開幕から早くも1か月が過ぎようとしているプロ野球ですが、セリーグにおいては読売巨人軍が圧倒的な強さで首位を独走中ですね。
開幕前の予想では、打撃は十分通用するであろうと予想されていましたが、抑え投手にやや不安がありました。
大幅な補強によって打撃面での選手たちの活躍には、やはり相当な効果を見ることができます。
しかし試合を決定づける抑え投手が昨年に比べて劣っている気がします。
その抑えをまかされていた新外人のクック投手はひじの故障とのことで、1軍から2軍での調整を余儀なくされてしまいました。
思わぬ展開になったわけですが、ここで新しい戦力として若手の抑え投手が出てきたことに、巨人軍の選手層の厚さを伺うことができます。
その投手の名前は「中川皓太」選手です。
ここからはその中川皓太投手について最新情報と共にどんな選手なのかを見ていきたいと思います。
中川皓太の成績は?
それでは改めて中川皓太選手のプロフィールから見ていきましょう。
中川皓太(なかがわ こうた)選手は、1994年(平成6年)2月24日生まれで今年で25歳です。
大阪府富田林市の出身で、身長が183cm、体重は86kgと恵まれた体格をしている左投げ左打ちの投手です。
背番号は「41」を付けています。
野球は小学3年生の時から始めたそうで、「ジュニア金剛」というチームに所属していました。
中学に進学後は「富田林ブルーウエーブ」というチームに所属しています。
高校は広島県の山陽高等学校で、県大会では最高で準優勝だったため、残念ながら甲子園には出ることができませんでした。
そして東海大学に進学し入学後、早くも1年生の春からリーグ戦に出ていたとのことです。
大学生となってからその才能が開花したようですね。
4年生の時には明治神宮野球大会でベスト4に入りました。
リーグ戦での成績ですが、通算で16勝1敗との好成績を上げ、防御率も1.31という立派な成績を上げています。
防御率が1点代ということですが、投手としてこれは素晴らしい成績だと思います。
その活躍を見た巨人のスカウトから2015年秋のドラフト会議で、7位ではありましたが指名を受け、契約金は3000万円、年棒が800万円で契約を交わすことができました。
2016年にキャンプでは1軍に交流していましたが、入団後、開幕直後に2軍に降格してしまいました。
2軍での調整もうまくいき、同年9月15日に行われたイースタンでの楽天戦では、見事に完封勝利を挙げアピールできました。
その活躍ぶりを見て1軍に昇格することができ、9月23日の横浜DeNA戦でプロ入り後初登板をしました。
しかしその試合では2本の本塁打を打たれてしまい、1回を3失点という残念な結果に終わってしまいました。
ここまでの成績を見てみますと、2016年は2試合に登板しましたが、勝敗には無関係でした。
しかしファームでは活躍をしましたね。
イースタンリーグでは14試合に登板し、6勝1敗で防御率は2.49と立派な成績を上げました。
さらにファームの日本選手権では3番手で登板し、見事に抑えたことで勝利投手となり、21年ぶりという巨人軍ファーム日本一に貢献したことは素晴らしいことだと思います。
2017年は18試合に登板、こちらも勝敗には無関係でした。
2018年は30試合に登板し、1勝0敗1セーブ3ホールドで奪三振数が31、防御率は5.02との成績を上げています。
そして2019年になってからは9試合に登板し、1勝0敗3ホールドで奪三振数が9、防御率は0.00との好成績を維持しています。

中川皓太の球種と最高球速は?
それでは中川皓太投手の球種はどんなものがあるのか、そして最高球速はどうかを見ていきましょう。
球種と球速については特に詳しく出ていませんでしたが、以前投げていたフォームよりもややスリークウォーター気味に変えたことで、ストレートのキレや変化球についてもブレーキが利くようになって、状態が安定しているとのことです。
この投げ方ですが、かつて巨人で大活躍をした斎藤雅樹投手を思い出しますが、本当に安定感のある投手でしたね。
斎藤投手同様に安定感がありますので、恐らく実際の球速以上に打者の手元でキレがあり、抑えることができていると思います。
中川皓太は巨人で抑え投手として活躍できる?
現在巨人軍では抑え投手が不在となっていますので、逆に言えば若手投手にとってはチャンスでもありますね。
現在まだ得点を与えていないこともあり、この調子を続けていければ、正式に抑えとしての役割も十分果たせることと確信しています。
一番要求される精神面でも、中川投手は十分鍛えられているような気がしますので、見ていても安心できます。
今後、場数を踏むことにより、さらに気持ちを強く持って相手打者に向かっていくことができますから、たとえ何度か失敗しても、将来のためにはある面、目をつぶっていくことも大切なことだと思います。
ご存知の通り、巨人軍はここ数年来、リーグ優勝から遠ざかっています。
広島相手に昨年まで痛めつけられていましたが今季はこれまでと違い、自信を持って戦っている気がします。
この好調をどこまでも維持し、さらに躍進を遂げるためにも若い抑え投手は絶対に必要不可欠な存在です。
中川皓太投手にとって今年は大きく飛躍出来るシーズンではないかと思います。
巨人軍の新守護神として大いに活躍を期待したいと思っています。
ガンバレ読売ジャイアンツ! 頑張れ中川皓太投手! 巨人の抑えは君に任せた!
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