2018年もあと残りわずかになりましたが、この暮れにきてプロ野球界に衝撃が走りました。
西武ライオンズから、FAで読売ジャイアンツに移籍した炭谷銀仁朗選手の人的保障として、長年巨人軍で活躍してきた、内海哲也投手が選ばれて西武ライオンズへ移籍が決まりました。
このニュースを聞いて特にジャイアンツファンの驚きは、今年一番の衝撃となったようです。
まさかあの巨人生え抜きの内海哲也選手が、人的保障で移籍するなんて思ってもいなかった人も多かったようで、これでまた巨人ファンが減るのではないかと予想されます。
今まで噂では多少ベテラン陣のプロテクト外し名簿などで、多少出ていましたが、現実を突きつけられて、びっくりしたのが本音ではないかと思われます。
ここで改めて内海哲也選手について、詳しい人柄などを見ていくことにしましょう。
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内海哲也選手の生い立ちと野球歴は?
内海哲也は1982年(昭和57年)4月29日生まれで、京都府城陽市の出身で、身長は186cm、体重は95kgの左投げ左打ちでポジションは投手です。
幼少時代は昔読売ジャイアンツに所属していた、祖父の内海五十雄さんから野球を教えてもらったそうです。
中学校では3番手のピッチャーを務めていました。
高校は野球の名門校でもある「敦賀気比高等学校」へ進学し野球部に所属しましたが、左腕のエースとして活躍し注目を浴びました。
特に3年生の時、惜しくも夏の福井県予選大会では決勝まで行きましたが、福井商に2対3で惜敗しあと一歩で甲子園出場はなりませんでした。
当時は阪神タイガースのスカウトから「高校生ではあの球は打てない」との評価を受けた、落差の大きいカーブと、最速144km/Hの速球を武器として、三振の山を築き「北陸のドクターK」の異名をとりました。
社会人の時代は東京ガスに進みましたが、当時は「香月良太」「森大輔」選手とともに「三羽ガラス」とも呼ばれていました。
2003年には第74回都市対抗野球大会にシダックスの補強選手として出場し、準優勝に貢献しました。
そして同年のプロ野球ドラフト会議で巨人軍が自由獲得枠で交渉権を獲得、晴れて読売巨人軍の一員となり、背番号は祖父が昔付けていた「26」に決まりました。
2004年度は2軍で9勝をマーク、イースタンリーグの最優秀防御率を獲得し、一軍の初先発も経験しました。
2005年以後、読売ジャイアンツで先発ローテーション入りをし、貴重な左腕のエースとして、計15年間にわたって巨人を支えてきました。
そして2018年12月20日に突然西武ライオンズへの移籍が決まり、早速新ユニフォームを着て記者会見を開きました。
席上、巨人軍のチームメートから、みんな寂しいと言ってくれたことを挙げ、感謝するも、決まった以上は、西武ライオンズの一員として頑張るとの自覚をのぞかせました。
後輩たちをよく面倒見ていたことは、テレビの特番でもよく知られているところで、今は引退した山口哲也投手たちとの触れ合いを見たことがありますが、野球に真摯に取り組みつつも人間として温かい心の触れ合いを見させてもらい、感動したことを覚えています。
以上、内海哲也選手の生い立ちから今日までを、速足でお伝えしましたが、いかがでしょうか?
来年からは西武ライオンズの左ピッチャーの先陣を切って、パリーグの覇者になって日本一を目指してほしいと思っています。
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西部ライオンズの内海哲也に対する期待度は?
それでは今回の西武ライオンズがなぜ内海投手の獲得を目指したのか、そこを見ていくことにしたいと思います。
12月20日にハワイで行われた優勝旅行から帰国、待ち構えていた記者団に対して、西武ライオンズ監督の辻さんは、このように語ったそうです。
パリーグの強打者を翻弄できるか?
「左投手の菊池雄星が抜けることになった中、経験十分の即戦力として、振ってくることが多いパリーグの打者に対して、かわす技術も持っている」と談話し、内海投手へかける大きな期待をかけていることを明らかにしました。
最近の内海投手は巨人軍内では昔ほど多く起用されることはあまりなくなってきた気がしますので、ここは心機一転、西武の辻監督の期待にも十分こたえられることと思います。
さすがに球速自体は往年の全盛期時より若干衰えてきたことは否めないところですが、打者のうち気をそらして打ち取る技術は抜群ですから、そこを大いに生かしてこんごの活躍を期待しているものと思いますね。
西武ライオンズは今年パリーグを制しましたが、残念ながらクライマックスシリーズファイナルでは、ソフトバンクホークスに負けてしまいました。
その後のライオンズファンにたいするあいさつでは、辻監督は悔しさを顔中に表して涙を流し、来年こそ雪辱をとの思いが伝わってきましたね。
それを実現できるかどうかは、ひとえに内海哲也投手の出来いかんにかかってくる、といっても決して過言ではありません。
来年は内海哲也のFAだがどうなる?
そしてもう一つ注目したい点は、来年2019年に内海投手はFAの資格を取得できることですが、その時自分自身の態度をどのように示すかが注目されています。
巨人にまたカンバックすることも、ルール上は可能だそうですから、再びあのYGの帽子とユニフォーム姿に戻るのか、それとも西武ライオンズの一員として最後まで勤め上げるのか、注目していきたいところです。
西武ライオンズに残ってパリーグ連覇を期待?
私の希望としては、せっかく西武ライオンズから熱い支援を得ての移籍となったわけですから、これから投手生活を終えるその時までは、ぜひともライオンズのままでいてほしいと思っています。
やはりプロ野球の選手というのはファンがあってのお仕事ともいえますので、その熱い声援をもらっている間は、最後まで貫いてほしいと熱望しています。
そしてできることならパリーグで連覇をして、日本シリーズでセリーグの優勝をするであろう巨人軍と戦って欲しいと願っています。
きっと内海哲也投手であれば、同じ思いであると確信しています。
頑張れ西武ライオンズ、そして内海哲也投手のこれからの活躍を祈っています!
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