大相撲も3月場所を迎えましたが初日から熱い戦いが始まりましたね。
大相撲ファンならずともその話題には注目をしていることと思います。
そんな中でも中堅力士たちの活躍に期待するファンもかなり多いのではないでしょうか。
色々なタイプの相撲を取る力士の中にあって、この力士の大きな体には、今更ながら驚きではないかと思います。
その力士ですがみなさんご存知の「逸ノ城」関ですね。
大型力士が増えてきている現状にあって特に目を引く体重ですので、注目せざるを得ません。
ここからはその「逸ノ城」関のことにスポットを当ててみていきたいと思います。
逸ノ城の体重の推移は?
それでは早速ですが「逸ノ城」関の体重を順を追ってみていくことにしましょう。
逸ノ城関は現在の体重が公証で226kgということですが、以前はどのくらいの体重だったのでしょうか。
日本相撲協会のHPで調べてみましたが、残念ながら過去の体重については載っていませんでした。
しかし入門当時に比べて、年を追って増えてきていることは間違いないと思います。
相撲を取る上であまりにも体重が増えてしまうと、左右の動きが緩慢になり、とっさに身をかわすことが難しくなるので、ほどほどの体重を維持すべきではないかと思います。
ここ最近の各場所ごとの取り組みを見ていると、新入幕をした時のあの破壊力は、すっかり影をひそめてしまいましたね。
あの場所では力強さと共にじっくり相手の動きを見て、投げ技にもキレがあった気がします。
しかしそれ以来、体重がだんだん増えてきて、自分の体重であっても重さを持て余しているような感じがしてなりません。
押し相撲に徹しているわけでもなく、四つに組んだ時もあまり自分から仕掛けていかず、ただじっくりと構えているだけという感じで、見ていてもどかしい思いを何度もした記憶があります。
なんでもっと自分から推すなり投げるなりしないのか、じれったい思いがするほどでした。
おそらく対戦相手力士にとっては、あの重たい体重があるのでちょっとやそっとでは動かないと嘆いているのに、なぜじっとしているのか、まだまだ力を出し惜しみしている感じです。

逸ノ城の現在の体重がヤバい?
日本相撲協会での発表では堂々の体重チャンピオンです。
第2位の魁聖関の204kgを22kgもオーバーしています。
巨体が動くとまるで岩が動いている、そんな感じがするほどです。
私たちも実際すぐそばで見たら、驚きのあまり声も出ないのではないかと思います。
一体どこまで体重が増えていくのか、他人ごとではありますが気になるところですね。
逸ノ城はなぜこんなに太ったの?
ではなぜ逸ノ城関はこれほど太ったのでしょうか、原因を探っていきましょう。
モンゴル出身の逸ノ城関ですが、モンゴルに住んでいた時はいわゆる遊牧民として首都のウランバートルから400kmも離れた草原で羊やヤギを飼いながら移動して生活をしていたそうです。
毎日馬の生乳を2リットル飲んでいたためどんどん体が大きくなりました。
そしてその大きな体を生かしてモンゴル相撲に親しんでいたそうです。
14歳の時にはアルハンガイ県の大会で優勝もしました。
そして2010年には鳥取城北高校相撲部に入り石浦監督の指導の下相撲留学をしてめきめき力を発揮します。
当時から立派な体重だったそうですが、特に太ももの太さには目を見張るものがあったそうです。
高校生時代は我慢することが一番で遅刻することが日常だったモンゴル時代とは感覚的に違うことを覚えました。
石浦監督からはしこやすり足を嫌というほど繰り返すように教えられましたが、相撲の基本であるこの稽古をすることが大切であるとのことです。
何事もそうだと思いますが、基本をおろそかにしていては決して上達しないということですね。
基本の稽古を続けているとくたくたに疲れ、その上で体が欲するまま食べたいだけ食べることによって、当然眠くなるわけで、眠たくなったら眠りたいだけ眠ることが、相撲取りにとっては健康的な生活であるとのことです。
今の逸ノ城関はこの石浦監督から教わったことを、いつも思い出して稽古に励んでいるとのことです。
今場所の逸ノ城関は西前頭四枚目で、3月10日の初日には東前頭五枚目の千代大龍関を突き落としで下し、1勝0敗と幸先の良いスタートを切りました。
この調子で前半を頑張って、勝ち越しを目指して、さらには二桁勝利をぜひ狙ってほしいと思います。
どんな状況でも最後まであきらめず勝利をつかむ心意気を見せて欲しいと願っています。
頑張れ逸ノ城関! 再び三役入りを目指してほしい!
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