第91回選抜高等学校野球大会は4月3日に決勝戦が行われ、愛知の東邦高校が千葉の習志野高校を6対0で下し、5回目の優勝を果たしました。
しかも平成が始まった年にも優勝をしましたので、まさに平成の始まりと終わりに優勝をしたことになりましたね。
これは素晴らしい快挙といわざるを得ません。
東邦高校の選手の見事な優勝は、今後「令和」時代に変わってからしばらくたった後、平成時代の良い思い出としてこれから長く語り続けられることだろうと思います。
ここからはその東邦高校の活躍ぶりと、決勝戦で惜しくも涙をのんだ習志野高校の健闘ぶりを振り返ってみたいと思います。
2019年春の選抜優勝校は東邦高校に決定!
最初にこの決勝戦の両校の先発メンバーをお伝えします。
先攻の習志野高校は1番センター 根本翔吾君、2番レフト 竹縄俊希君、3番ショート 角田勇斗君、4番ファースト 桜井亨佑君、5番ライト 高橋雅也君、6番ピッチャー 山内翔太君、7番キャッチャー 兼子将太朗君、8番サード 和田泰征君、9番セカンド 小沢拓海君、以上が先発メンバーです。
後攻の東邦高校は1番センター 松井涼太君、2番セカンド 杉浦勇介君、3番ピッチャー 石川昂弥君、4番ショート 熊田任洋君、5番ファースト 長屋陸渡君、6番レフト 吉納 翼君、7番ライト 坂上大誠君、8番キャッチャー 成沢巧馬君、9番サード 山田航大君、以上が先発メンバーです。
1回の表、習志野の攻撃は1番根本がセンター前へヒットで出塁しましたが、2番の竹縄がバントをしましたが失敗しダブルプレー、3番の角田は見逃しの三振で0点に終わりました。
1回の裏、当方の攻撃は1番松井がセンターフライで1アウト、2番杉浦はストレートのフォアボールで1塁へ、3番の石川がフルカウントまで粘った末、センターへの見事な先制2ランホームランを放ちました。
続いて4番熊田はライトフライで2アウト、5番長屋はセンターへのヒットで1塁へ、6番吉納は2-1からライトへのタイムリースリーベースを放ち1点追加となりました。
7番坂上はセンターフライで3アウト、当方は初回に見事に3点を先制しましたね。
2回表習志野の攻撃は4番さくらいはサードへのファウルフライで1アウト、5番高橋はサードゴロに倒れて2アウト、6番山内はセカンドゴロで3アウト、三者凡退で0点に終わりました。
5回の表まで両校無得点が続き、5回の裏に東邦が追加点を挙げましたがその内容は、9番山田がピッチャー強襲の内野安打でノーアウト1塁へ、ここで習志野のピッチャーは山内から飯塚脩人に交代しました。
続く1番松井は見事に送りバントを成功させました。
2番杉浦は空振りの三振で2アウト、続く3番石川がこの日2本目となる見事な右中間への2ランホームランで2点追加し、この試合を決定づける活躍をしました。
更に東邦は8回裏にも1死3塁で5番長野がライトへ犠牲フライで1点を追加してダメ押しをしました。
そして9回の表、習志野の攻撃は8番和田がセカンドゴロで1アウト、9番小沢はファーストへのファウルフライで2アウト、1番根本はサードゴロに倒れ3アウトで、習志野は最後までホームベースを踏めず完封負けで、惜しくも準優勝に終わってしまいました。
この試合は、東邦高校のエースである石川昂弥君が9回を97球で、習志野に対して2塁を踏ませない好投を見せて3安打無四球無得点で完封し、打っては2本のホームランで4打点を上げるなど、投打に大活躍をして東邦高校の5回目の優勝に大きな貢献をしましたね。
この大活躍ぶりでこの春の選抜大会を締めくくったわけですが、素晴らしい大会であったと思います。

平成最初と最後の優勝を果たす!
試合開始から1時間半で決勝戦が終わりましたが、見ごたえのある試合だったと思います。
決勝戦での甲子園球場の観客数は、公式発表では27000人とのことですが、とてもいい試合を見ることができたのではないでしょうか。
そして今大会で優勝した愛知の東邦高校ですが、1989年の平成時代最初に行われた第61回選抜高校野球大会でも優勝しているとのことで、30年ぶり5回目の優勝を平成時代最後に飾ったことになりますので、これも珍しい記録であり、高校野球ファンはもちろんのこと、多くのスポーツファンにもいつまでも語り続けられ、記憶にのこる素晴らしいことだと思います。
愛知県勢の優勝では2005年の第77回で優勝した「愛工大名電校」以来だそうです。
一方、千葉の習志野高校は決勝戦まで素晴らしい戦いを繰り広げ、千葉勢では初めてとなる優勝を目指しましたが、当方のエース石川投手に抑え込まれてしまいましたね。
しかしここまでの闘いぶりには大きな拍手をしたいと思っています。
私も関東圏に住む一人ですので、なんとか習志野高校には初優勝をしてもらいたいと念願していました。
しかし残念ながらその夢は果たせませんでしたが、きっとこの春に経験したことは、今年の夏の選手権大会でも大いに活躍が期待できることと思っています。
下を向くことなく堂々と千葉県に戻ってほしいと思います。
昨年夏に大フィーバーを起こした大阪桐蔭高校と惜しくも準優勝に終わった秋田県代表の金足農業高校同様、今選抜大会での優勝校である東邦高校と、最後まで必死に試合に臨んでいた習志野高校の選手の皆さんに、大きな拍手をしたいと思います。
両校の選手たちには今年の夏も甲子園球場に戻ってきて、素晴らしい試合を見せて欲しいと願っています。
私も高校野球が大好きな一人として、これからも応援を続けていきたいと思っています。
素晴らしい感動をありがとうございました。
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