと思います。
当日は少しでも好コンディションで走れることを願っています。
そして何より大きな力となるのは、国民を挙げての大きな声援だと思います。
皆さんで大きな声でエールを送りましょう。
ガンバレ日本! 最後まであきらめずガンバレ、鈴木亜由子!
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