令和時代の幕開けとなる「大相撲夏場所」が5月12日をスタートして、26日までの15日間の熱き戦いが始まりますね。
両国国技館周辺では、すでに準備がなされているようです。
特に5月場所は三社祭も迫ってきており、夏の始まりを思わせてくれるいい季節になりましたね。
夏場所の活躍を目指して各部屋の力士たちは今懸命に稽古を重ねているようですが、相撲ファンには楽しみな季節がやってきました。
今場所の注目力士としてはまず筆頭には、新大関に昇進した貴景勝関の活躍ぶりを上げることができますね。
新大関としてどんな相撲を見せてくれるでしょうか。
そして次に注目しているのは先場所惜しくも大関の位置から陥落してしまった、関脇栃ノ心関がカンバックできるかということです。
今場所10勝以上上げれば再度大関の位置にカンバックできますので、ぜひ頑張ってほしいと思っています。
ここからはその栃ノ心に的を絞って見ていきたいと思いますので、しばらくの間お付き合いください。
栃ノ心は大関にカンバックできるか?
大相撲ファンである私としては、新大関の活躍はもちろん期待していますが、それ以上に栃ノ心関について関心を持っています。
あの力強い取り組みで大関を勝ち取って以来けがなどによってカド番を迎えざるを得ず、先場所惜しい負け越しで関脇に陥落してしまいました。
過去において大関の位置から関脇に落ちて再びカンバックすることができた力士は、それほど多くいないとのことです。
やはり一度関脇になってしまうと次の場所での二けた勝利は、難しいことと思います。
しかしせっかく大関まで登ったわけですから、もう一度何とかカンバックしてほしいところですね。

新しい治療法は成功するか?
ところでその栃ノ心関ですが新聞の報道によれば、右足のうっ血を防ぐためいろいろな治療をしているそうですが、「ヒル」を使って血を吸わせる治療を行っているとのことで、びっくりしています。
もともと右ひざに古傷を抱えていましたが、今までももちろんいろいろな処方で改善を図ってきたそうです。
マッサージや電気療法、鍼治療などを繰り返し行ってきました。
しかしなかなか思うように良くならなかったそうで、何か目新しい治療なないものかと相談していたそうです。
そこで思いついたことは、患部にヒルを載せて悪い血を吸わせることで、腫れを防ぐとのことでしたが、ちょっと驚きでした。
5日に右のふくらはぎ内側と右足の甲の2か所を行いました。
ヒルは吸血動物として知られていますが、細くて小さな体ですが思いっきりたくさんの血を吸うことで小さな体がパンパンに膨れ上がるほどだそうです。
大きく膨らんだヒルですが最後は勝手にポトリと落ちたそうで、その治療を施した後は具合がよくなるとのことでした。
栃ノ心は稽古の好調を維持できるか?
その新しい治療を行った効果でしょうか、その後の稽古では好調な取り組みを行うことが出来たそうです。
春日野部屋から出羽海部屋へ出げいこに行き御嶽海関や碧山関、さらには栃煌山関などとのけいこを行いました。
13番の取り組みをし、8勝5敗と好結果を得ることができたそうです。
いつも悪い結果になるのは立ち合いで上半身が反り返ってしまうことです。
この稽古ではその悪い癖を直すことを心がけ、あまり力むことなく強く踏み込んで、いつもよりも低い態勢で前に出る相撲を取ることができました。
栃ノ心関は「左の踏み込みがもう少しできれば、左で前まわしに手が届く」と明るい表情で話をしていたとのことです。
そしてさらに「調子はいい。しかしそういっていながら負けてしまったら、アイツは口だけだというんでしょ」と冗談も出るほどの明るい表情でした。
先場所の”負け越したら大関陥落”というあの重苦しさから解放されたことと共に、新しい治療法を見つけることができて効果が期待できることが、明るい気持ちになっていると思います。
この夏場所はそんな意味からいっても栃ノ心関にとっては、良い場所になるのではないでしょうか。
あの力強い相撲が再び取れるようになれば、10勝はおろか優勝争いも決して夢ではなくなります。
稽古で力強さを発揮できたわけですから、それを本番でも持続してほしいと願っています。
栃ノ心関の親方である春日野親方も、きっとその栃ノ心関の復活ぶりに大いに期待していることと思います。
もともと地力のある力士ですので、5月場所の初日から前半のの相撲内容次第では、きっと大関にカンバックできると思っていますので、私もテレビ桟敷で応援したいと思っています。
頑張れ栃ノ心関! 優勝目指して再び大関にカンバックを!
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